ワテの場合、Windows VPSをバリバリ使っている。
Linux VPSも試したことがあるが、Windows VPSの良さはなんと言っても Visual Studio でASP.NET の WEBサイトを簡単に作成出来る点だ。
使い慣れた Visual Studioを使って ASP.NET Web Formや ASP.NET MVC のサイトを作成して Windows VPSに発行する(Web Deploy)。
そうすると、IISサーバーを使って簡単にWEBサイトが構築出来るのだ。
Visual Studioを使うと、
- C#
- JavaScript
- jQuery
- Python
- C/C++
などの使い慣れた言語を使ってWEBサイトの開発が可能である。
ブランド名 | プラン名 | 初期費用 | 月額費用 | 無料期間 | SSD | HDD | MySQL | 転送量 | マルチドメイン | サポート |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ABLENET | Win1 (SSD) | 1,800円 | 1,600円 (年払い時) | 10日 | 60GB | 無し | 可能 | 無制限 | メール、フォーム | |
ABLENET | Win2 (SSD) | 3,700円 | 2,077円 (年払い時) | 10日 | 120GB | 無し | 可能 | 無制限 | メール、フォーム | |
ABLENET | Win3 (SSD) | 4,900円 | 3,696円 (年払い時) | 10日 | 150GB | 無し | 可能 | 無制限 | メール、フォーム | |
ABLENET | Win4 (SSD) | 7,800円 | 5,505円 (年払い時) | 10日 | 150GB | 無し | 可能 | 無制限 | メール、フォーム | |
ABLENET | Win1 (HDD) | 0 円 | 1,600円 (年払い時) | 10日 | 無し | 100GB | 可能 | 無制限 | メール、フォーム | |
ABLENET | Win2 (HDD) | 1,886円 | 2,077円 (年払い時) | 10日 | 無し | 100GB | 可能 | 無制限 | メール、フォーム | |
ABLENET | Win3 (HDD) | 2,839円 | 3,696円 (年払い時) | 10日 | 無し | 200GB | 可能 | 無制限 | メール、フォーム | |
ABLENET | Win4 (HDD) | 4,743円 | 5,505円 (年払い時) | 10日 | 無し | 200GB | 可能 | 無制限 | メール、フォーム |
表1. Windows VPS各社の比較
レンタルサーバーを長く運営する場合に気になるのは、やはり月額料金だ。 上の表では分り辛いので、月額料金のみをグラフ表示したのか下表だ。
ブランド名 | プラン名 | 月額費用 |
---|---|---|
ABLENET | Win1 (SSD) | 1,600円 (年払い時) |
ABLENET | Win2 (SSD) | 2,077円 (年払い時) |
ABLENET | Win3 (SSD) | 3,696円 (年払い時) |
ABLENET | Win4 (SSD) | 5,505円 (年払い時) |
ABLENET | Win1 (HDD) | 1,600円 (年払い時) |
ABLENET | Win2 (HDD) | 2,077円 (年払い時) |
ABLENET | Win3 (HDD) | 3,696円 (年払い時) |
ABLENET | Win4 (HDD) | 5,505円 (年払い時) |
表2. Windows VPSの月額費用の比較
このグラフなどを参考にご自身の予算に合ったサーバーを探して頂きたい。
Windows VPSのメリット
Linux VPSではなくてWindows VPSを検討している皆さんは、Windows VPSを選択する特別な理由があるのだと思う。
従ってWindows VPSのメリットに関しても良くご存じかもしれないが、ここではVPS素人だった頃のワテと同じレベルの人を想定して、Windows VPSについて簡単に説明したい。
VPSのOSとしてWindows Server 2012R2などのサーバーOSがインストールされたものがWindows VPSだ。
Windows Server OSのライセンス料が含まれている分だけ、Linux VPSに比べて料金的には割高になるが、様々なメリットがある。
具体的には以下の通り。
- 自宅でWindowsで作業している人ならサーバーもWindowsなので分かり易い
- リモートデスクトップ接続して、自宅パソコン同様に簡単に操作が出来る。
- Linux, Unix系の知識を一切必要としない。
- 標準装備のIISを使ってWEBサーバーを簡単に起動出来る。
- IIS関連の設定もGUIで出来るので、LinuxのApacheサーバーのようなコマンド操作での設定は不要。
- Visual Studioと非常に相性が良く、WEBサイトをASP.NETの手法で作成してWEB Deploy機能で簡単に発行出来る。
- 無料のSQL Server 2016 Express なども手軽に利用出来る。
などだ。
Windows Server OSでIISを使ったWEBサイトは、大企業向けの大規模なWEBサイトを構築しても高い信頼性と安定性を実現できる。
ASP.NETを使って作成されている主な有名サイト
ASP.NETを使って作成されている主な有名サイトは以下の通り。
- http://akizukidenshi.com/catalog/default.aspx
- http://www.his-j.com/Default.aspx
- https://www.aeonnetshop.com/shop/default.aspx
- https://esupport.trendmicro.com/ja-jp/default.aspx
- http://www.cainz.com/shop/default.aspx
- http://kakaku.com/
- http://stackoverflow.com/
有名な価格コムやHISあるいは国内流通最大手のイオンのショッピングサイトなどもIISとASP.NETで作成されている。
このようにWindows Server OSとIIS、ASP.NET MVCなどの組み合わせで非常に強力なWEBサイトを構築できるのだ。
Windows VPSを利用すると、それと同じレベルのサイトを個人でも構築する事が可能になる。
蕎麦の出前をとるか。
LinuxでもASP.NET Coreが稼働し始めた
従来はASP.NETの技術はWindows OS専用の世界であったが、最近では .NET FrameworkやASP.NET Coreと呼ばれるマイクロソフト製品もLinux上で正式サポートされつつある。
おそらく本年度中(2016)にはLinux OS上のApacheサーバーなどで、ASP.NETのサイトを運用出来るようになると思われる。
もしそうなればWindows VPSではなくて、価格的に安いLinux VPSを借りてASP.NETのサイトを構築する事も可能になる。
非常に気になる技術なので今後注目して行きたいと思っている。
まあ、しかしながらASP.NETに関してはあくまでWindows Server OS上のIISサーバーで動かすのが従来からの手法であるから、Windows VPSを使い慣れている人やこれからVPSを検討している人でも、ASP.NETをやるならWindows VPSが最もお勧めで有る事には変わりない。
Linux VPSでASP.NETが本格的に世間に普及するのは恐らく2017年に入ってからだと思う。
もり蕎麦を食うかな。