ASP.NET共用サーバー
Windows VPSと言う選択肢以外でWindows Server OSを使ってWEBサイト構築を行いたい場合には、ASP.NETが利用できる共用サーバーを契約すると言う選択肢もある。
ASP.NETホスティングなどとも呼ばれる。
つまり共用サーバーであるのだが、インストールされているOSがWindows Server OSと言う事になる。
そういうサービスを提供している会社は多くはない。私が知る限り、日本では数社程度だ。
メリット、デメリットとしては、Linux共用サーバーの説明と同じになる。
つまり管理者としての権限は無いが、逆に言えば管理者としての細々とした作業はレンタルサーバー会社に任せておいて、自分はWEBサイト作成に専念できる。
Windows VPSの場合ならVisual Studioで作成したWEBサイトをWeb Deployの方法で簡単に発行出来る。
ASP.NET共用サーバーでWEB Deployは使えるのか?
では、ASP.NET共用サーバーの場合にはWeb Deployは利用出来るのか気になる所だ。
もし利用出来なくてもFTPで送受信出来るので実用上はそれほど大きな欠点ではないが、FTPよりもWeb Deployのほうが何かと便利だ。
ワテの経験では、Web Deployのメリットは、
- FTPに比べて認証やファイルの送受信に要する時間が短い(と思う)
- 発行する場合には更新されたファイルのみが発行出来るので無駄が無い
などかな。
以前、ワテもASP.NET共用サーバーでWeb Deployが利用出来るのかどうか気になったので、何社かに問い合わせしてみた経験がある。
その時の回答では、全社共にWeb Deployは利用出来るとの事だった。
ただし、会社によっては通常は出来ないが、申請すれば利用出来るように設定を変更しますなどの回答もあった。
いずれにしても、ASP.NET共用サーバーを借りる予定の人は、Web Deployが利用出来るのかどうかを事前にレンタルサーバー会社に確認しておくと良いだろう。
主なASP.NET共用サーバー提供会社の例
国内にある主要なASP.NET共用サーバー提供会社を比較してみた。
会社名 |
プラン |
初期費用 (税込) |
年払の月額 (税込) |
WEB 容量 |
メール 容量 |
DB 容量 |
ABLENET | 共用サービス |
2,490円 (キャンペーン中) |
250円~ |
50~400GB | 10個 | |
WinServer | Windows Server 2012 |
2,000円 2,160円 |
800円 864円 |
10GB | 1GB | 10GB |
datajapan | Windows Server 2012 R2 + Plesk 12.5 |
0円 0円 |
3,000円 3,240円 |
50GB | WEB容量に含まれる | 1GB |
表 1 国内の主なASP.NET共用サーバー提供会社の例
深い意味は無い。