記事内に広告が含まれています

【ワレコのドライブ】三木金物まつり2023に行って中古鉋、鑿、金槌、玄能、二丁鎌毛引を購入

この記事は約17分で読めます。
スポンサーリンク
ワレコ
ワレコ

三木金物まつり2023年へ行ってきた。

ワテが三木金物まつりへ行くのは2022年に続いて二回目だ。

今回の訪問では数点の大工道具を買って来た。購入した中古鉋などは手入れが必要なので記事後半で手入れの様子を紹介したい。

前回の三木金物まつり2022訪問記事はこちら⤵

では、本題に入ろう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

三木金物まつり2023へ行く

三木金物まつり2023
日時  11月4日(土曜日) 午前9時~午後5時
    11月5日(日曜日) 午前9時~午後4時
場所  三木山総合公園、三木市文化会館・みっきぃ広場、かじやの里メッセみき等 

三木金物まつりは昨年も来たので、駐車場や会場の様子も分かっている。

ただし、コロナウイルス騒動で2020~21年は中止で、前回(2022年)は三年ぶりの開催だったが規模は通常の半分程度との事だった。

今回はコロナ禍以前の通常開催の規模を目指すとの事なので、大勢の人の参加が予想される。

と言う事で、早朝から自動車で出掛けて三木市役所前の駐車場に到着した。

写真 朝早く来たので駐車場はかなり空いている(三木市役所前駐車場)

市役所前駐車場から三木山総合公園の金物まつり会場までは無料の送迎巡回バスが出ていたのでそれに乗車した。5分ほどで会場に到着。

下写真のように朝9時の開場を待つ推定数万人の人々。

写真 朝九時の開場と共に三木金物まつり会場になだれ込む金物好きな人々

下写真は屋外の売店の様子だ。確かに昨年と比べてテントの数が2~3倍くらい多い気がする。

写真 屋外のテントでは掘り出し物工具類、野菜、食べ物、古本、その他、色々売っていた

下写真は掘り出し物を物色する金物好きな人々か!?

写真 掘り出し物を物色する金物好きな人々

体育館の中には本職用高級刃物が多数展示即売

屋外のテントのお店は人が多くて歩き辛いので、テント村の隣にある体育館の中に入った。

昨年も展示されていた金物鷲があった。

写真 金物鷲

ワテはこの金物鷲は各部材を溶接で繋ぎ合わせてあるのかなと思った。

それで説明員さんに質問したところ、金物鷲は鋼鉄の枠に藁を巻きつけた本体を作り、その藁に刃物を突き刺しての組み立ててあるとの事だ。溶接では無かった。

なので分解して持ち運んだり、保管することも出来るとの事だ。

写真 金物鷲の説明

体育館の中にはプロ用の高級刃物が多数展示販売されていた。

写真 鉋の刃の販売

上写真の鉋のお店の場合、完成品の鉋も売っているが、写真の鉋刃を選んでそれに合う台を打ってもらう事も出来るようだ。

まあ、恐らく鉋刃一枚で数万円だから台も込みで5万円~くらいかな?

ワテには手が出ない。それにそんな高級鉋を買っても宝の持ち腐れだし。

下写真は鑿(ノミ)の専門店の展示販売だ。

写真 鑿(ノミ)の専門店の展示販売

プロ用なので安くても一本一万円以上の値段だ。平均価格は2~3万円と言ったところか。

下写真は別の鑿のお店だ。鑿の裏が三つ裏(みつうら)になっている。

写真 三つ裏(みつうら)の追入鑿か

普通の一枚裏の鑿と三つ裏の鑿とでどう言う違いがあるのかお店の人に聞いたところ、使う人の好み(見た目の良さ)、あるいは、裏を平らに研ぐ時に三つ裏のほうがやり易いと言う人もいるとか、色々な理由があるらしい。要するに機能性の違いよりも好みの問題だろう。

まあワテみたいな素人DIY用途にはこんな高級鑿は無縁だ。

下写真のように包丁屋さんも数軒出店していた。

写真 良く切れそうな手作り包丁

ワテは鋼をステンレスで挟み込んだ三枚構造の包丁(割り込み包丁)が好きだ。研ぐと鋼とステンレスの境目が日本刀の刃文のようになるから(下写真)。ただし鋼の部分が錆びやすいので使い終わったら水気を拭き取る必要がある。

一方、ステンレス鋼のみで作られた全鋼の包丁は錆びにくいので使い易いメリットはあるが、砥石で研ぎにくい気がする。ステンレスと砥石の相性が良くないのかな?ワテの刃物研ぎ技術の問題かも知れないが。

下写真は有料の包丁研ぎのお店だ。

写真 有料の包丁研ぎのお店

この包丁研ぎのお店は昨年も見かけた。

上写真の青いコンテナに板が沢山あるが、昨年もこれを見て何に使うのかな?と疑問に思ったのだが、上写真のように包丁を挿して収納するコンテナだった。そう言う事か。

穴子寿司で朝食

簡単な朝飯だけで朝早く自宅を出掛けたので、午前中だと言うのに腹が減ってきた。

穴子寿司を売っていたので買った。

写真 朝食に穴子寿司を買った

下写真のように芝生の上で休憩しながら穴子寿司を食った。美味かった。

写真 三木市のすし宗さんの穴子寿司

引き続き、体育館の中の大工道具を見て回る。

写真 本職の大工さん用の両刃鋸

最近では替刃式のゼットソーやレザーソーを使う人も多いが、こう言う両刃鋸も根強い人気があるようだ。

下写真はワテが使っているゼットソー。昨年の金物まつりで1500円くらいで買った。同じ店で今年も同じくらいの値段で売っていた。

下写真の玉鳥産業(ギョクチョウサンギョウ)のレザーソーも有名だ。下写真のような導突鋸をワテも一丁欲しいと思っている。

下写真の木島精工の「硬い鋸 両刃鋸」は大工の正やんが使っているのでワテも欲しいのだが、安くはない。替刃式だけれどメーカーで目立て修理も出来るようなので長く使うなら逆に経済的かも知れない。あるいは自分で目立てを出来れば尚良い。

下写真は剪定用の鋸屋さんだ。ゼンシンと言う会社だ。

写真 剪定鋸(三木市 有限会社ゼンシン)

上写真のような小型の鋸も一丁持っていると、狭くて大きな鋸が使えない時に活躍するのだ。

 

下写真のような鑿のセットを見ると欲しくなるが、安くても10万円近い価格だ。それにワテが買っても使い道が無いし。予算も無いし。使いこなせないし。

写真 美しい各種の鑿のセット

鑿の柄(持ち手)の材料は黒檀、グミ、白樫、赤樫など色々あるが、グミが良いって聞くのだが何故なのかな?

金槌でガンガン叩いても手に優しいのかな?

グミの木で作った柄は黄色っぽいやつだ。

ワテも自宅でグミの木を栽培するかな。

屋外テントの売店ではグミの木の枝を売っているお店があった。それを買って自分で鑿の柄を作るのだ。グミの木の原木なんて一般には出回らないようなので買っている人が多かった。鑿マニアか。

ワテも買おうかなと思ったのだが、ワテのレベルだとグミでも樫でも違いは分からないだろうから、買うのはやめた。それにグミの原木を買っても自分で鑿の柄に加工する技術も無いし。

天然砥石を買うか迷う

下写真は天然砥石だ。

写真 天然砥石のお店

京都の愛宕山の近辺に砥石の鉱脈があるのはワテも知っている。

京都の愛宕山のGoogle Maps

大平山とか中山の天然砥石が有名だ。愛宕山周辺と言う狭いエリアなのに、それぞれの産地で砥石の質が違うらしい。

ワテも天然砥石を一つ欲しいのだが、天然砥石は木っ端ですら数千円くらいするし、形の綺麗な立方体の天然砥石なら安くても3万円くらい、高いやつなら10万円、100万円の世界だ。

三木金物まつりの会場には天然砥石を売っているお店が数軒有った。

そのうちの二軒のお店で鉋の刃を研ぎたいのでお勧めの天然砥石を聞いたところ、幾つか紹介してもらった。どれも3万円前後。

砥石一筋数十年という感じの砥石屋のオヤジさんが言うには刀の刃を研ぐには固い砥石が良いらしい。鉋の刃ならそこまで固い砥石で無くても良いらしい。詳しい理由は聞いていない(聞いたかもしれないが忘れた)。

で、結局買わなかった。理由は人造砥石ですら十分に使いこなせていないワテなので、天然砥石を買うのは時期尚早だから。

この際、愛宕山まで行って自分で天然砥石を掘ってくるかな。でも私有地なら問題だな。

あるいは愛宕山でなくても、どこかの山のトンネル工事現場とかで採掘した岩石の破片を貰ってきて砥石に加工するなんてのは無理かな?今度試してみるかな。

さて、天然砥石購入は断念して、引き続き金物まつりの会場をぶらついた。

下写真のようなナイフのお店も数軒出店していた。

ナイフマニアの人も世の中には多いようだ。

写真 ナイフのお店

下写真は左官用の鏝だ。どれも手作りっぽくて高そうだ。

写真 左官職人さん用の鏝

中古大工道具を数点購入した

下写真は屋外のテントで見付けた中古大工道具のお店だ。

写真 屋外のテントで見付けた中古大工道具のお店で数点の道具を買った

体育館の中のプロ用工具は高くて買えなかったので、屋外のテント売店の幾つかのお店で中古大工道具や新品だが長期保管品を数点購入した。それらは記事後半で紹介する。

下写真のキティちゃんはサンリオ公認なのか?まあ公認だろう。三木市主催の金物まつりでパチもんのキティちゃんが歩いているとは思えないし。

写真 三木金物まつり会場を歩くキティちゃん

キティちゃんの巨大な顔を見て泣き出す子供も居るらしい。まあ確かに顔がデカくて圧力があるぞ。

下写真のように古本も売っていた。古着や日用品、食器などを売っているお店もあった。リサイクルショプみたいな感じ。

写真 古本屋

午後に三木市役所に戻ってきた。

みっきぃホールという所でイベントをやっていた。

下写真は頭に被っている笠の形状から判断すると阿波踊りか?

写真 みっきぃホールのイベント会場

遅めの昼飯を食うことにした。

金物まつり会場では穴子寿司を食べたが、レストランなどは無かった。

三木市役所の建物の中に、喫茶&お食事「さくら」というお店が有ったので入った。

写真 三木市役所の喫茶&お食事「さくら」で食事

下写真の親子丼定食(ミニうどん付)750円を注文した。

喫茶 さくらの親子丼定食(ミニうどん付)750円が安くて美味い

午後には駐車場は満車の表示が出ていたが来場者の出入りが激しいので5分も待てば駐車出来る感じだった。

写真 午後の三木市役所前駐車場はほぼ満車

このあと、帰路についた。

三木金物まつり2023で買った大工道具

下写真がワテが三木金物まつり2023で購入した大工道具だ。

写真 三木金物まつり2023で購入した大工道具(9点

毛引きと鉋(4丁)は中古、鑿2本(こてのみ、外丸のみ)と玄翁、金槌は新品っぽいが長期保管品だろう。

写真 中古鉋を4丁買った

上写真左端はごく普通の小鉋だが500円だけれど、作りは良さそう。

台直し鉋は1000円。

面取り鉋と五徳鉋は値引きして売っていたので各2000円くらいだった。

購入した9点の工具類の合計価格は9,700円だった。

ワテは以前から際鉋が欲しいなあと思っていたのだが、良い際鉋を左右2丁セットで買うと安くても2万円程度はする。本職用の高級品なら左右ペアで5万円くらいはする。

そんな高級品を買っても使う頻度を考えると勿体無い。

で、その代替として五徳鉋には以前から興味あったのだが五徳鉋も新品だと数万円する。

中古で2000円なら物は試しに買ってみようと思って買ってみた。

写真 ワテが三木金物まつり2023で購入した特殊鉋類

写真 鉋の刃と裏金を外した

下写真のように五徳鉋はかなり傷んでいるが、修理すれば使えるだろう。

写真 五徳鉋と面取り鉋

写真 五徳鉋と面取り鉋の刃

下写真は台直し鉋と小鉋。

写真 台直し鉋と小鉋

上写真の台直し鉋は台の色が濃い茶色だから一見するとかなり古めかしいけれど、下写真のようにそれほど使い込んだ様子は無い。

写真 台直し鉋と小鉋の刃

上写真右の小鉋は台が墨で黒く汚れているので見た目が悪いから安かったんだろう。でも自宅に戻ってアルコールで拭き取ったら綺麗になった。

下写真のようにこの小鉋は刃もシッカリとした手作り感があるので、最近の安っぽい量産品では無さそう。

写真 小鉋の裏金外した

写真 小鉋の刃の銘は「福義丸」か?

台直し鉋の刃を外してみた。

写真 台直し鉋の刃を外す

台直し鉋は刃が台に対して真横に刺さるタイプ(直仕込み)と、上写真のように刃口が若干斜めになっているタイプがある。後者は斜台(ななめだい)とかイスカ仕込みと言うらしい。平鉋でも斜台タイプも稀に作られるようだ。

詳しいことはよく知らないが体育館の中に出店されていた数軒の鉋専門店で台直し鉋を見た限りでは、斜台のほうが1~2割くらい値段が高かった。多分、斜めに台を打つ作業が難しいのかな。

実用的には斜めに刃が動くほうが台直しはやり易い(削りやすい)と思う。今後使ってみたい。

下写真のように台直し鉋の刃には「青請合」と言う刻印がある。

写真 「青請合」刻印の台直し鉋

「青」はたぶん青紙鋼を意味するんだろう。それを請け合う(保証する)という意味かな?

と言う事はこの鉋刃は日立金属の安来鋼(ヤスキハガネ)かな。あるいは古式のたたら製鉄で作られた名品かもしれないぞ。ほんまかいな。

 

次は鑿を紹介しよう。

体育館の中のプロ用鑿の店では一本1~3万円くらいの鑿が多くてワテには買えない。

屋外のテントのお店では多数の鑿が安売りされていた。

そこでワテが見付けたのが下写真の特殊な鑿だ。鏝鑿(こてのみ)と外丸鑿だ。各1000円。

写真 鏝鑿(こてのみ)、外丸鑿

こう言う特殊な鑿は新品で買うと1万円以上はする。ちゃんとした銘が入った鑿なら2~3万円くらいはザラにする。

と言う事で1000円なら安いし、鏝鑿(こてのみ)と外丸鑿は偶に使う場面も有りそうなので買ってみた。

写真 鏝鑿(こてのみ)、外丸鑿

写真 鏝鑿(こてのみ)、外丸鑿の刃裏の様子

上写真のように長期保管品だと思うが刃先には錆もなく切れ味は良さそうだ。

 

最後は二丁鎌毛引だ。これも500円。

写真 二丁鎌毛引も買った

この毛引きも見た目は古めかしいけれど、それほど使い込んだ様子は無い。

それと、細部を見ると作りも良さそうだし、金具も真鍮製で磨けば光そう。

写真 二丁鎌毛引を分解して二本の刃を取り出した

二本の刃はかなり錆びているが、磨けば光るだろう。

写真 毛引きのガイドレール部分に若干の割れがあるが実用上は問題無さそう

ちなみに下写真の安っすいプラスチック製の毛引きはワテが使っているやつだ。

写真 安っすいプラスチック製の毛引と丈夫そうな二丁鎌毛引

買ってきた中古大工道具をメンテナンスする

五徳鉋は台頭が割れているので接着することにした。

写真 五徳鉋は台頭が割れている

下写真のようにタイトボンド3を割れ目に塗り込んだ。

写真 タイトボンド3を割れ目に塗り込んだ

タイトボンドは木工用ボンドよりもサラサラした液状なので隙間に流し込み易い。

数分乾かしてから下写真のようにBesseyユニクランプを使ってクランプした。

写真 五徳鉋の台頭の割れをタイトボンドとクランプで接合

十数時間後にクランプを外した(下写真)。

写真 五徳鉋の台頭の割れをタイトボンドで接合し十数時間乾燥

上写真のようにシッカリと貼り付いたようなので、このあと鉋台の表面を紙やすりなどで綺麗にする予定だ。

なお、五徳鉋の構造は詳しく知らなかったのだが、今回五徳鉋を買って鉋刃を外してみたが、刃先の出具合を調整する作業が難しそうだ。

写真 五徳鉋の刃と裏金(って言うのかな?)

具体的には、上写真のように鉋刃も裏金もT字型だ。

普通の平鉋の場合なら裏金と押さえ棒で鉋刃の裏をシッカリと押さえつけられるので安定性は良い。

一方、五徳鉋の場合には鉋刃の裏の高さが2cm程しか無いので、T字型の裏金との相性が悪いと十分に押さえ付けられないし、押さえ棒も無いので押さえる力が弱い事に気づいた。つまり刃が動いてしまう。

それにも関わらず五徳鉋を左右の際鉋として使うとすると、使う度に刃を左や右に微調整して、刃の出具合を左際鉋や右際鉋として最適な状態にする必要が有りそう。それは難しいだろうなあ。

これはではあまり実用的ではないな。

やはり際鉋の左右のセットを2丁買い揃えるのが良さそうだな。でもまあ、ワテの場合には際鉋を使う場面は滅多に無いので、とりあえずこの五徳鉋を綺麗にレストアして左右際鉋として使ってみたい。

二丁鎌毛引の錆を落として清掃した

写真 二丁鎌毛引きの二本の刃を外した

上写真のようにかなり錆びている。

二丁鎌毛引きの刃は台所用のクレンザーを付けてウエス布で磨いたら下写真のように錆を落とす事が出来た。

写真 台所用クレンザーで錆を落とした鎌毛引きの刃

このあと、刃には定番の錆止めの刃物椿を塗布しておいた。

 

下写真は真鍮製と思われる止めネジをクエン酸水溶液に浸けてみた。

写真 二丁鎌毛引きの止めネジをクエン酸水溶液に浸したが錆はあまり落ちない

クエン酸に3時間程浸けてみたが、錆はあまり落ちなかった。

クエン酸濃度が低かったのか、真鍮の錆は落ちにくいのか、良くわからない。

次に写真には撮っていないが、ケチャップにもサビ落とし効果はあるので、ケチャップを掛けて2時間ほど放置した。

クエン酸よりもケチャップのほうが若干は効果が有ったが、錆は落としきれない。

そこで歯ブラシで擦ったが、錆はまだ残っている。

今後は、ピカール金属磨きで磨いてみる予定だ。

 

一方、下写真の真鍮製の金具も表面がくすんでいる。

金具は四箇所の真鍮釘で固定されているので抜いてから薬品でサビ落とししても良いけれど、面倒なので研磨剤で磨いてみた。

写真 二丁鎌毛引きの真鍮金具を磨く

このトラスコのダイヤモンドスプレーはホームセンターで90%オフくらいで安売りしていたので以前に購入していた。

ウエスにダイヤモンドスプレーを吹いて真鍮金具を磨いてみたが、今ひとつ光らない。まあ磨きづらい箇所なので仕方がない。磨きやすい金属平面なら、このトラスコのダイヤモンドスプレーを吹いてウエスで擦ると結構綺麗に光沢が出るので重宝している。

と言う事で真鍮金具のくすみはそのままで使うことにした。どうせ真鍮なので磨いたとしても直ぐに表面はくすんで来るだろうし。

下写真はメンテナンス後の二丁鎌毛引きだ。

写真 メンテナンス後の二丁鎌毛引き

写真 メンテナンス後の二丁鎌毛引き

「富士久作 実用新案」と読める二丁鎌毛引きの刻印。

写真 「富士久作 実用新案」と読める二丁鎌毛引きの刻印

「富士久 毛引き」でネット検索してみると、富士久木工(新潟県三条市)という会社の製品のようだ。

富士久 新案二丁鎌毛引き(大)¥ 5,280 税込

で売っているお店が有るので500円ならお買い得だったかな。

でも、そもそもワテの場合には毛引きは二丁鎌タイプで有る必要は無いぞ。

ワテのDIY用途なら一丁鎌毛引きか普通の毛引きのほうが使いやすい。

まあいいか。

玄能と金槌にも錆止め油を塗る

かなり大型の金槌と玄能を購入した。

写真 かなり大型の金槌(500円)と玄能(700円)

これらの大型玄能や金槌は頻繁には使わないと思うが、時々、こう言う大型ハンマーが必要な場面があるのでこの際買ってみた。

ホームセンターでこのサイズなら安っすい外国製でも2000円弱はするから。

玄能は下写真のように銘が刻印されていて高級感がある。

写真 「神馬」の銘がある玄能

錆防止に玄能に刃物椿をタップリと塗り込む。

写真 玄能に錆止め油(刃物椿)をタップリと塗り込む

玄能と金槌をフレンチクリート壁掛け収納にする。

手頃な板材が見付からなかったので端材を接着して板状にした。

写真 針葉樹合板12ミリ端材を木工用ボンドで貼り合わせてクランプ

卓上スライド丸のこを使って端を切り落として長方形の板にした。

写真 貼り合わせた針葉樹合板を卓上スライド丸のこで長方形の板に加工

下写真のように2×4材の小片すら捨てずに保管しているDIY業界の超貧乏症と言われているワテだが、小片が活躍することもあるのだ。

写真 針葉樹合板の上に2×4小片を木工用ボンドで貼り付けた

下写真のようにフレンチクリートに引っ掛ける45度カット部材をコーススレッドで貼り付けた。

写真 フレンチクリートに引っ掛ける45度カット部材をコーススレッドで貼り付け

下写真のようにフレンチクリートで壁掛けして、そこに大型玄能と金槌を引っ掛けて収納した。

写真 フレンチクリートで大型玄能と金槌を引っ掛けて収納

ワテの作業部屋は狭いのでなるべくコンパクトに収納する工夫をしている。

まとめ

ワレコ
ワレコ

このところ、ワテの作業部屋には中古工具がドンドン増えてきたが、欲しいなあと思っている工具は大体揃ったので、今後はそれらの工具の手入れをやりたい。

それと並行して今後も木工作品を作りたいのだ。

当記事ではワテが三木金物まつり2023に訪問した様子を写真を交えて紹介した。

コロナ禍で二年中止していて2022年に再開された三木金物まつりであるが、2023年の今回は昨年以上に規模も大きくなっていた。

屋外のテント村には多数のお買い得工具が500円、1000円と言った安い値段で売られていた。

ワテもあれやこれや欲しいなあと思う工具は有ったのだが、安いと言うだけで買っても使わないと勿体無いので、今すぐに必要でない工具は買わないようにした。

今回の収穫は特殊鉋四丁、特殊鑿二本、二丁鎌毛引き、玄能、金槌だ。合計1万円弱だったので、まあ良い買い物だったと言うことにしておこう。

今後の予定としては、まずは五徳鉋のメンテナンスをやりたい。

メンテナンスが完了したらその使い勝手などを別記事で紹介したいと思っている。

(続く)

スポンサーリンク
コメント募集

この記事に関して何か質問とか補足など有りましたら、このページ下部にあるコメント欄からお知らせ下さい。

大工道具旅行・ドライブ木工
スポンサーリンク
シェアする
warekoをフォローする
スポンサーリンク

コメント