【ワレコのDIY】古い鉋と鑿のレストア(その1)砥石で研ぐ【リサイクルショップで購入】

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写真 ワテが欲しいと思っているマキタ18V充電式工具

ワレコ

やっぱり電動工具はマキタがいいなあ。

充電式の電動工具はバッテリー電圧が

  • 10.8V
  • 14.4V
  • 18V
  • 36V

と種類が多い。

つまりリチュウム電池セル3.6Vの整数倍の電圧になるのだ。

ワテの場合は、18Vで揃えようかなあと検討中だ。

最初に買うやつは本体、充電器、充電池が必要なので高額になるが、二機種目以降は充電池を使い回せば電動工具本体のみの購入で良いからそんなに割高感は無いと思う。

さて、電動工具は欲しいのだが、そんなに潤沢に予算が有る訳では無いのでやっすい買い物をする事が多いワテである。

安物買いの銭失いにならないようには注意しているつもりだ。

そんなワテが、先日の休みにちょっと車で遠出した時に、偶々立ち寄ったリサイクルショップで古い大工道具を買って来た。

鑿が二本、鉋が一丁、メガネレンチが二個だ。

その古い鑿と鉋の刃を研いでレストアする事にした。

当記事は、その第一回目。鑿と鉋の刃を砥石で簡単に研いでみた。

結論としては、中々切れ味の良さそうな品物で、良い買い物だったかも知れない。

では本題に入ろう。

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ワテが買って来たやっすい鉋、鑿、メガネレンチ

下写真にワテが買って来た鉋、鑿、メガネレンチを示す。

写真 リサイクルショップで買って来た鉋、鑿、メガネレンチ

上写真でも分るように鉋は普通の鉋よりも台が長い長台鉋だ。全長40cmくらいある。

大よその値段は以下の通り。

商品購入価格ワテのコメント
650円初めて買った長台鉋。刃こぼれは少ないので研げば使えそう。
430円大き目の叩き鑿が欲しいなあと前々から思っていたので買った。
鑿中650円なぜかこちらの方が値段が高い。
メガネレンチ2個220円新品未使用っぽいKTCのレンチが安かったので買った。
合計1950円 

表 ワテが購入した鉋、鑿、メガネレンチの大よその価格(レシート捨てたのでうろ覚え)

上写真では、古い鉋や鑿をワテ自作の作業台の上に載せているので、錆びてはいるけれど読者の皆さんから見てそんなに汚らしい印象は無いと思う。

ところが、リサイクルショップではこれらの古道具は、使い古した工具類(ドライバー、レンチ、鑿、その他)が入っているプラスチックケースやダンボール箱に一緒くたに乱雑に詰め込まれているので、見た目が物凄く汚らしいのだ。

なので、普通の人はそんな汚い古道具を買わないだろう。

ワテも普通は古い工具類は滅多に、いや、今まで一度も買った事が無い。

でも今回は鉋一丁が650円、大鑿一本430円と安かったので、物は試しに買ってみたのだ。

中古鉋の紹介

見た目は錆錆だが、下写真のように刃先の刃こぼれはそんなには無いので、砥石で研げば切れ味は蘇るし。

写真 中古鉋の刃の状態はそんなには悪くはない感じ

下写真のように、鉋の刃と押さえ金(=裏金)を外した。

鉋の刃を外すには、台頭を叩けば良い。

写真 中古長台鉋の刃と裏金を外した

上写真のように刃の状態は悪くは無い。

裏金を外して気付いたのだが、裏金も手が切れるくらい鋭利に研いであった。

なのでこの長台鉋の前の所有者の人は、かなり几帳面な人だと思う。

それに、かなり使い込んだ鉋にもかかわらず、刃の頭の部分が殆ど潰れていない点も、ワテがこの鉋を購入した理由だ。

刃頭が潰れていないのは、丁寧に使われていた証拠だ。

鉋の刃を出す時には、刃頭を金槌で叩いて出すので、長年使い込んだ鉋の刃頭は潰れているものが多いのだが。

中古鑿(大、中)の紹介

下写真が中古鑿の大きい方だ。

刃幅は42ミリくらいなのでかなりの大鑿だ。あるいは広鑿(ひろのみ)とも言うようだ。

下写真に裏側を示す。

上写真のようにかなり錆びてはいるが、刃の縦方向の長さが十分にあるのでそんなには頻繁に研いではいない感じ。実測で80ミリくらいある。

普通、この手の古い鑿の場合、長年使い込むと何度も砥石で研いで刃の長さが半分とか三分の一くらいに短くなっているものも多い。

下写真は、右の二本がワテが持っている鑿。確か東急ハンズで買った記憶がある。

写真 中古で買った大型鑿二本(42mm, 36mm)とワテ所有の花奴の鑿二種(24mm, 9mm)

花奴と言うブランドは検索してもヒットしないので、あまり有名なメーカーでは無さそう。

でも、切れ味は良いので気に入っている。

KTCメガネレンチが二本(たぶん新品)

下写真が一本110円で買って来たKTCのメガネレンチだ。

写真 KTCのショートメガネレンチ(10-12と11-13)

使用感は全くないので新品未使用だと思う。

買えば一本千円以上するのでそれが110円ならやっすいぞ。

良く使うサイズなので今後活用したい。

鉋と鑿を砥石で研ぐ

ワテ購入の長台鉋の刃の身幅は73ミリくらい、刃幅(=削り幅=押金幅)は62ミリくらいだ。

鉋のサイズは刃の身幅で表現される事が多い。

刃物の名産地である三木市の株式会社常三郎さんのサイトから引用させて頂くと以下の通り。

身幅(L)押金幅(R)旧称台長
80mm70mm二寸尺台
70mm63mm寸八9寸5分台
65mm57mm寸六9寸5分台
60mm54mm寸四9寸台
55mm48mm寸三8寸台
50mm44mm寸二7寸台
48mm43mm寸六5寸5分~7寸台
42mm36mm寸四5寸5分~7寸台
36mm31mm寸二5寸5分~7寸台

表 鉋のサイズ 引用元 https://www.tsune36.co.jp/kanna_kaitai_shinsho/page_003/

身幅とは、鉋刃の先端部分の刃幅ではなくて、文字通り刃の横幅だ。最大幅と言っても良いだろう。

ワテが買った鉋は身幅73ミリくらいなので寸八かな。

アマゾンで常三郎さんの全ての鉋を見る>>

砥石の選定

鉋や包丁を研ぐのが好きなワテであるが、砥石は数個持っている。

まあ、通常は中砥の1000番くらい、仕上げ3000~6000番くらいを持っていると足りるだろう。

今回の作業でも、上写真の二種類の砥石を使った。

でも本当は天然物の砥石の方が使い易い。なぜなら人造の2000番だと本当に2000番の均一の粒子しか出ないが、天然の2000番だと2000番粒子以外に粗い粒子も細かい粒子も出るので、研ぎ易いのだ。

ワテも安いやつだが天然物の砥石を何個か持っている。

で、目の粗さの違う二種類の砥石を使って、鉋の刃を研いだ。

写真 研ぐ前の鉋の刃と裏金

下写真が、研ぎ終わった鉋刃、裏金、鑿(大)だ。

写真 研ぎ終わった鉋刃、裏金、鑿(大)

まあ研ぎ終わったとは言っても、鉋刃には三か所くらいに1ミリほどの刃こぼれがある。今回は1000番手の中砥を使ったのでその刃こぼれを完全に取り切る事は出来なかった。

取り敢えず刃の赤錆を落とすのが目的だ。それと、刃を研ぐ事によって刃の切れ味も手で感じ取る事が出来るので、取り敢えず研いでみたのだ。

かつ、先日自作した立水栓(散水栓を改良した)で水道が使い易くなったので、それを使うと言う目的もある。

写真 研ぎ終わった鉋刃、裏金、鑿(大)の裏側

上写真のように、錆錆だった大型鑿も研げば綺麗な光沢が蘇る。

鑿の刃先は上写真のように、まだまだ研ぎが足らない。なので、もう少し番手の粗い800番くらいの砥石で研ぐ予定だ。

なお、YouTube動画などでこの手の刃物のレストア動画は沢山あるが、中にはグラインダーで粗削りする人もいる。あるいは、サンポールに漬けて酸の力で赤錆を除去するなどのやり方もある。

でもワテの場合はそんな荒っぽいやり方は決してやらない。

だいたいグラインダーで刃物を急激に研磨すると熱が発生するので刃物の焼き入れ状態に影響を与えてしまう。まあ刃物研摩にグラインダーを使うような人は、全くの刃物素人と言っても良いだろう。

刃物は刃物に適した研ぎ方があるのだ。具体的には、普通に砥石で研ぐ事に意味があるのだ。

一気に研摩するのでは無くて、少しずつ砥石で研磨して刃物と対話しながら刃物の状態を診察するのだ。

そして、砥石で刃物を研ぐ事で刃の鉄分が微粒子になって研ぎ汁に溶け出す。

その鉄の臭いで、これは日立安来鋼の臭いだなとか、これはスエーデン鋼だなとか、出雲のたたら製鉄だなとか、臭いで嗅ぎ分けられるようになれば、かなりの刃物研ぎ上級者だ。

ワテの場合、日立安来鋼の白鋼と青鋼の違いは勿論、安来青鋼でも安来青一鋼と安来青二鋼の違いすら臭いで嗅ぎ分けられるのだ。

つまり、青鋼に加えられている微量のタングステンやクロムの成分すら検出できるのだ。

犬の嗅覚を持つ研師ワレコと呼ばれている。

写真 大まかに研いで赤錆を落とした鉋刃と裏金

ほんまかいなw

嘘です。

 

上写真を見ると、良く斬れそうな鉋刃だ。その根拠は見れば分かるのだ。

ワテの場合、長年刃物を研いだ経験で、見ただけで刃物の切れ味を感じる事が出来るのだ。

兎に角、650円で良い買い物だった。

鉋の銘は「秀鶴」

下写真に鉋刃の拡大写真を示す。

中央には「最高級」、「秀鶴」の刻印が読み取れる。右側は「特別鋼」かな?

左側の二つの刻印は読み取れなかった。

写真 650円で買った長台鉋の寸八の刃を研いだ(刃幅62ミリ、身幅73ミリ)

まあ鉋の世界では千代鶴貞秀が有名だから、その名前にあやかって「鶴」の文字が入った鉋の刃は沢山ある。

下写真は裏金だ。

桜の絵柄に「東洋」と言う文字が読み取れる。少し検索してみたら「桜東洋」などと呼ばれている裏金のようだ。

写真 650円中古鉋の裏金

なお、上写真の裏金は元々はこの鉋台に付いていたやつでは無さそう。

と言うのは、台頭を叩いて鉋刃を抜いた時に、この裏金が硬くて抜けなかったのだ。

その結果、裏金は抜けずに、鉋刃が先に抜けたのだ。普通なら裏金が先に外れるのだが。

つまり、裏金の横幅が広くてこの長台には合っていない感じ。

まあ、次回研ぐ時に裏金の左右も少し研げば直るかな。

鑿の銘は「高芝」

下写真が大まかに研いだ鑿だ。

少し研いだだけでも綺麗な光沢が蘇った。

ワテの経験で言うと、この深み掛かった光沢はかなりの名工が作った鑿に間違い無い。

妖刀村正に匹敵する怪しい輝きだ。

ほんまかいなw

下写真を見ると、「登録」、「高芝」の刻印が読み取れる。

上写真を拡大したのが下写真だ。

写真 「高芝」の鑿は有名?

この「高芝」で鑿を検索してみたのだが、その結果、播州兵庫県三木市で作られた有名な鑿のようだ。

写真 鉋刃と鑿(大)は研いだ。鑿(中)は今後研ぐ予定

ネット通販で42ミリ幅の鑿も売っている。

ワテ購入の鑿は刃幅42ミリ(1寸4分)、36ミリ(1寸2分)と言う事になるのか。

 

ちなみに、上写真中央のまだ研いでいない鑿(中)にも「高芝」の刻印が入っている(下写真)。

写真 鑿(中)にも「高芝」の銘がある

 

下写真の長台の状態はまあまあ良いが、もう少し綺麗にしたいのでサンダーなどで研磨する予定だ。

写真 長台鉋に刃と裏金を挿し込む前

鑿をフレンチクリート式壁掛け収納した

その後、下写真のように鑿を壁掛け収納した。

写真 フレンチクリート式の鉋収納棚と鑿収納棚を自作した

上写真右の鉋収納棚は以前に作成していた。

今回は上写真左側の鑿収納棚を自作したのだ。

壁にはフレンチクリート横棒を張っているので、そこに引っ掛けている。

なお、鑿の刃先は棚の底板に直接接触させたくないので、写真では見えないが厚さ1cmほどのクッション材をカットして刃先の下に敷いている。

これは100均ダイソーで買った連結式の床カーペットを利用したのだ。

ちなみに、この鑿収納棚は、実は以前に別の用途に自作していたものを再利用したのだ。

具体的には、上写真の構造物を二個製作していて、下図のように左右に並べて棚板受けとして使う予定であった。

その棚に100均で売っている透明な小物入れケース(SIKIRIケース)を載せる予定であったのだ。

図 SIKIRIケースを収納する棚を作るために自作していた左右の木製棚受け

その後、この計画は途中で中止し、SIKIRIケースは単独で重ねて収納したので、この二個の棚受けパーツが不要になったのだ。

捨てるのも勿体ないので何か別の用途に再利用を考えていたのだが、今回、鑿の収納棚と言うピッタリな用途が見つかったのだ。

自称DIY達人のワテならではの達人技なのだ。

まとめ

ワレコ

ワテの場合、刃物の研ぎは得意だ。

電動のグラインダーなどは使わない。

あくまで砥石で地道に研ぐ事が好きなのだ。

スーパーなどで、刃物研ぎをやっているのを時々見掛ける。

ワテも年取ったら刃物研ぎ職人をやろうかな。

当記事では、ワテが遠出して偶々立ち寄ったリサイクルショップで購入した古い鉋と鑿をレストアする作業の第一回目として、刃を研ぐ作業を紹介した。

錆錆の古道具は見た目は小汚いが、良い刃物は研げば切れ味は簡単に復活するのだ。

あとは、鉋なら鉋台も手入れして小奇麗にすれば良いし、あるいは新しい鉋台を新調すると新品同様に蘇るのだ。

同じく、鑿の場合には、刃を研げば鑿としての機能は回復する。

もし桂の部分(金属リング)が痛んでいる場合には、桂だけを入手して自分で取り付ければ良い。

と言う訳で、ワテが購入した鉋や鑿はワテが実際に研いでみた感想としては、恐らく古き良き昭和の時代に熟練の職人さんによって手作りされた銘品のような気がする。

ヤフオクに出品したら、一万円くらいで売れるかも知れないが、自分で研いで愛着が湧いて来たので、今後はもっと綺麗にレストアして自分で使う予定だ。

かつら関連商品

(続く)

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