記事内に広告が含まれています

【ワレコのDIY】予算5000円以下で丈夫な本棚を作る【ボンドで貼るだけ】

この記事は約13分で読めます。
スポンサーリンク

写真 DIYで本棚を作る予定の人が図書館の本棚の構造を調査中

このところ、ホームセンターで一枚1000円くらいの針葉樹合板のサブロク板(1820x910x12)をカットしてもらい、あとは木工用ボンド貼るだけと言う簡単な手法だが、物凄く頑丈な棚の製作に熱中しているワテである。

まずは、今まで作成した三つの棚を紹介しよう。

【ワレコDIY】材料費2200円で棚を自作【丈夫・簡単・ホームセンター活用】
写真 これからホームセンターに材木を買いに行くDIY女子(WarekoTVのアナウンサーか?)ワテの場合、DIYで物作りが好きだ。最近作ったものは、電機系 サーキットブレーカー付きコンセントボックス電気回路系 ぺるけ式秋月USB-DAC-タ...
【ワレコのDIY】材料費二千円で丈夫な本棚を作るPart2【コーナークランプ】
写真 コーナークランプを使って木工DIYに挑戦して本棚を作る予定のヘルメット女子先日、この記事で紹介したように、ホームセンターでサブロク板を二枚カットしてもらい、丈夫な棚を作成した。その第一回作品を作成する時には木工用ボンドで接着して組み立...
【ワレコのDIY】材料費2千円で丈夫な本棚を作成する【三作品目】
このところ、自作の棚を作成して部屋の整理整頓を進めているワテであるが、2018年のゴールデンウイークを利用して、またしても棚を作った。これで三作目だ。棚作り好きにも程がある。棚作りも3台目になると技術も向上して、短時間で完成度の高い作品を作...

一作目~三作目まで、全部同じサイズ(高さ948x幅900x奥298)だ。

一つの棚に使った針葉樹合板(1820x910x12)は二枚。

価格は二枚で2000円くらい。

直線カットが20数回掛るので、1回30円で700円くらい。

接着は木工用ボンドを使い、一つの棚を作るのに700グラム程度必要になる。約500円くらい。

これで総額3200円。

低予算だが、非常に丈夫な棚なのだ。

この記事では、この棚作りの経験を元に、さらに大型の本棚を作成する計画を立てたので、その詳細を紹介したい。

本好きな人、本以外でも収納が少なくて整理整頓に困っている人は、ワテと同じく低予算で本棚を作成すれば部屋もスッキリするだろう。

では、本題に入ろう。

その後、類似の本棚を自作した。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

今まで作った丈夫な棚の紹介

下図は第2回目と第3回目の棚の製作で使った設計図。

Rhinocerosと言う有料のCGソフトウェア(90日お試し期間中)で作成した三次元モデルだ。

この棚の特徴としては、厚さ12ミリの針葉樹合板を二枚重ねて木工用ボンドで貼り合わせている。

角の部分は下写真のように組んでみた。

同じく棚板と側板の接合部分は下写真のように棚板が側板の凹の部分に食い込む構造にした。

木工の用語では、「大入れ継ぎ」とか「大入れ組み」と言われるらしい。

本当の「大入れ継ぎ」は、側板に溝を掘る必要があるが、ワテの場合は電動ルーターや電動トリマーは持っていないので溝堀りが出来ない。

あるいは、鋸(ノコギリ)で二本の切れ込みを入れて、鑿(のみ)で溝を掘るという伝統的な手法でも加工は出来るが、ワテの場合には技術的に難しい。

それで工夫して、12ミリ合板を二枚張り合わせる手法で「大入れ継ぎ」風の構造にしたのだ。

そして完成図が下写真(第三作目の棚)。

貼り合わせた合板は24ミリ厚(12+12)なので、非常に丈夫。

また、大入れ継ぎにしたので、重い物を載せても棚板が落ちる心配も無い。

材料費3200円で作成出来るのでとってもコストパフォーマンスが良い。

縦長の本棚を作成する(約 縦1800x幅900x奥220)

棚板の枚数を6段と7段の二種類を検討した。

まずは6段の本棚を設計してみた。

6段の本棚を製作する

サブロク板(1820×910)の縦方向の寸法1820をほぼそのまま使って縦長の本棚を設計した。

  • 高さ:1818
  • 横幅:900
  • 奥行:220
  • 棚板の間隔:275

だ。

その6段本棚の設計図が以下の通り。

6段本棚の設計図

   

棚板の厚みが24(=12+12)になるが、合板の24ミリ厚と言うとかなり分厚くて丈夫だ。

棚に本しか載せない場合には、少々オーバースペックかも知れないが、丈夫で有る事に越した事は無いので24ミリ案で行く事にする。

 

以下に正面から見た図を示す。

6段本棚の板取案

 

使うサブロク板(1820x910x12)は三枚。

こんな感じで6段本棚を設計した。

サブロク板三枚を使うが、上図の中央図のように大き目の端材が余る。

まあ、何か別の用途に利用すれば良いだろう。

なお、現状ではワテはこの設計図に基づいてまだ本棚を作成していないので、図面に間違いなどあるかも知れない。

なので、もしワテより先にこの設計図を使って6段本棚を作成する予定の人は、事前に十分チェックして下さい。

6段本棚の製作費用

6段本棚の製作に掛る費用を見積もってみる。

  • 針葉樹合板サブロク板(1820x910x12) 1000円/枚 x 3枚 = 3000円
  • カット代金 30円/カット x 約40回直線カット = 1200円
  • 木工用ボンド1Kg 500円

合計 約4700円

くらいの予算で作成可能だ。

なお、ホームセンターの資材売り場で木材カットを依頼する場合には、重ねカットした場合には1カットと数えるお店がお勧めだ。

釘や木ネジを使う場合

もしクランプを持っていない人は、釘や木ネジも併用して合板の貼り合わせを行っても良い。

厚さ24ミリ(12+12)合板の貼り合わせなので、20ミリ程度の長さの釘や木ネジを準備すれば良いだろう。

あるいは、貼り合わせて24ミリ厚になった合板同士の接合、例えば天板と側板の接合の場合には、40~45ミリ程度の釘や木ネジで良いと思う。

この棚の組み立てはあくまで木工用ボンドが主体であり、完成後もその強度を維持するのは木工用ボンドだ。釘や木ネジは組み立て時に部材をクランプで固定する代わりに使うと言う程度なので、必要最低限で良い。

余りに長い木ネジを合板の繊維方向に打ち込むと板が裂け易い。24ミリ板同士の接合に40~45ミリ程度の木ネジを使う場合でも、安全の為に下穴を開けておくと良い。

あとは金槌とか電動ドライバーが有れば万全だ。

6段本棚に収納できる本のサイズ

棚板間隔は275ミリ、奥行き220ミリだから、以下のサイズの書籍なら収納可能だ。

B6判:横128mm x 縦182mm

A5判:横148mm x 縦210mm

B5判:横182mm x 縦257mm(少年ジャンプ等のマンガ雑誌と同じサイズ)

しかしながら、A4サイズとなると入らない。

A4判:横210mm x 縦297mm

まあ横にすれば入るが奥行が220なので77(=297-220)だけ後ろにはみ出すが。

 

例えばこの書籍の場合、

ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション1

梱包サイズ: 18.8 x 13.2 x 2.6 cm なのでB6判(横128mm x 縦182mm)より若干大き目だが、6段本棚(縦275 x 横220)には余裕で入る。

 

ちなみに、第二巻もある。

ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション 第2巻

 

さて、6段ではなくて7段の設計図も作成してみた。

7段の本棚を製作する

大型の本は収納しないので、文庫本など小型の本を出来るだけ沢山収納したいと言う人もいるだろう。

そんな貴方の為に7段本棚を設計した。

7段の本棚の設計図

まあ、6段本棚の棚板を一枚増やして、その代わりに棚板間隔を減らしただけだが。

 

7段本棚の寸法は以下の通り。

  • 高さ:1816
  • 横幅:900
  • 奥行:220
  • 棚板の間隔:232

だ。

7段本棚の板取案

パワーポイントで作成してみた。

サブロク板三枚を使って板取をする。

このように7段本棚では、三枚のサブロク板を殆ど無駄にすること無く有効に利用出来る。

完璧な設計図だ!

自称、本棚設計の達人のワテである。

なお、針葉樹合板(構造用合板)のサブロク板三枚と言うと、かなりの重量になる。

正確には計測していなが、ネット情報によるとサブロク板1820×910サイズで1ミリ厚が約1Kgが目安らしい。なので12ミリ厚だと12Kg。それが三枚だから36Kgか。

まあ兎に角、この7段本棚を製作すると30キロ前後の重量になるだろう。

かなりヘビーだ。

7段本棚の製作費用

7段本棚の費用も6段本棚と殆ど同じでサブロク板を三枚使う。

違いはカット回数が数回増えるので100円くらい高くなるかな。

  • 針葉樹合板サブロク板(1820x910x12) 1000円/枚 x 3枚 = 3000円
  • カット代金 30円/カット x 約40回直線カット = 1300円
  • 木工用ボンド1Kg 500円

合計 約4800円

くらいの予算で作成可能だ。

もしクランプを持っていない人は、釘や木ネジも併用して合板の貼り合わせを行っても良い。

厚さ24ミリ(12+12)合板の貼り合わせなので、20ミリ程度の長さの釘や木ネジを準備すれば良いだろう。

あとは金槌とか電動ドライバーが有れば万全だ。

7段本棚に収納できる本のサイズ

棚板間隔は232ミリ、奥行き220ミリだから、以下のサイズの書籍なら収納可能だ。

A5判:横148mm x 縦210mm

B6判:横128mm x 縦182mm

 

梱包サイズ: 21 x 15 x 2 cm なのでA5版

梱包サイズ: 18.2 x 12.8 x 3.4 cm なのでB6版

 

しかしながら、B5サイズ、A4サイズとなると入らない。

B5判:横182mm x 縦257mm(少年ジャンプ等のマンガ雑誌と同じサイズ)

A4判:横210mm x 縦297mm

合板カットは重ねカットがお得

今回の棚のような作品の場合には、同じ寸法の棚板を多数カットして作成する。

その場合には、ホームセンターで合板をカットをしてもらう場合には、重ねカットがお勧めだ。

つまりまあ、ホームセンターにある高さ4メートルくらいある大型パネルソー(下図)に合板を重ねて置くのだ。

カット出来る最大厚みは50ミリ程度なので、12ミリ合板なら3~4枚重ねカット出来る。

例えば6段本棚の棚板のカットなら、同じ寸法の棚板(茶色)を12枚作成するので下図のように重ねカットすれば5回のカットで済む。

重ねカットのメリット

ホームセンターのパネルソーを使った切断では誤差はプラスマイナス1ミリ程度は有り得る。

同じ寸法の板を作成したい場合には、重ねてカットすると、全て同じ寸法になるので、その後の組み立て作業がやり易い。

それと金額面でもお得になる場合がある。

つまり、何枚も重ねカットしてもカット回数を1回と数えるホームセンターの場合なら、カット料金を安く押さえる事が出来るからだ。

ワテが良く利用するナフコ(NAFCO)さんの場合、1カット20円と業界格安レベルだ。

かつ何枚も重ねカットしても1カットとカウントしてくれると言う庶民派DIYマニアには優しいお店なのだ。

上図の棚板の場合、ナフコさんなら5カットなので100円のカット料金。

ところが、重ねカットは重ねた板の枚数分カウントするボッタクリのお店もある。そんなお店に限って、カット料金は50円などと言う、業界最高値レベルなのだ。

6枚棚板の場合、棚板1枚で四辺カットするのでカット回数4

それが6枚なので合計24カットくらいになる。カット単価50円だと約1200円ものカット料金になるのだ。

カット作業では作業員の人がパネルソーの寸法目盛をカット指定寸法にセットしてからカットする。

重ねカットすればその寸法設定の手間が省ける訳だから、重ねカットは1カットと数えるのが妥当だろう。

ところが世の中にはボッタクリカット料金のホームセンターも多いのだ。

ワテの場合、最近ではナフコさんへまず行く。ナフコさんは重ねカット1カットだし、木材の値段も他のホームセンターより1割くらい安い感じ(ワテの印象)。そこで目的の部材が有ればカットして貰って持って帰る。

もしナフコさんに目的の部材が無い場合には、重ねカット1カットの別のホームセンターへ行く。

ワテの場合、針葉樹合板を使った箱物(棚、机、スピーカーボックス、その他)の製作が多いので重ねカットを利用する事が多いのだ。

木材カット料金が安いホームセンター情報

あくまでワテの近所のホームセンターの情報なので、間違っている可能性もあるので注意して下さい。

1カット料金 重ねカットが1カットのお店 重ねカットがバカ高いお店
無料    
10円    
20円 ナフコ  
30円    
40円    
50円    

今後、全国のホームセンターのカット料金を調査したい。

エンチョー
カーマ
ホームセンターコーナン
コーナンプロ
コメリ
ジョイフル本田
ホーマック
ロイヤルホームセンター
ドイト
ディック
アークランドサカモト株式会社
カインズホーム
ケーヨーデーツー
島忠
ビバホーム
セキチュー
ムサシ
・・・ 

現在の所、ワテのお勧めはナフコさんだ。

電動ドライバーを買う

もしクランプを持っていない人は釘や木ネジを併用して合板の貼り合わせをやれば効率良く作業が出来る。

電動ドライバーは最近では安いので一個買っておくとDIY作業に役立つ。

各社の製品があるが、電動工具と言えば日立工機とマキタが有名だ。

ワテのお勧めは日立工機のインパクトドライバー

単なる電動ドライバーでは無くて、インパクト機能があるので回転方向にダダダダダと打撃を加えながらネジを回す事が可能だ。

その結果、強烈にネジを締め込む事が出来る。

従って、インパクトドライバーにドリルの刃を付けて穴開け加工するのは原則としては禁止だ。

なぜなら、穴開け加工の際に、ダダダダダと言うインパクト機能が動いてしまうとドリルの刃が折れてしまうので。

もし電動ドライバーでドリルを使って穴開け加工もしたい場合には、インパクト機能が無い電動ドライバーを買えば良い。

例えばこの製品。

ドライバードリルと言う分類になっているように、ドライバー機能とドリル機能があるのだ。

まあ要するに、モーターがスムーズ回転するのでドライバーでもドリルでもどちらを取り付けても良いのだ。

 

日立工機も有名だが、マキタは電動工具の国内最大手だ。Wikipediaによると世界市場におけるマキタの電動工具市場シェアは約25%を占めブラック・アンド・デッカーに続く世界2位のシェアらしい。

兎に角、巨大電動工具メーカーのマキタ

まあ、マキタの充電式ドライバドリルを買っておけば日曜大工が楽しくなるだろう。

付属バッテリー1個搭載モデルや2個搭載モデルがあるが、本職の大工さんならバッテリーも2個必要になるが、素人が日曜大工で使うんならバッテリーは1個で十分だ。

電池が切れたら作業を中断して充電すれば良い。

その間は、珈琲でも飲みながらリラックスタイムに充てる。

それに最近の充電池は充電時間も速いし。

まとめ

自称本棚設計の達人のワテが、5000円以下の低予算で丈夫な本棚を簡単に自作する手法を紹介した。

具体的には、ホームセンターに売っている針葉樹合板のサブロク板サイズ(1820x910x12)を三枚使う。

直線カットもホームセンターでやって貰う。

あとは木工用ボンドで貼り合わせるだけで完成だ。

大入れ組手で棚板を支えるので、重量物を載せても棚板が落ちる心配は無い。

作業時間は2時間程度。

木工用ボンドの乾燥に10時間程度掛るので、初日は棚板、天板、底板の接合。

翌日、全体の組み上げの二日間で完成する。

ワテも近々この記事で紹介した7段本棚を作ってみる予定だ。

スポンサーリンク
コメント募集

この記事に関して何か質問とか補足など有りましたら、このページ下部にあるコメント欄からお知らせ下さい。

DIY&電子工作
スポンサーリンク
シェアする
warekoをフォローする
スポンサーリンク

コメント