理想的なレンタルサーバーの条件は何か?
図1 理想的なレンタルサーバーを考えるワテ
ワテの実体験を通して思いつく理想的なレンタルサーバーの条件は以下の通り。
- 安い
- サーバーが速い
- ネットワークが速い
- トラブルが起きない
- 定期的にバックアップを取ってくれる(出来れば無料で)
- サポートが良い
- プランが変更し易い
- 追加オプションが豊富
- OSの再インストール機能が使い易さ
- 管理画面(コントロールパネル)が使い易い
- 使いたいアプリが標準で用意されている
だ。
初めてレンタルサーバーを契約しようと思っていろんな比較サイトを訪問している皆さんでも、当然これらの項目が重要で有る事は納得して頂けると思う。
しかしながらワテの経験で言うなら、そういう事は当然分かっていても、レンタルサーバーの比較項目として
- メモリが何ギガバイト
- CPUコア数が何個
- ハードディスク容量が何百ギガバイト
- バックボーンのネットワーク速度が何ギガビット/秒
と言った単純な数値の比較で優劣を付けてしまって、レンタルサーバーを決めてしまう人も多い。
数値比較でレンタルサーバーを決めると失敗する可能性が高い
図2 レンタルサーバーの選択に失敗したワテ
自動車でもそうだが、カタログ上の数値だけ見比べても実際に自分で運転してみない事には乗り心地などは全く分からない。
レンタルサーバーの選択に於いても全く同じ理屈が成り立つ。
多くの人が間違い易いのは、例えば
- CPUコア数2個のサーバー
- CPUコア数6個のサーバー
を比較した場合には、コア数6個のほうが物凄く速そうに思えるだろう。
しかしながら、そのCPUの型番まで公開しているレンタルサーバー会社はワテの知る限り無い。
理由は簡単で、レンタルサーバー会社のデータセンターには多数のサーバーが設置されていて、古い物から新しい物までDell, HP, Hitachi, NECその他各社の製品が入り混じっている。
だから、カタログやホームページの案内にCPUのコア数くらいまでの情報は表示出来るが、それを契約した人に割り当てられるCPUの型番などはレンタルサーバー会社としても分からないのだ。
だから、
- 最新鋭CPUでコア数2個のサーバー
- 超古いCPUでコア数6個のサーバー
の可能性も有り得る。
ネットワーク速度に関しても同じだ。
自宅でインターネットをやっている人なら誰でも経験する事だが、100メガビットの光回線を契約したのに、今まで使っていた12メガのASDLとあまり変わらないと言う人も多い。
ネットワーク速度なんていうのは理想的な場合の理論値であって、実際に使った場合の速度とは全く関係が無い。
と言う事で、ワテの経験では、サーバーの善し悪しを単純な数値比較をすると必ず失敗する。