何を信じるべきか?

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比較する上での注意

当サイトを含めて多くの比較サイトでは、各社のプランを表形式にしてハードウェアスペックなどを比較できるようになっている。

具体的に言うと、例えばWindows VPSを比較するなら

 A社B社C社
メモリ2GB4GB2GB
CPUコア数3コア4コア2コア
HDD150GB200GB120GB
月額費用2000円3000円1500円

表 1 よくある比較サイトの例

 

こういう表はサーバー会社の選択に於いては参考にはなるが、単純に信用すると痛い目に遭う。

ワテの失敗経験に基づく非常に重要な注意事項がある。

 

他社のスペックを単純に比較しても無意味

それは、例えば上表においてB社は利用出来るメモリ量も、CPUコア数も他社を上回っている。

初心者の私は、こういう表を信じてしまって月額料金の高いB社を選択したのだ。多少高くても高性能なWindows VPS環境を利用できるのならそれでも良いかなあと判断したのだ。

ところが、実際に契約して使ってみると予想外に動きが鈍い。Windows VPSを契約するのは初めてであったので、当初はそういう物かなあと思っていたのだが、半年くらい使ってみても相変わらず動きが鈍い。

具体的に言うと、自宅パソコンからリモートデスクトップ接続をしてそのVPS画面が開くが、基本的な操作ですらとても重い。

  • フォルダエクスプローラーでファイルやフォルダの中身を見るという基本操作ですら、カクカクした動きになる。
  • サーバーマネージャ(Windows Server OSの各種設定の為の基本ツール)の起動に10秒以上かかる。
  • 右クリックメニューが数秒遅れで表示される場合がある。

要するに自宅パソコンで何か重いアプリを実行した結果、他のアプリやOSそのものの操作が出来ないくらい動きが遅くなっている状態だ。そういう場合にはタスクマネージャで見ると確かにその問題のアプリがCPUを100%近く占有してしまって、OSさえも動きにくい状態になっている事が確認出来るだろう。

ところが私が借りたWindows VPSの場合には、タスクマネージャを見る限りはCPU利用率が100%などにはなっていなくて、5%などの低い値ではある。でも動きが鈍いのだ。

つまり、自分ではアプリを動かしていないので自分のタスクマネージャで見てもCPU使用率は5%などという低い値にはなるのだが、VPSを動かしている実ハードウェア自身の動きが遅くなっているのだろうと思う。

その原因を推測するなら、実ハードウェアは複数のVPSを動かしている訳なのでどこかのVPSで猛烈に重いアプリが動いている可能性が高い。

そういう状況をサポートに連絡して問題調査や改善を依頼しても、契約時に保証されているメモリ量やCPUコア数などが問題無く確保されているので、会社の見解として問題は無いと言われる。

あるいは、WordPressやMySQLの動きが遅いというような報告をサポートに連絡しても、利用者がインストールして使っている個別のアプリケーションのサポートは一切サポート対象外ですという門前払い的な回答しか得られなかった。

まあ、全ての会社がこういう不親切なサポート対応ではないとは思うが、レンタルサーバー会社の選択を誤って契約してしまい、それを解約して他社に乗り換える作業は手間も費用もかかるので出来る限り最初に選択する会社が自分にとってベストな会社で有る事が望ましい。

 

何を信用するべきか?

では、結局のところレンタルサーバー会社を選択する上で何を信用すれば良いのだろうか?

ワテの経験で言うと、レンタルサーバー会社の選定には二つのお勧めの方法がある。

  • 信用できる人が使っているのと同じ会社の同じプランを選ぶ
  • お試し契約をして自分で使ってみる

の二つだ。

この二つを行う事によって、間違いの無いレンタルサーバー会社選定が可能となる。

 

信用出来る人とは誰か?

それが誰かは簡単には分からない。

いろんな有名ブログサイトなどを見て、その人がどういうサーバーのどういうプランを使っているのか見てみると良いだろう。

それはどうやって確認するの?

例えば、単刀直入に本人に質問しても良いだろう。

「○○さんのサイトは表示速度も速くて快適ですが、どこのサーバーのどういうプランをお使いですか?差支えなければ教えて下さい。」

あるいは、ブログサイトであれば大抵の場合、本人がブログ記事の中で、

「○○年○月○日に新しいレンタルサーバーに引っ越しました。」

などと言った記事で自身の使っているレンタルサーバーやプランに関して言及している場合が多い。

 

お試し契約をする方法

 

お試し契約をするのは非常に簡単で5分もあれば完了する。

具体的には、各社のホームページに

「お試し契約」

「全プラン15日間お試し無料」

「2週間お試し無料!お申し込みはこちら」

 

などのメニューがあるのでそのボタンをクリックして、

  • 住所
  • 氏名
  • 生年月日
  • クレジットカード番号、カード所有者の名前、カード有効期限
  • 希望するプラン
  • 必要なオプション
  • ドメイン名(事前に取得している場合)
  • メールアドレス

などを入力して申込みボタンをクリックするだけで良い。

そうすると、早い会社なら30分もあればサーバーの設定などがすべて完了して、登録したメールアドレスにサーバーにログインするための各種の情報が送られてくる。

その中のユーザーIDとパスワードを使ってサーバーの管理画面(コントロールパネル)にログインすれば、直ぐに利用が出来る。

お試し契約が済んだらさっそく使ってみよう。

共用サーバーの場合

共用サーバーの場合には管理画面に入ったら、アプリケーションの簡単インストール機能などが用意されている場合が多いので(会社によって内容は異なる)、例えばWordPressをインストールすれば早速ブログを開始する事が可能だ。

VPSの場合

VPSの場合には、OSもサーバー会社側でインストールした状態で引き渡してくれる場合が多い。

利用者側では、root権限が与えられているので Poderosa.exe などの接続ソフトを使ってSSH接続でサーバーにrootでログインすれば早速利用出来る。

あるいはPleskなどの管理ソフトの利用オプションも申し込んだ場合には、それらの機能も利用できるので、必要な設定などを済ませればPleskが持っている各種の便利機能を自由自在に利用できる。

 

お試し期間中に試しておく事

共用サーバーでもVPSサーバーでも最低限以下に示す項目はチェックしておくと良い。

  • OSの再インストール機能の使い勝手(VPSの場合)
  • OSの起動・停止機能などの操作性(VPSの場合)
  • 簡単インストール機能の使い勝手(WordPressをインストールや削除実験など)
  • Pleskなどの専用管理ツール契約した場合はその操作性実験(VPSの場合)
  • MySQLデータベースのバックアップ取得機能(phpmyadminなどの操作性)
  • Apacheの設定ファイル .htaccess の編集機能の使い易さ(アクセス拒否設定など)
  • PHPで利用出来るバージョンや設定変更方法
  • その他、コントロールパネルにある各種の機能を兎に角使ってみる
  • WordPressなどでサンプルとなるサイトを即席で作ってみて表示速度を計測する
  • Visual Studioで作成したWEBサイトをWEB Deployで発行出来るか(Windows VPS)
  • MySQL、SQL Server ExpressなどのDBをインストールしてデータの読み書き実験
  • 一週間程度使ってみて特定の曜日や特定の時間帯に負荷が偏ったりしていないかチェック
  • 分からない点があればヘルプを見る。それでも解消しない場合はサポートに問い合わせ。
  • サポートの対応の善し悪しの確認(担当者さんにもよるので複数回質問してみると良い)

ワテの経験で思いつくのはこれくらいかな。

 

以下、簡単に補足するなら、

まず最初にやるべきなのは試用期間でしか出来ない実験を何度も試しておく事が重要だ。

具体的にはOSを破壊してしまった場合を想定した再インストール実験や各種アプリのインストール・削除の操作性の善し悪しを探るのは本番運用を開始するとなかなかやり辛い。そういう実験は試用期間中に何度も試しておくと良いだろう。

次に重要なのは、期待した性能が出ているかと言う点だ。

WEBサイトのページ表示速度が1秒以内であれば理想的だ。それも一週間どの時間帯でも1秒以内なら良いだろう。でも、中には週末の夜間から深夜帯にかけてサーバーが重くなるなどのパターンも多い。最低でも一週間程度試してみて、サーバーの傾向を探る事が重要だ。

もしそういう何か気になる点などを見付けたら気兼ねする事なくカスタマーサポートに問い合わせてみよう。

 

 

お試し期間中にカスタマーサポートの対応もチェックする

これも非常に重要だ。

ワテの実体験で言うと、サポートの対応にも色々ある。

以下その具体例。

質問と回答の例
ワテ「○○の設定が上手く行きません。設定方法を教えて頂きたいのですが。」
A社「そのようなサーバー運用に関する質問はサポート対象外です。」
B社「そのような質問は原則としてはお客様の側で対応して頂く事になりますが、一般的には○○のような手法があります。」
C社「そのような場合には、通常は・・・のように設定を行うと解決出来る場合が有ります。一例としてその設定方法を説明させて頂きます。設定例・・・・となります。」

表 2 ワテが経験したカスタマーサポートとのメール交換例

 

会社によって全然対応が違う。

 

経験的に言えば、A社のような対応をする担当者がいる場合には他の担当者も同様に対応が悪い。同じくB社、C社のような親切な対応の場合には他の担当者も同じく親切である。

A社の担当者であってもレンタルサーバー会社のサポートエンジニアで有る以上は、ワテのよな初心者の質問に対しては、その解決方法は知っているはずである。それにも関わらず、出来る限りややこしい問題には関わりたくないという非協力的な姿勢を見せる会社は避けるべきだ。

B社あるいは出来ればC社のように、出来るだけ前向きに利用者の問題を解決してあげようという姿勢を見せてくれる会社を選ぶのが良いだろう。こんな初心者の質問には関わりたくないという心情は理解できるが、その場合でもA社のような門前払い的対応ではなくて、その質問者の知識レベルに合わせて上手に対応出来るのが本来のカスタマーサポートだと思う。

カスタマーサポートの対応が良い会社は、ワテの経験ではサーバー管理パネルなどの作りも良く出来ていて使い易い場合が多い。その逆も当然成り立つ。カスタマーサポートの質が悪い会社のサーバー管理画面は貧相で使い物にならないものが多い。

カスタマーサポートの質は、その会社全体のサービスの質を推し量る指標と考えても良いだろう。

 

以上、ワテの経験に基づくお試し期間中の要チェック項目でした。

これからレンタルサーバー会社を選定して契約を予定している皆さんの参考にして頂きたい。

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