ネットニュースで、
文具メーカーのキングジムがPC市場に参入。8型液晶で12型相当の変形キーボード搭載
Impress Watch 12月8日(火)13時35分配信
と言うのを見た。
ワテは昔から、「キングジム」と聞くと、強そうな選手が多いボクシングジムを連想する。
でも本当は、
「KING JIM 創業者が「事務の王様」になりたいと願いを込めた。」
が正解らしい。
さて、本題に戻って、文具メーカーの株式会社キングジムが8型液晶で12型相当の変形キーボード搭載したノートブックパソコンで、PC市場に参入したようだ。
当記事では、その新型ノートブックパソコンに付いて調査してみた。
キングジム ポータブック XMC10
発売元:株式会社キングジム
特 徴:8型液晶で12型相当の変形キーボード搭載したノートブックパソコン
商品名:ポータブック XMC10
発 売:2016年2月12日から
一体全体どんな製品なのか?
製品仕様
写真や仕様を引用させて頂くと以下の通り。
クラムシェルノートPC「ポータブック XMC10」
幅 204mm
奥行 153mm
重量 約830g
なので、かなりの小型だ。
製品仕様
品名 | ポータブック | |
品番 | XMC10 | |
価格 | オープン価格 | |
本体色 | クロ | |
JANコード | 4971660773176 | |
OS | Windows 10 Home 64ビット※1 | |
CPU | CPU名 | Intel Atom x7-Z8700プロセッサー |
動作周波数 | 1.6GHz(Intelバースト・テクノロジー対応:最大2.4GHz) | |
コア/スレッド | 4コア/4スレッド | |
キャッシュメモリ | 2MB(2次キャッシュ) | |
メインメモリ | 標準 | 2GB※2 |
仕様 | LPDDR3-1600 | |
表示機能 | 液晶ディスプレイ | 8型TFTカラー液晶 |
表面仕様 | ノングレア | |
解像度 | 1,280×768ドット | |
グラフィックス機能 | Intel HDグラフィックス(CPU内蔵) | |
外部ディスプレイ出力 | HDMI:最大3,840×2,160ドット(4K出力/30Hz) VGA:最大2,048×1,536ドット | |
記憶装置 | eMMC 32GB(eMMC 5.0)※3 (同梱のMicrosoft® Office 365サービスに付帯する1TBのOneDriveオンラインストレージが1年間利用可能) | |
サウンド機能 | スピーカー | ステレオスピーカー(1W×2) |
マイク | アレイマイク | |
Webカメラ | 約200万画素 | |
通信機能 | 無線LAN | IEEE 802.11b/g/n準拠 |
Bluetooth®機能 | Bluetooth® 4.0 + EDR準拠 | |
入力機能 | キーボード | 85キー/日本語配列 |
キーピッチ | 18mm(横)・15.5mm(縦) | |
キーストローク | 1.5mm | |
ポインティングデバイス | 光学式フィンガーマウス | |
インターフェイス | 外部ディスプレイ出力 | HDMI出力端子×1、VGA出力端子×1※4 |
USBポート | USB2.0×1 | |
カードスロット | SDメモリーカードスロット×1※5 | |
オーディオ | ヘッドセット/ヘッドホン端子×1 | |
電源 | ACアダプタまたは内蔵リチウムポリマーバッテリー | |
バッテリー駆動時間 | 約5時間※6 | |
バッテリー充電時間 | 約3時間 | |
消費電力(標準時/最大時/スリープ時) | 約3.5W /約13.5W /約0.5W | |
省エネ法に基づくエネルギー消費効率※7 | S区分 0.061(AA) | |
主なソフトウェア | Office Mobileプラス Office 365サービス※8 | |
外形寸法(※突起部含まず) | 折りたたみ時:約204(W)×153(D)×34(H)mm 使用時:約266(W)×153(D)mm | |
質量 | 約830g | |
動作環境 | 温度5~35℃ 湿度30~80%(ただし結露しないこと) | |
保存環境 | 温度‒10~45℃ 湿度5~80%(ただし結露しないこと) |
※1プレインストールされているOS以外はサポート対象外です。
※2メモリの増設や交換はできません。
※3OSはeMMCにインストールされています。
※4すべての機器との動作を保証するものではありません。
※5SD/SDHC/SDXC/UHS-Ⅰ対応。
※6JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver2.0)に基づいたもの。使用状況や設定などにより変動します。
※7エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により、測定された消費電力を省エネ法で定める複合理論性能(単位:ギガ演算)で除したものです。2011年度基準で表示しております。省エネ基準達成率の表示語Aは達成率100%以上200%未満、AAは達成率200%以上500%未満、AAAは達成率500%以上を示します。
※8本製品にはWord Mobile、Excel Mobile、PowerPoint Mobile、OneNoteがプレインストールされています。Office 365サービスの有効期間外は商用利用権がつきません。Office Mobileの商用利用権はOffice 365サービスの1年間の利用期間を過ぎるとなくなります。
分割収納式のスライドアーク キーボード
さて、一番大きな特徴は、フルキーボードを小さく収納できる、
スライドアーク キーボード Slide Arc Keyboard
と名付けられたキーボードを2つにたたむ構造だろう。
確かに、ユニークな発想ではある。
こんな動作らしい。
キーボードをコンパクトに収納する発想は昔からあり、幾つかの製品が販売された歴史がある。
ワテの知る限り、どの製品もこのキングジムの構造とよく似ていて、キーボードを中央で分割してコンパクトに収納する構造だ。それを使う時に合体して通常のキーボードになるのだ。
でも、ワテならこういう構造にはしないなあ。
キーボード収納方法 ワテのアイデア
キーボードの構造を左右に引っ張れば伸びる設計にする。
例えば、門扉が伸縮するような感じでも良い。
こういう構造を応用して設計すれば出来なくはない。
この構造を応用したとして、簡単な構造にすると各キーの有効押下面積が、伸縮率に応じて減少する問題があるが、キーボードの横幅が30%程度伸びたとしても、キーの押下領域は30%減る程度なので操作性には影響は無いだろう。
あるいは、そういう問題が起きないように、各キーも一個一個が機械的に伸びる構造で設計できなくはない。
その上に、伸縮性のあるゴム素材などを被せればよい。
キングジムさんの画像を拝借すると、こんな感じだ。
収納した状態
引っ張って伸ばした状態
これなら、収納状態でも伸ばした状態でもどちらでもキーボード操作が出来るので、使い勝手が向上する。
電車の座席などの狭い場所では、収納状態でキーボード操作をする。
広い机の上では、引っ張って伸ばしてフルキーボードとして操作する。
どう?このアイデア。
誰か、実用化してみませんか?
もし、ご興味がありましたら、ワテがCADか何かでデザインしても良いですが。
料金は凄く高いですw
デザインしてみた(2015/12/09)
まあ、誰でも思い付きそうな構造ではあるが、こんな感じ。
全国多数のワテのブログ読者さんのために無料で公開だ。
キーを押した時に凹む構造などは、この後、さらに追加する必要があるが、そんなには難しくは無い。
問題は、部品点数が多くなるのでコストの問題があるが、金属の部分は少なくて安いプラスチックの構造で行けると思うので、そんなには高くならないだろう。
あとは、もし二倍程度の長さまで引き延ばせる構造にすると、キートップの各キー間の隙間が大きくなるので、多少不自然になるかも。そういう場合は、ワテが設計すればキートップ自身も広がる構造に出来なくはない。
それに、フルサイズのキーボードではキーピッチ(各キー間の間隔)が18.5~19.0mmくらいで、キートップの横幅が12.0~13.0mmくらいのようだから、仮に19.0mmと12.0mmとすれば、
19.0 / 12.0 = 1.583333333
なので、横に1.6倍くらいまでは引き延ばせる構造に出来る。2倍までとは行かないが1.6倍延びれば、かなりコンパクトに収納できるだろうから、キートップ面まで引き延ばす構造にする必要は無いかもしれない。
より詳細な3DのCADモデルなどご希望でしたら、ご依頼がありましたらデザインしますが。
料金は、今度こそ本当に物凄く高いですw
キングジムの場所と地図
商号 | 株式会社キングジム KING JIM CO.,LTD. |
創業 | 1927年 4月 |
設立 | 1948年 8月 |
資本金 | 19億7869万円(2015年6月現在) |
従業員数 | 連結:2,335人 個別:401人(2015年6月現在) |
本社所在地 | 〒101-0031 東京都千代田区東神田二丁目10番18号 |
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