神戸の三ノ宮は観光客も多い有名な場所だ。
その三ノ宮の名称を巡って問題が起きている。
ワテの場合、神戸は何度か行った事がある。
六甲山系と瀬戸内海に囲まれた美しい港町だ。
その神戸の三ノ宮で問題が起こっているのだ。
とても気になるので調査してみた。
何が問題なのか?
問題となっているのは、JR西日本の現在の駅名である「三ノ宮駅」である。
何が問題なのかと言うと、この駅があるのは
兵庫県神戸市中央区布引町四丁目1-1
であるが、JR三ノ宮駅の南側一帯は住所で言うと、
兵庫県神戸市中央区三宮
であり、下の地図で赤い網掛けで描画されている部分だ。
なのでJR三ノ宮駅と言う名称が付いているのだが、
この一帯は、三宮センター街から元町の大丸神戸店までのとても賑やかな場所だ。
で、その地名は上記の通りで三宮であり、三ノ宮ではないのだ。
それが問題らしい。
ワテは、別にそれでも全く問題ないと思うし、何十年もJR三ノ宮駅と言う名称で慣れ親しんできたので、何ら違和感を感じる事は無い。
ところが神戸市が、JR西日本に対して、この由緒ある現在の駅名「三ノ宮駅」を「三宮駅」に変えるように要請しているのだ。
神戸市の主張
観光客が迷うとか言う理由らしい。
まあ、確かに
三宮
三ノ宮
というふうに地名表記が二種類あればごく一部の人は多少は混乱するかも知れない。
つまり、この両者が別物であり、神戸には「三宮」という場所と、「三ノ宮」という場所があるのではないのかという誤解が生じるかもしれない。
地元の人は、そんな混乱をする人は皆無だろう。
なので、誤解をするとしたらそれは神戸を訪問する観光客の皆さんだろう。
果たしてどれくらいの人が混乱して、その結果、どれくらいの経済効果でマイナスとなったのか?
神戸市に聞いてみたいものだ。調査をしたのかと。
「三ノ宮」と「三宮」を混乱したと言う苦情が神戸市役所に今まで何件来たのか?誰か情報公開請求をして欲しい。
単に、行政がお役所的に名前を統一したいというだけでやっている気がする。
だいたい失敗するパターンである。
報道によると、神戸新聞社が駅名変更が望ましいかどうかをネットでアンケート調査したところ、現状の「ノ」入り を支持する意見が約6割を占めたそうだ。
当然の結果だ。
確か、国鉄の時代から三ノ宮駅だったと思う。
歴史的には、明治初期から「三ノ宮」と言う駅名なのだが、その由緒正しい駅名を、安易に変更して分かり易くしたら観光客が増えると言うお役所的発想が間違っていると思うが。
どんなワケ有り物件なのか気になる。
大相撲で言うと、稀勢の里が稀勢里、逸ノ城が逸城くらい変だろ
今まで慣れ親しんでいる名前から「ノ」の一文字を取ると言うのは、些細な変更ではなくて物凄く大きな変更だと思う。
例えば人名で言うなら、
山ノ内さんが山内さんに変わる。
市ノ瀬さんが市瀬さんに変わる。
ようなもんだ。
大相撲で言うと逸ノ城が逸城に変わるのだ。
「ノ」が無くなってイチジョウなんて言う名前に変わったとしたら、大相撲の力士が、いきなり、畳一帖みたいな狭い間取りに変わってしまう。
三ノ宮(サンノミヤ)が三宮に変わったりすると、サンミヤとかサングウとかミツミヤとか別の読み間違いも増える可能性もある。
そういう弊害を神戸市はどのように考えているのか意見を聞いてみたいものだ。
現状の三ノ宮をサンノグウと読む人はさすがに居ないと思うし。
誰が読んでもサンノミヤだろ。
なのでJR三ノ宮駅の名前を変える必要は無いとワテは思う。
まとめ
ワテの意見としては、
JR三ノ宮駅には「ノ」が必要なのだ。
神戸市の都市計画の能力には疑問が多い。
「神戸市 長田区 震災復興 失敗」で検索してみると良い。
どうしても変更したいなら、住所表記のほうを
「三宮」から「三ノ宮」に変更すべきだろう。
今後、どういう結末になるのか気になるところだが、白熱した議論はまさに三ノ宮炎上か!
全然関係ないかな…
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