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【ワレコの解説】日本酒の正しい選び方【純米酒がお勧め】

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写真 日本酒の蔵元で利き酒をしている女杜氏職人さんか!?

ワテの場合、日本酒が好きだ。

当記事では、自称、日本酒達人のワテが、日本酒初心者の人向けに美味しい日本酒を選ぶには最低限これを覚えておけば良い知識をお知らせしたい。

それさえ覚えておけば、お店で日本酒を飲む時も、スーパーで日本酒を買う時も、迷わずに自分の好きな日本酒を選べるようになるだろう。

では、本題に入ろう。

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日本酒は美味い

皆さん、日本酒の美味さを知っている?

ビールやワインは飲むが、日本酒が苦手という人は多い。

悪酔いするとか、二日酔いになるとか。

 

大体そういう人は、若い頃、コンパで安っすいウイスキーや日本酒やビールを一気飲みして、意識無くなってゲロゲロ吐いてぶっ倒れて、その後、二日酔いで頭痛に襲われてそれ以来日本酒は全く飲めないとか、そういう人だろう。ワテやがな。

日本酒嫌いになる典型的なパターンだ。

 

日本酒の原料は米だ。

日本人の主食は米だ。

米が原料の日本酒が日本人の体質に合わない訳が無い。

良く合って当然なのだ。

 

しかし、日本酒初心者の人は、どんな種類の日本酒を飲めば良いのか注意が必要だ。

何でもかんでも飲んでいると、確かに悪酔いする場合がある。

お酒と言うのは、

酒は百薬の長

と言う諺が有るように、自分に合った量を適度に味わう事は健康にも良いのだ。

ここでは、ワテ流の日本酒を美味しく味わうコツを紹介したい。

日本酒はどんな料理にでも合う

米を原料にして作られた日本酒は、どんな料理にでも合う。

肉料理、魚介類、野菜、納豆・チーズなどの発酵食品、兎に角、日本酒はどんな料理にでも合う。

ところがワインの場合なら、肉料理には赤ワイン、魚介類には白ワインが基本だ。

確かに、赤ワインを生の魚介類と一緒に味わうと生臭さが物凄く強調されて、気持ち悪くて吐いてしまうだろう。例えば赤ワインと生牡蠣なんてワテには絶対に無理な組み合わせだ。

もちろん有能なワインソムリエさんなら、生牡蠣に合うワインをチョイスしてくれるだろう。その場合でもシャブリなどの定番白ワインが無難だろう。ネット記事などでは、生牡蠣に合う赤ワインもあるようだが、ワテはそんな冒険をするくらいなら日本酒を選ぶなあ。

生牡蠣に日本酒、最高の組み合わせだろう。

ちなみにワテの場合は、ビールと生牡蠣の組み合わせも若干生臭さを感じるので余り好きでは無いが、まあその辺りは人それぞれ好き好きだろう。

日本酒の分類

日本酒は、原料米や製造方法などの違いによって8種類に分類される。

国税庁のサイトに分かり易い表があるので引用させて頂く。

  特定名称 使用原料 精米歩合 麹米使用割合 香味などの要件
1 吟醸酒 米、米こうじ、醸造アルコール 60%以下 15%以上 吟醸造り
固有の香味、色沢が良好
2 大吟醸酒 米、米こうじ、醸造アルコール 50%以下 15%以上 吟醸造り
固有の香味、色沢が特に良好
3 純米酒 米、米こうじ 15%以上 香味、色沢が良好
4 純米吟醸酒 米、米こうじ 60%以下 15%以上 吟醸造り
固有の香味、色沢が良好
5 純米大吟醸酒 米、米こうじ 50%以下 15%以上 吟醸造り
固有の香味、色沢が特に良好
6 特別純米酒 米、米こうじ 60%以下又は特別な製造方法(要説明表示) 15%以上 香味、色沢が特に良好
7 本醸造酒 米、米こうじ、醸造アルコール 70%以下 15%以上 香味、色沢が良好
8 特別本醸造酒 米、米こうじ、醸造アルコール 60%以下又は特別な製造方法(要説明表示) 15%以上 香味、色沢が特に良好

表 日本酒の分類

引用元 https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/seishu/gaiyo/02.htm

 

ワレコ

こんな表、覚えられへんがな!

まあ、そうだな。

覚える必要は無い。

日本酒に関してこれだけは覚えておくと良い

覚えておく必要があるのは、

本醸造酒(あるいは単純に醸造酒)
吟醸酒
純米酒

この三種類で良い。

これなら覚えられるだろう。

 

醸造酒というのは醸造用アルコールを混ぜて作ってある日本酒だ。

醸造アルコールとは、でんぷん質物又は含糖質物を原料として発酵させて蒸留したアルコールをいうものとする。

引用元 「清酒の製法品質表示基準」(平成元年国税庁告示第8号)

清酒の製法品質表示基準を定める件(国税庁告示第8号)|国税庁

醸造アルコールは化学合成で製造する工業的エタノールも成分は同じだが、工業用エタノールを醸造アルコールとして食品に使う事は日本の法律上は出来ない。

まあ兎に角、醸造酒というのは、一般のイメージでは大量生産向けの日本酒であり、どちらかと言うと安い価格帯に属する。

具体的には、大型のペットボトルなどで販売されている安価な焼酎(焼酎甲類、連続式蒸留焼酎)なども醸造酒が使われている。

こんな奴だ。

こういうお酒はコンビニでも売っていて手軽に飲めるし、割安なので有り難い商品ではある。

ただし、醸造酒が混ぜてあるからと言って必ずしも安いお酒とは限らない。

上記の表を見ても分かるように、高いお酒の代名詞のような『大吟醸酒』という品種でも醸造酒を混ぜても良いのだ。

醸造酒を混合する目的

醸造酒の特徴は、蒸留機で蒸留して製造するのでアルコールの純度が高いのだ。

なので、少量(法律では、原料となる白米の重量の10%以下と添加量の上限が定められている)の醸造酒を混ぜても元々のお酒の風味を変える心配が無い。

手作りだとアルコール度数も多少はばらつく。そこに少量の醸造アルコールを添加して、度数を一定に保って品質を維持するなどの用途で添加されるようだ。

でもまあ、ワテとしては、日本酒本来の味わいと言う観点では、醸造酒が混じっていないほうが好きだ。

醸造アルコールが混じっているのが舌で分かるとかいうのではなくて、あくまで気分的な問題なのだ。

吟醸酒

吟醸酒という名前を良く聞くだろう。

居酒屋に行くと

★日本酒なんちゃら   500円

★吟醸なんちゃら    700円

★大吟醸なんちゃら  1000円

みたいなメニューがあると思う。

一般のイメージでは、吟醸酒と言えばちょっと高めの日本酒と言う感じだ。

「大吟醸」になるとより高級な日本酒と言う感じ

 

で、吟醸とか、大吟醸とか、一体全体何やねん?

そこが重要だ。

吟醸酒は精米歩合が大きい(60%以上)

精米歩合と言う言葉を聞いた事がある人も多いだろう。

お酒造りに用いるお米の表面を削って(精米して)、お米の中心付近に行くほど香り高い味わいや風味になるのだ。

お米をどれくらい削って、残りが何パーセント有るのかを示す数値が精米歩合だ。

吟醸酒(60%以下)
大吟醸酒(50%以下)

なので、例えば吟醸酒の場合だと、お米の表面を削りに削ってその40%もの部分はお酒の原料には使わないのだ。

残った60%の部分でお酒を造る。

精米歩合の数字が小さいほど、濃厚な味わいの大吟醸酒が出来ると言う事だ。

その結果、吟醸、大吟醸では、原料のお米を大量に使用するのでお酒の価格も上がるのだ。

吟醸酒・大吟醸酒で悪酔いする理由

ここはあくまでワテの推測で書く。

吟醸酒、大吟醸酒は確かに濃厚な味わいで美味いのだが、沢山飲むと悪酔いする場合がある。

精米歩合が大きくてお米の内部の香り高い部分のみを使っているので、その中のうま味成分が沢山溶け出しているのだろう。

そういう物質は味わい深い反面、一度に沢山体内に入ると分解しきれないので悪酔いの原因になる。

普通のアルコールなら、肝臓で分解してアセトアルデヒドになるので悪酔いはしにくい。

悪酔いの理由は、おそらくこう言う事だと思う。

 

ちなみに削り取って精米した外側の部分は、どうするのかな?

捨てるのは勿体ないので、多分、ワテの好きなおかきの原料にでもなっているのかも知れない。この点は要調査だ。

 

さて、残りが純米酒。

ワテが好きなのが純米酒だ。

純米酒

これは分かり易い。

その名の通り、

ワレコ

原料が、米、米こうじと言う決まりだけなのだ。

醸造酒は添加してはいけない。

また、精米歩合の制限も無い。

 

要するに、文字通り、純粋のお米でのみ作った日本酒だ。

醸造アルコールも添加していないし、また、大幅に精米して極端に濃厚な味わいを求めたものでも無い普通の日本酒なのだ。

 

なので、もし、純米酒でかつ、濃厚な味わいを求めるなら、

純米吟醸酒   =純米酒の製法で、精米歩合60%以下
純米大吟醸酒  =純米酒の製法で、精米歩合50%以下

がお勧めだ。

 

ところで、これら純米酒とは別に「山廃仕込み」と言うタイプの日本酒がある。

山廃仕込みとは何か?

山廃仕込みとは、伝統的な日本酒の製法の名前だ。

手間のかかる製法なので、この製法で日本酒を造っている酒蔵は多くは無い。

でも、スーパーなどの日本酒コーナーに行くと、たまーに、山廃仕込みのお酒を見かける。

なので、

山廃仕込み 純米酒

なら伝統的製法の純米酒なので純米酒好きのワテとしては、是非飲んでみたい日本酒となる。

こういう奴だ。

ワテの好きな飛良泉(ひらいずみ)だ。

ワテ推薦の日本酒は純米酒

あくまでワテの個人的な好みで言うと、日本酒は純米酒に限る。

吟醸酒、大吟醸酒は、たまに飲むのと美味しいが、沢山飲むと悪酔いする。

その場合でも、

吟醸酒
大吟醸酒

ではなくて、

純米吟醸酒
純米大吟醸酒

を選ぶと良いだろう。ワテの好みだ!

 

ワレコ

“純米” が付いていると、それは、”醸造アルコール”を使っていないと言う意味になるのだ。

 

醸造アルコールの使用は上に書いたように悪くは無いのだが、使わなくても良いなら使わないほうが自然で良いとワテは思うからだ。

(吟醸酒メーカーさん、大吟醸酒メーカーさん御免なさい。悪気は有りません。あくまでワテの個人的な好みです。)

 

と言う事で、ワテ推薦の日本酒は、

純米酒     ワテ一押し
純米吟醸酒
純米大吟醸酒
特別純米酒

になる。

かつ、これらの名称に「山廃仕込み」が加わっても良い。

 

こういう奴だ。

辛口

日本酒には甘口、辛口、超辛口みたいな分類もある。

所謂、日本酒度という指標だ。

 

ワレコ

一般には日本酒度の

マイナス数値が大きいと甘口

プラス数値が大きいと辛口

と言われている。

 

確かに、一般的にはそういう傾向があるのだろうと思うが、ワテの経験では必ずしも完全にそうなるとは限らないようだ。

なので、こればっかりは飲んでみないと分からない。

辛口になるほど水っぽいと言う人もいる。

そういう傾向はあるかも知れないが、甘ったるいお酒は苦手だと言う人も多いので、辛口でかつ、味わい深い、でも甘ったるくはない、そういうお酒を造り出すのが杜氏さんの腕の見せ所なのではないだろうか。

日本酒を美味しく味わうコツ

ワテ流の日本酒の味わい方。

毎日は飲まない。

毎日飲んでいると習慣になってしまう人は多い。

なので、適度に休肝日を設けると良い。

例えば、週末の金土の夜のみ飲むとか。

 

日本酒初心者の人は、居酒屋などで飲む機会が有れば、純米酒を注文してみる。

吟醸酒、大吟醸酒は、日本酒初心者の人は避けておくほうが良い。

吟醸、大吟醸は、甘くて美味しくてついつい沢山飲んでしまうのだが、アルコール度数は普通の日本酒と同じく15%前後はあるので、簡単に酔っ払ってしまうのだ。

 

熱燗よりも、常温あるいは冷酒が良いかな。

これはワテの好み。

日本酒を温めると体内に入った時に血行が良くなりアルコールが回り易い気がするが医学的な根拠は未確認だ。あくまでワテの個人的な思い込みかも知れない。

 

酒ばかり飲むと酔い易いので、料理に合わせて適度にお酒も嗜む。

日本酒は、そういう飲み方が良いと思う。

 

以上、あくまでワテの個人的見解です。

 

ちなみに、こんなに高価な日本酒もある。

一体、どんだけ高いんや!

こういうのは、ワテは飲んだことが無いので味の感想は分からない…

まとめ

当記事では、自称日本酒達人のワテが日本酒の種類に付いて解説した。

ワテのお勧めの日本酒は「純米酒」あるいは「山廃仕込み純米酒」だ。

安い純米酒だと1.8リットルの紙パック入りで千円前後で買えるのでとってもお買い得だ。

 

山廃純米酒と言えば飛良泉(ひらいずみ)だ↴

山廃仕込みは手間が掛かるので1.8リットルの千円前後の紙パックでは見た事が無い。この飛良泉の場合、一升瓶(1.8リットル)で実売価格3500円前後なので良心的な価格だと思う。

 

純米吟醸酒ならこの辺りがワテ好みだ↴

“]

 

純米大吟醸酒なら、獺祭(だっさい)が有名だ↴

 

と言う事で、日本酒初心者の人は、まずはコンビニや酒屋さんで720mlサイズの小瓶入りの純米酒を買って味わってみると良いだろう。

純米酒なら悪酔いをする確率は低いからだ。かつ、吟醸酒、大吟醸酒ほどは甘くは無いのでさっぱりとした日本酒本来の味わいを楽しむ事が出来る。

そうやって純米酒の味が分かって来たら、それを基準にして、吟醸酒や大吟醸酒にも味わってみるとそれらの違いが良く分かるだろう。

ワテの場合は、各種の日本酒をトライしたが、結局は純米酒に落ち着いている。それも紙パック1800mlサイズで千円前後の純米酒が大好きだ。

紙パック入りの日本酒と言うと、一般的には「料理酒じゃないの?安い酒なんじゃないの?」と言うようなイメージを持つ人も多い。

でも、紙パック入りでも「純米酒」と印刷されていれば醸造用アルコールは入っていないので、一本1万円クラスの高級純米酒と同じ製法で作られているのだ。

なので紙パック入り日本酒を敬遠する理由は全く無い。それに飲み終わった後の容器は一升瓶だと処分に困るが、紙パックなら楽ちんなのだ。

と言う訳で、純米酒は美味い。日本酒は美味い。

沢山の日本酒蔵元がある日本に住んでいる日本人は本当に幸せなのだ。かつ、周囲を海に囲まれていて豊富な魚介類にも恵まれている。さらに森林も多いので山の食べ物も沢山味わえる。

つまりまあ日本と言う国は、水も綺麗で、山海の幸も豊富で、酒も美味いと言う、まさに理想郷なのだ!

注意事項としては、日本酒に限らずアルコールは適度に楽しむのが良い。この点は重要だ。

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