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【ワレコオーディオ】JBL Control 1Xtremeエッジ交換修理する【ウレタンをゴムに】

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写真 コットンに化粧水をつけるスキンケア女子、このあとスピーカーエッジ修理か!?

ワテのPCオーディオ環境では、スピーカーは通常はAuratone 5Cで聴いている。写真中段の茶色のキュービック型のスピーカーだ。

最上部のスピーカーはJBL Control 1Xtremeだ。

見ての通り、ウレタンエッジがボロボロに劣化してしまい、エンクロージャー内部が見えているので鳴らしてもスカスカの音しか出ない。

写真 2019年7月17日(水)現在のワテのPCオーディオ環境

当記事では、このJBL Control 1Xtremeのエッジを自分で張り替え修理したので、その過程を紹介したい。

なお、JBL Control 1シリーズは、ワテの知る限り以下の派生型がある。

販売開始 商品名 周波数帯域 許容入力 インピーダンス ワテのコメント
1986 JBL Control 1 70Hz~22kHz 160W(MAX)
50W(RMS)
初代、43,800円(2台1組)
1990 JBL Control 1Plus 60Hz~22kHz 160W(MAX)
60W(RMS)
50,000円(2台1組)ホワイトコーンウーファー
1992 JBL Control 1AT 120Hz~20kHz 150W(ピンクノイズ) 60,000円(2台1組)
1992 JBL Control 1AW 120Hz~20kHz 150W(ピンクノイズ) 70,000円(2台1組)
1992 JBL Control 1CM 120Hz~20kHz 150W(ピンクノイズ) 35,000円(1台)
1996 JBL Control 1G ※限定生産品 70Hz~22kHz 160W(MAX)
50W(RMS)
オープン価格(42,000円前後、2台1組)
1999 JBL Control 1X 70Hz~20kHz 125W(RMS)  オープン価格(2台1組)
2003 JBL Control 1Xtreme 50Hz~20kHz 50W/75W (DIN/Peak)  何がExtreme(極端な)なのかは知らない。極端に安くなったと言う事か?ワテが持っているやつ。オープン価格(2台1組)実売価格15000円くらいだった。
2007 CONTROL 1PRO 80Hz ~20kHz 150W

派生モデルでプロ用らしい。

2012 CONTROL ONE 50Hz~20KHz 200W

リニューアル版らしいが、似たような名前を付けるとややこしい。

2015 CONTROL X 90Hz~20kHz Recommended Amp Power: 20 – 100 Watts 最終モデル。市場想定価格は29,800円/ペア(税別)。

表 JBL Control 1シリーズ一覧(ハーマン社、各種ネット情報など参照した)

上表の製品は既に製造中止だが、一部製品は流通在庫は今でもあるのでJBL Control 1シリーズの購入を検討している人はまだチャンスがある。それらの製品は当記事末尾で販売店を紹介しているので参考にして頂きたい。

なお、当記事で紹介したエッジ交換の手順は、恐らくはこれらの派生モデルにも適用できると思うので参考にして頂きたい。ただしスピーカーユニットの各部の寸法などはモデルごとに微妙に異なると思うので実測するのが良い。

ちなみに、上写真のオーディオ機器の名称は以下の通り。

JBL Control 1Xtremeスピーカー、金田式超多機能DAC&ヘッドホンアンプ兼プリアンプ(No.213)
Auratone 5C、秋月AKI.DAC-U2704を使ったトランス式USB DAC(ぺるけさん)
KENWOOD S270スピーカー
Roland SRA-50パワーアンプ
ぺるけさんのFET式平衡型差動プリアンプVersion2

では、本題に入ろう。

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  1. JBL Control 1Xtremeとはどんなスピーカーか?
    1. JBL Control 1Xtremeの音に関して
    2. JBL正規修理料金はいくらなのか?
  2. JBL Control 1Xtremeのエッジをリペア開始(前半)
    1. JBL Control 1Xtremeのエッジ寸法(ワテ実測値)
    2. ネット通販でゴムエッジを買う
    3. スピーカーエッジを貼る接着剤は何が良いのか?
      1. セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア
      2. 速硬化タイプはお勧めしない
      3. セメダインさんに提案
    4. JBL Control 1Xtremeを分解して古いウレタンエッジを除去する
      1. フロントバッフル板を外す
      2. スピーカーユニットを取り外す場合の注意事項
      3. ガスケットを再利用する
      4. 無水エタノールで汚れを取り除く
      5. コーン紙裏側のウレタンエッジの除去は面倒くさい
  3. JBL Control 1Xtremeのエッジをリペア開始(後半)
    1. セメダインスーパーXクリア超多用途でラバーエッジを貼る
      1. ラバーエッジ内側をコーン紙に貼り付けた
      2. ラバーエッジ外周部分をスピーカーユニットの金属枠に貼り付ける
      3. ボイスコイルが磁石に接触しないように注意する
      4. ガスケットを取り付けてエンクロージャーに固定した
  4. エッジ交換が完了したので音出しテストを行う
    1. ワテお勧めのスピーカーテスト信号
    2. 『「俺ら東京さ行ぐだ」〜わぁ青森が好ぎだver.〜』Music Videoで音出しテスト
  5. まとめ
    1. スピーカーエッジ交換関連商品
    2. JBL Control Oneシリーズを買う

JBL Control 1Xtremeとはどんなスピーカーか?

JBLのコンパクトスピーカーの初代がControl1だが、そのシリーズの何代目かのスピーカーシステムがJBL Control 1Xtremeだ。

確か、2000年前後に実売価格一万数千円で買った記憶がある。

低域にはポリラミネートコーンの10cmコーン型ウーファー、高域にはラミネートドームによるバランスドライブ型トゥイーターのツーウェイシステムだ。

防磁設計のため、AV環境、パソコン環境で使用できる。

参考までに、Harman Consumer Group, Inc.,社のサイトからTechnical Manual Control® 1X/1Xtreme/Oneの一部を引用してみる。

ACOUSTIC & ELECTRICAL SPECIFICATIONS: AURAL SWEEP TEST SPECIFICATIONS:
Nominal Impedance 8 Ohms System Aural Sweep Test  6.0V Input 80Hz to 20kHz
Max Amp Power 80 Watts* L.F. Aural Sweep Test  5.0V Input 80Hz to 5kHz
Frequency Response 80Hz – 20kHz H.F. Aural Sweep Test  2.83V Input 3kHz to 20kHz
Sensitivity 89dB (2.83V @ 1 meter) PHYSICAL SPECIFICATIONS:
Crossover Frequency 4000Hz Enclosure Dimensions  9″ x 6-1/16″ x 5-7/16″
(228mm x 155mm x 139mm)
SYSTEM COMPONENTS: Weight  10.4 lb/4.7kg (sold in pairs)
Cabinet Control 1X/1Xtreme/One
(Not for Sale)
WARRANTY:
Grille Black (C1004X)

Silver (C1004X-S)
Refer to Warranty Statement packed with each product.

High-Frequency Transducer

DC Resistance

1/2″ (12.7mm) Titaniumlaminate, shielded (C1002X)

 3.3 Ohms, ±10%

* The maximum recommended amplifier power rating will ensure proper system headroom to allow for occasional peaks.

We do not recommend sustained operation at these maximum power levels.

Low-Frequency Transducer

DC Resistance 

4″ (101.6mm) Shielded

(C1003X)

2.4 Ohms, ±10%

Crossover Network

 (C1006X)

表 Technical Manual Control® 1X/1Xtreme/One 引用元 Harman Consumer Group, Inc.,

まあ、インピーダンス8Ωで、許容入力(DIN/Peak) 50W/75Wと大きいので、使い易いスピーカーだ。出力音圧レベル 89dB/2.83V/mなので、それほど能率は良くは無いが、まあ普通と言う感じか。

図 JBL Control® 1X/1Xtreme/One Schematic 引用元 Harman Consumer Group, Inc.,

上図のようにクロスオーバーネットワークの電解コンデンサの容量やコイルのインダクタンスもマニュアルに明記されている。

電解コンデンサも二十年近く経過しているので劣化している可能性が高い。

エッジを修理したら、このネットワークも点検して、必要ならコンデンサ類を交換したい。

JBL Control 1Xtremeの音に関して

JBL Control 1Xtremeの音に関しては、ワテがこのスピーカーを買った当時に住んでいた賃貸住宅では、あまり大音量でオーディオを聴く事が出来なかった。

なので、パソコンのスピーカーとして音楽やラジオニュースを聴くなどの用途で使っていた。

でも、その後、冒頭の写真で紹介したAuratone 5Cをリサイクルショップハードオフで安く売っていたので買ってみたのだが、その音がとっても良いのだ。

特にパソコン脇に置いて人の声を聴くには最適のスピーカーだと思う。

ニュース音声でも、ボーカルでも、兎に角、人の声を聴くと聞き取り易くて生々しさを感じる。まあ逆に言えば音声帯域は良く出るが、それ以外の低音域、高音域が出ないスピーカーと言う事かな。

そう言う事情があって、このJBL Control 1Xtremeはサブスピーカーと言う感じであまり使っていなかった。

そうこうしているうちに気付いたらウレタンエッジがボロボロ劣化している。

さてどうするかなあと考えたのだが、エッジが劣化した状態でヤフオク辺りで売っても数千円程度にしかならないし。かと言ってJBL正規修理を依頼すると高そうだし。

気になったのでJBL正規修理の料金を調べてみた。

JBL正規修理料金はいくらなのか?

ハーマンインターナショナル社のサイトから引用すると以下の通り。

表 JBLスピーカーエッジの正規修理費用

引用元 https://jp.jbl.com/support-returns-and-warranty.html

う~ん、CONTROL Xで一台当たり3,240円との事だ。二台で6,480円。

送料に関してはハーマンインターナショナルさんが負担してくれるとの事なので良心的だ。

送料の負担について
保証内の修理 : 弊社にて負担いたしますので着払いにてお送り願います。修理完了品を返却する際は、弊社より元払いでお送りいたします。
保証外の修理 : お客様にてご負担をお願いいたします。修理依頼品をお送り頂く際はお客様の元払い、修理完了品を返却する際は修理代+送料をお支払い頂いた後に弊社より元払いでお送りいたします。

引用元 https://jp.jbl.com/support-returns-and-warranty.html

まあ6,480円で正規修理を依頼しても良いのだが、そうすると恐らく同じウレタンエッジに交換されるだろう。そうなると、また数年後に劣化してボロボロになる。

と言う事で、今回は自分で布エッジかゴムエッジに張替え交換する事にする。ウレタンエッジよりも耐久性が高いからだ。

エッジの種類が変わると音が変わってしまうなんて言う人も居るが、ワテの場合、気にならない。

スピーカーエッジはもちろんスピーカーの音に影響するとは思うが、ワテの経験ではスピーカーの音に影響を及ぼす最も大きな要因の一つは設置環境、設置方法だと思う。

例えばスピーカーを床に直接置くのか、あるいはスピーカースタンドに載せるのかでも音は大きく変わる。そのスピーカースタンドの種類にも大きく依存するからだ。

ちなみに、ワテの場合、このぺるけ式スピーカースタンドを作ってみたいと思っている。

JBL Control 1Xtremeのエッジをリペア開始(前半)

いよいよJBL Control 1Xtremeのエッジをリペアする事にした。

まずは、スピーカーエッジの購入からだ。

その為にはJBL Control 1Xtremeのエッジの寸法を計測する必要がある。

JBL Control 1Xtremeのエッジ寸法(ワテ実測値)

スピーカーエッジを黒色実線で示す。

スピーカーエッジは山になっているロールの部分があるが、下図に示すA,B,C,Dと言う四カ所の寸法に合致するエッジを購入すれば良い。

図 JBL Control 1Xtremeのエッジの寸法実測値

従って、以下の寸法に近いエッジを購入すれば良い。

A 79mm   エッジ内径
B 89mm   ロール内径(エッジ山内側)
C 103mm  ロール外径(エッジ山外側)
D 125mm  エッジ外径

表 JBL Control 1Xtremeのエッジの寸法実測値

この計測結果からJBL Control 1Xtremeのウーファーのサイズは4インチサイズと言う事になるのかな?まあスピーカーの寸法を例えば5インチとか12cmとか言う呼び方をするが、どこからどこまでの寸法を言うのかは厳密には決まっていないようなので、実測するのが最も確実だ。

なお、上図に於いてスピーカーエンクロージャーの穴径が107mmなので、ロール外径(寸法C)は107より小さい値でなくてはならない。もしロール外径Cが107mmより大きいとロールがエンクロージャーの穴に接触してしまうからだ。

それ以外の寸法は数ミリ程度なら上記実測値と異なっても、実用上は問題無いだろう。

スピーカーの金属フレームの直径が125mmなので、エッジ外径Dはそれ以下で無いとはみ出してしまう。

従って、もしエッジ外径Dが125mmより大きい場合にはハサミなどで余分な幅を切り取ってしまっても良い。

もし綺麗に切れなくて切断面がギザギザになっても、その上からガスケットで押さえるのでギザギザは外から見えないから安心だ。

ネット通販でゴムエッジを買う

早速この実測値を元にネット通販でエッジを検索してみた。

悩むのがエッジ素材の選定だ。

ウレタンエッジは経年変化で劣化してボロボロなるのでもう懲り懲りだ。

化学の事はよく知らないがウレタンが加水分解しているのかな?

代替品としては、ラバーエッジ(=ゴムエッジ)、布エッジ(=クロスエッジ)、セーム革エッジ、和紙エッジなどがある。

最も耐久性の高いエッジはたぶん布エッジだろう。

ネットで調べてみると、値段的には以下の通り。

エッジ種類 ネット通販価格相場(一個当たり) 特徴やワテの印象 参考商品
ウレタンエッジ 200~1000円くらい 安い。劣化し易い。柔軟性があり音に影響しにくい。 スピーカー ウレタンエッジ スピーカーエッジ エッジ 5.5インチ・ユニット用 1個 外径142mm ブラック スピーカー・ユニット修理交換用パーツ
ラバーエッジ 500~1500円くらい 耐久性は高い。ゴムが分厚いので、コーン紙の振動に影響を与えそうな感じは見た目でも分る。やっすいカーオーディオスピーカーと言う感じになる。 スピーカー ゴムエッジ スピーカーエッジ エッジ 4インチ・ユニット用 外径99mm ブラック スピーカー・ユニット修理交換用パーツ
布エッジ 1000~2000円くらい 耐久性は高いので酷使されるPAスピーカーなどにも採用される。おそらくゴムエッジよりも丈夫。 スピーカー 布エッジ クロスエッジ エッジ 6.5インチ・ユニット用 外径156mm ブラック スピーカー・ユニット修理交換用パーツ

表 4インチサイズのスピーカーエッジのネット通販価格相場(ワテの調査)

と言う事で、ワテの場合にはゴムエッジを購入した(下写真)。

写真 JBL Control 1Xtremeのエッジ交換用に購入したゴムエッジ(送料込みで約1500円だった)

購入したゴムエッジのA,B,C,D寸法の実測値は以下の通り。

A 81mm   エッジ内径
B 87mm   ロール内径
C 106mm  ロール外径
D 115mm  エッジ外径

まあ、先ほど紹介した現状のウレタンエッジの寸法にほぼ近いので、互換性は問題ないだろう。

ネット通販でエッジを買うならこのお店がお勧めだ。3~10インチまでのスピーカー用各種エッジがあり、ABCDの四カ所の寸法が明記されているからだ。

あるいは、↴の製品は商品説明にABCDの寸法が記載されている。

引用すると以下の通り。

A 内径:   80mm
B 凸型内径: 88mm
C 凸型外径: 108mm
D 外径:   117mm

ワテはこの製品は使っていないが、寸法を見る限りJBL Control 1Xtremeのエッジ交換に使えそうな感じだ。

 

ちなみに、フォステクスのスピーカーユニットの定番はFEシリーズだが、そのエッジは布エッジだ。

図 FOSTEX フルレンジ FE103Enのエッジは布エッジ

引用元 https://www.fostex.jp/products/fe103nv/

ワテもフォステクスのスピーカーユニットを使ってカーオーディオ用のスピーカーシステムをDIYで自作したいと思っている。

もし自作する場合には、ブログ記事で紹介したい。

スピーカーエッジを貼る接着剤は何が良いのか?

さて、スピーカーエッジを修理する場合に必要になるものが接着剤だ。

世の中には各種の接着剤があるが、エッジ交換初体験のワテの場合、どんな接着剤を使ったら良いのか全く知らない。

今回は、エッジを購入したお店が推奨している接着剤を使う事にした。

それがこれだ。

セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア

セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア P20ml AX-038
■用途

金属 ステンレス、アルミ、銅、鉄 等

プラスチック ナイロン、スチロール、アクリル、塩化ビニル、ABS、FRP、ポリカーボネート、各種エンジニアプラスチック 等

ゴム 天然ゴム、合成ゴム、シリコーンゴム※1、EPDM 等

無機材料 コンクリート、モルタル、天然石、タイル、ガラス、陶磁器 等

天然素材 木材、合板、皮革、布、厚紙 等

■特長

1.ショックに強い

ゴムのように固まり、接着層がショックを吸収。

衝撃や振動に強い弾性接着剤。

強いのに柔らかいから皮革やビニールの接着にも適している。

2.熱・水に強い

耐熱性・耐水性に優れているので屋外用途にも強い。

水まわりや屋外にも使用できる。

3.凹凸面にもOK

固形分100%なので、凹凸のある面への接着も可能。

垂直面の接着にも使える。

4.クリーン

シンナーを全く含まない無溶剤タイプ。

お子様も安心してご使用いただけます。

5.特徴

固まるまでに余裕があるため広い面積を塗るのに適している。 

引用元 アマゾンの商品説明

上記説明のように「セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア」は硬化までの時間が長いので、貼り直しもし易い万能の接着剤だ。硬化しても弾力性があるので振動するスピーカーエッジの貼り付けなどに最適だ。

上記製品は透明タイプだが、黒色タイプもあるので必要に応じて選ぶと良いだろう。お勧めとしては透明(=クリア)タイプかな。どんな色の素材の接着にも適するので。

速硬化タイプはお勧めしない

なお、セメダインの接着剤は似た様な名前のものが何種類もあるので要注意だ。

以下の二つの商品は先ほど紹介した「セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア」と名前が似ているが、スピーカーエッジ修理にはお勧めしない。

理由は、どちらも硬化後の状態は柔らかいゴムのようになるのでその点は良いのだが、問題は、高速硬化タイプなのだ。

ネット情報によると、これら二つの高速硬化タイプは、2分で動かなくなり、1時間で実用強度に達するとの事だが、ワテは実際に試していない。

セメダインさんに提案

しかしまあ、セメダインの接着剤は似た様なものが多数あり、消費者の立場からすると混乱の元だ。

スーパーX

スーパーX2

スーパーXゴールド

・・・

現状では四種類あるらしい。それぞれクリアタイプが基本だが、中には黒色、白色タイプのものもある。さらに内容量も何種類かあるので、アマゾンなどで商品検索すると何十種類も似た様なスーパーXが出て来る。もう訳ワカメ!!!

セメダイン株式会社さん、もう少し分かり易いネーミングにすればいいと思うのだが。

だいたい、ゴールドってどういう意味なの?

気になるのでセメダインスーパーX四兄弟を表にまとめてみた。

スーパーX スーパーX2 スーパーXゴールド スーパーXハイパーワイド
      セメダイン超多用途接着剤 スーパーX HYPER 10ml ワイド AX-175

工業用から生まれた「初代スーパーX」 素材に合わせて選べる3色のカラーバリエーション。
はみ出しが気になるところへは「クリア」、逆に、透けて欲しくないところへは「ホワイト」。靴などへは「ブラック」がオススメです。

初期硬化時間は10~15分(*)。
焦ることなく、広い面積に塗り広げることも可能です。

スーパーXの約2倍の硬化スピードを持つ「倍速多用途」
初期硬化時間が5~7分(*)と、充分な作業時間を確保できる適度な速乾性が超便利。

最速120秒*で固まる「超速乾タイプ」Xゴールド
これには、塗り広げている時間も含まれますので、手早く作業を終えられる小物類の接着や補修に向いています。

初期硬化時間は10~15分(*)。
焦ることなく、広い面積に塗り広げることも可能です。

一般的に接着剤がくっつかない代表的な2つのプラスチック、ポリプロピレンとポリエチレンにも使える「ハイパー多用途タイプ」
ポリプロピレンやポリエチレンは、水を弾く疎水性。接着剤も液体なので弾かれてしまい、弾かれたまま固まっても、要は「弾かれっぱなし」なのでくっつかない。
ところが、このスーパーXハイパーワイドは、強力な粘着性を持って固まるので、ポリプロピレンやポリエチレンをもしっかりグリップして接着出来るんです。 

ワテのネーミング案

スーパーX 10分 20ml

スーパーX 5分 20ml

スーパーX 2分 20ml

スーパーX 10分 ポリプロ・ポリエチ対応 20ml

* 接着したものが動かなくなるまでの時間です。強度の発現には1時間程度かかります。
また、温度や湿度などにより、硬化速度は異なります。

表 セメダインスーパーXシリーズの四製品の比較表 引用元 http://superx.jp/product.html

 

まあ要するに普通に接着したいならスーパーXで良い(10分)。

二倍の速さ(5分)で接着したいならスーパーX2。

もっと速く硬化したいならスーパーXゴールド(2分)。

ポリエチレンやポリプロピレンを接着したいならスーパーXウルトラワイド(10分)。

と言う事だ。

それなら、ワテのネーミング案のほうが簡潔だし表現が直接的なので分かり易いと思うんだが。

セメダインさん、検討お願いします。

さて、本題に戻ろう。

JBL Control 1Xtremeを分解して古いウレタンエッジを除去する

まずスピーカーのキャビネットを分解する。

図 JBL Control® 1X/1Xtreme/One EXPLODED VIEW 引用元 Harman Consumer Group, Inc.,

フロントバッフル板を外す

分解方法は簡単で、フロントバッフル板に六個の六角ネジ(M3)があるのでそれらを全て外す。

そうすると下写真のようにバッフル板が本体から分離出来る。

写真 フロントバッフル板を外したJBL Control 1Xtreme

ワテのJBL Control 1Xtremeの場合は、六個のネジを外して、手で引っ張れば簡単に分離出来たのだが、ネット情報を見ると接着剤で貼られている場合もあるのでマイナスドライバーでこじ開けるなどが必要な場合もあるようだ。

ところで、ハンドツールはある程度良い物を使いたい。

特にドライバーや六角レンチは良く使うので、100均で売っているようなものは使いたくない。

ワテ推薦の六角レンチがこれだ。

ドイツ・ビーハ社(Wiha Werkzeuge GmbH)の六角レンチだ。先端がボールポイントタイプではないので、どちらの側を使っても強く本締めする事が可能だ。

 

あるいは、スイスのピービーバウマン社の六角レンチも定番商品だ。

このレインボーカラーが有名だ。

 

スピーカー端子に接続されているケーブルはコネクタ式になっているので、引っ張れば抜ける。

電極の極性を間違えないように注意が必要だが、スピーカー側端子の白い絶縁素材に赤色マジックで印が付いていたのでそれが目印になるので安心だ。

スピーカーユニットを取り外す場合の注意事項

スピーカーユニットはバッフル板に四つのプラスネジで固定されている。

写真 JBL Control 1Xtremeのエッジが完全に劣化している

そのプラスネジをドライバーで緩めると外す事が出来た(上写真)。

スピーカーユニットを外す作業の注意事項としては、以下の通り。

プラスネジは対辺7ミリのナットで固定されている。ISOで言うとM4サイズのネジである。

そのナットであるが、ナットが緩まないように半透明な接着剤でナットやネジの部分が固めてある。

ワテの場合には、プラスネジを回すとナットは接着剤で固定されているので、スムーズに外す事が出来た。

でも、そのうち一つのナットはネジを緩めている時にナットを固定している接着剤が剥がれてしまい、ナットが空回りしてしまった。なので、ナットを7ミリのスパナとかボックスレンチで固定しておいてネジをプラスドライバーで回そうとしたのだが、ナットがある場所が狭いのでスパナもボックスレンチも入らない。

仕方がないので、プライヤーでナットを挟んで固定しておいてネジを緩めたら無事に外す事が出来た。

ネット情報を見ると、もっと強固に接着剤で固めてある場合もあるようで、そうなるとネジ山を接着剤が覆っている場合もあり、ネジを緩める事が困難で最悪の場合にはネジ頭を舐めて潰してしまう失敗をする人もいるようだ。

そうなると、スピーカーユニットを取り外す事が出来なくなり、ハンマーで叩くアタックドライバーを使うとか、ボール盤でネジを削り取るなどの荒業が必要になる場合もある。

ただしワテはそんな荒業で作業した訳では無いので、このやり方で解決出来るかどうかは未確認だが。

と言う事で、スピーカーユニットを固定しているプラスネジを緩める場合には、簡単にネジが回らない場合には、無理してネジ山を舐めたりしないように、事前に接着剤を除去してから作業すると良いだろう。

 

さて、この時点でも劣化したウレタンエッジがボロボロと剥がれ落ちるので掃除機が必要だ。

フローリング床に落ちた黒いウレタンの破片はネバネバした絵具みたいな感じ。

ウレタン破片を踏みつけるとフローリング床に黒いウレタンが塗り広げられてティッシュペーパーで擦っても益々塗り広げられるので掃除が困難だ。

そう言う場合には、ウエットティッシュで擦ると簡単に除去できる。

それ以外に、今回は以下のグッズを利用してウレタンエッジの除去を行った。

ガスケットを再利用する

下写真のようにガスケットを慎重に剥がす。

カッターの刃で削ぎ取るようにして剥がした。

写真 スピーカーガスケットを剥がして再利用する

ガスケットの素材は未確認だがウレタンエッジよりは硬いが、手触りした感じではこのガスケットも何か発泡スチロールのような柔らかい素材だ。

なので、慎重に引き剥がさないと簡単に千切れてしまう感じ。

写真 剥がし終わったスピーカーガスケット

上写真のように無事にガスケットを剥がす事が出来たので再利用する予定だ。

なお、もしガスケットが綺麗に剥がせない場合には、ネット通販でも売っている。

直径が希望するサイズかどうか気になるがガスケットの場合には例えば多少直径が大きなものを買ってしまった場合でも、切断して小径サイズに変更すれば問題なくスピーカー周囲に貼り付ける事が出来る。なので、自分が欲しいスピーカーの径に近いガスケットをネット通販で購入すれば良いだろう。

あるいは、サークルカッターを使って厚紙などを円盤状に切り取ればガスケットを自作する事も可能だ。

無水エタノールで汚れを取り除く

二台のスピーカーユニットのガスケットを剥がしたので、後はウレタンエッジの残りかすを手や爪楊枝などを使って取り除いた。

完全には取り除けないので、後は、無水エタノールを使ってウレタンを溶かしながら磨いたら綺麗になった(下写真)。

写真 ウレタンエッジを取り除いたJBL Control 1Xtremeのスピーカーユニット

コーン紙の周囲に接着剤のようなものが付いていたので指で引っ張ったら綺麗に剥がせた。

写真 JBL Control 1Xtremeコーン紙(実際は紙では無く樹脂素材)の周囲にも古い接着剤が残っている

ここまでは比較的順調に来たのだが、問題はここからだ。

コーン紙裏側のウレタンエッジの除去は面倒くさい

古いウレタンエッジの残骸がコーン紙の裏側にも一周に渡って幅5ミリくらいの帯状に残っている。

その写真を下に示すが、金属フレームに囲まれているので除去作業がし辛い。

写真 JBL Control 1Xtremeコーン紙裏側のウレタンエッジ残骸

このJBL Control 1Xtremeコーン紙裏側のウレタンエッジ残骸も除去した。

その作業過程は写真に撮り忘れた。

理由は、作業が大変だったので写真を撮る余裕が無かったのだ。

以下、作業手順をメモしておく。

  • カッターの刃を使ってコーン紙の周囲に残っているウレタンエッジを剥ぎ取る。
  • コーン紙はプラスチック状の素材なのでカッターの刃では簡単には切れないので作業はし易い。
  • カッター刃でウレタンエッジを剥ぎ取った後は、無水エタノールを染み込ませた綿棒を使ってウレタンの残骸を溶かしながら除去する。
  • 綿棒は20本くらいは使ったかな。
  • 綿棒で擦っても擦っても黒いウレタンが溶け出し、切りが無いので適当なところでやめた。

ここまでの作業で、二台のスピーカーユニットのウレタンエッジの残骸はほぼ完全に除去出来たので、新たに貼り付ける予定のゴムエッジを試しに嵌めてみた(下写真)。

その結果、いい感じにゴムエッジが収まっている。

写真 新たに貼り付ける予定のゴムエッジ。寸法もピッタリだ。

あとは、セメダイン スーパーXを使って貼り付ければ良い。

で、そのセメダインであるが、2019年7月15日(月)、16日(火)のアマゾンプライムで幾つかの商品を買い物した時に一緒に注文した。

それが数日後に配達されるので、届いたら新品ゴムエッジをコーン紙に貼り付け作業を行う予定だ。

その作業内容は、ここに追記したい。

続く

JBL Control 1Xtremeのエッジをリペア開始(後半)

アマゾンのプライムデーで幾つか買い物した中に接着剤も入っていたのだが、本日配達されたので早速修理作業を再開した。

セメダインスーパーXクリア超多用途でラバーエッジを貼る

セメダインスーパーXは下写真のようにヘラも付属している。

写真 セメダインスーパーXクリア超多用途は万能の接着剤(約10分から硬化開始)

接着剤は透明で、溶剤の臭いなどもしない。

手に付くとベト付くが、数分後にはゴム状に固まるので、摘まんで引き剥がせば顔パックのように綺麗に剥がれる。

ラバーエッジ内側をコーン紙に貼り付けた

まずラバーエッジ内側をコーン紙に貼り付けるために、エッジ内周に接着剤を塗布した(下写真)。

写真 ラバーエッジ内周に接着剤を塗布した

接着剤の量は適当。

接着剤は少ないよりも多目で多少はみ出すくらいのほうがしっかりくっ付くかなあと思って沢山塗った。

2~3分放置すると、接着剤の表面が少し固まり始めるので、下写真のようにラバーエッジをコーン紙の周囲にはめ込んだ。

写真 接着剤を塗布したラバーエッジをスピーカーコーン紙にはめ込んで接着

上手に作業しないと、接着剤が色んなところに付着してしまう。

でもまあ、そう言うのは気にせずに、ラバーエッジをコーン紙にしっかり貼り付ける事に集中した。

写真 接着剤がエッジの隙間から少しはみ出すくらいの量を塗った

セメダインスーパーXクリア接着剤が硬化するまでの時間は、説明書によると以下の通り。

1~2時間で動かなくなり、約24~48時間で実用強度に達します。(23℃湿度50%)

実際に使ってみた感じでは、接着開始して数分くらいなら接着剤はドロッとした液体状なので貼り直しも可能だ。10分くらい経つとゴム状に固まり始めるので、その状態で貼り直すと綺麗に仕上がらないと思う。

なので最初の数分でピッタリ位置決めすると良いだろう。

なお、ラバーエッジとコーン紙の接着面には何か洗濯バサミなどで挟んで圧力を掛けようかなあと思ったのだがやらなかった。

理由は洗濯バサミがそんなに沢山ないのと、試しに数か所を洗濯バサミ状の小型クランプ挟んでみたが、まあ、そんなに強く押さえなくても重力の重みで自然にくっ付けるほうが力の偏りも無くて良いかなあと思ったからだ。

で、実際にやった感じでは、重力に任せてくっ付けるだけで十分だと思う。

下写真は、左右のスピーカーユニットのコーン紙をラバーエッジに貼り付け作業が終わった状態。   

次に、ラバーエッジ外周部分をスピーカーユニットの金属枠に貼り付ける。

ラバーエッジ外周部分をスピーカーユニットの金属枠に貼り付ける

爪楊枝でエッジの外周部分を持ち上げて、その隙間に接着剤を塗布した(下写真)。

接着剤の量は、チューブを押さえる手の力加減に依存するので、均一に塗布するのは難しい。

ちなみに赤マジック線は、エッジ外周部分に接着剤を塗る前に、自然な状態でのエッジ外周の輪郭線を描いておいたものだ。

接着時にもこの線からずれないように注意した。そうするとボイスコイルのセンターがずれる心配はないので。

でもまあ、あまり気にせずにぐるっと一周に渡って接着剤を塗布した(下写真)。

ボイスコイルが磁石に接触しないように注意する

JBL Control 1Xtremeのフルレンジスピーカーユニットは、ワテが見た感じでは、コーン紙を支えているダンパーは丈夫そうなヤツなので、ボイスコイルのセンターが大きくずれる心配は無さそうだ。

でも念のために、エッジ外周を金属枠に貼り付けた直後に、コーン紙を指先で前後に往復運動させてみて、ボイスコイルの接触音などが無い事を確認した。

エッジ外周を金属枠に貼り付ける場合も、自重に任せて自然に接着した。洗濯バサミなどのクランプで固定する人もいるようだが、その場合には、慎重に均一にやらないと押さえる力が偏るなどするとエッジに皺が寄るなどの失敗もあるだろう。

なので、ワテの場合には、ラバーエッジの弾性に任せて自然に接着した。

そのほうが、自然にセンター出しも出来るのでお勧めだと思う。

ガスケットを取り付けてエンクロージャーに固定した

せっかちなワテは硬化までの24~48時間も待てない!。

約5時間後くらいに組み立て作業をした。

まず、前回、剥がしていたガスケットもこのスーパーX接着剤で貼り付けた。

その10分後くらいにスピーカーユニットをエンクロージャーに取り付けた。

写真 ラバーエッジに交換作業が完了したJBL Control 1Xtreme

今回ネットで購入したラバーエッジの寸法A,B,C,Dは、当記事の前半部分に記載したが再び掲載する。

図 JBL Control 1Xtremeのエッジの寸法実測値

従って、以下の寸法に近いエッジを購入すれば良いのだが、

A 79mm   エッジ内径
B 89mm   ロール内径
C 103mm  ロール外径
D 125mm  エッジ外径

実際に購入したゴムエッジのA,B,C,D寸法の実測値は以下の通り。

A 81mm   エッジ内径
B 87mm   ロール内径
C 106mm  ロール外径
D 115mm  エッジ外径

かつ、上図に於いてスピーカーエンクロージャーの穴径が107mmなので、ロール外径(寸法C)は107より小さい値でなくてはならないが、実際に購入したエッジの場合、ロール外径(寸法C)は106mmなので、ギリギリと言う感じ。

今まで紹介した写真でも分るようにスピーカーエッジの山になっているロールの部分が、エンクロージャーの穴に接触するかしないかのギリギリのサイズなのだ。

大音量で鳴らした場合に、エッジのロールがエンクロージャーに接触するんじゃ無いかなあと言う心配もあるが、最終的に組み立てて鳴らしてみたが、問題は出なかった。

エッジ交換が完了したので音出しテストを行う

エッジを交換してまだ数時間しか経っていないが、結果を速く知りたいので、兎に角、アンプを接続して音出し実験をしてみた。

写真 エッジ交換完了したJBL Control 1Xtremeの音出しテストの様子

エッジ交換作業中には、スピーカーユニットのプラスとマイナスの電極もソケットから外した。

組み立てる際には、プラスとマイナスの極性を間違えないように慎重に組み立てた。

ワテお勧めのスピーカーテスト信号

スピーカーの左右、位相などをチェックする為の音源は専用のCDなども販売されているが、ワテの場合はYouTubeのこの動画を良く使う。

このYouTube動画では、スピーカーの左右、極性の間違いなどが簡単にチェックできる。

今回修理したJBL Control 1Xtremeもテストしたが、正常だった。

『「俺ら東京さ行ぐだ」〜わぁ青森が好ぎだver.〜』Music Videoで音出しテスト

早速何か音楽を聴いてみたくなったので、この動画を再生してみた。

その結果、いい感じで鳴っている。

コンパクトなキャビネットのJBL Control 1Xtremeであるが、小型スピーカーにも関わらず低音が良く出るのだ。

今回、ウレタンエッジから分厚いラバーエッジに交換して音出しテストをしてみたが、ワテの耳で聴く限りは、JBL Control 1Xtremeの音はエッジ交換の前後で全く変わっていない。

あまり大音量で鳴らすと接着が剥がれると行けないので、控え目な音量でテストしてみた。

明日になれば24時間経過するので、その時には大音量でガンガン鳴らしてみたい。

まとめ

当記事では、JBL Control 1Xtremeと言うコンパクトな2ウェイスピーカーのウレタンエッジを社外品のラバーエッジに交換する作業を紹介した。

ワテの場合、スピーカーエッジの交換作業は初めての経験であったが、ネット情報を事前に収集してエッジ交換作業に付いて詳細に調べていたので、その手順に従ってやったら大きなトラブルも無く無事に完了した。

加水分解でボロボロに劣化したウレタンエッジの残骸を除去する作業は、手が汚れるのであまりやりたくない作業だ。

もし皆さんがやる場合には、広めの作業場所を確保して、新聞紙などを敷いておいて、ウレタンが飛び散っても掃除し易いようにしておくと良いだろう。

新しいエッジを貼り付ける作業に関しては、ボイスコイルの接触やセンター出しが懸案事項であったが、交換に使ったエッジが分厚いラバーエッジだったので、自重に任せてセンター出しなどをやってみたが、問題無くいい感じで出来上がった。

そう言う点でもラバーエッジはお勧めかなと思う。

もしウレタンエッジや布エッジに交換するとなると、それらはラバーエッジに比べると華奢で柔らかいので、上手く貼らないとセンターがズレたり、最悪、エッジに皺が寄るなどの失敗もあるだろう。

と言う事で、無事にエッジ交換作業が完了した。

なお、物置を整理していたら、昔どこかのジャンク屋で買ったと思われるCORALのスピーカーユニットが出て来た。CORAL 4F-1Bと言うやつだ。

確か、自作でスピーカーを作ろうかなあなどと思って買ったヤツなのだが、すっかり忘れていた。

そのCORAL 4F-1Bもウレタンエッジがボロボロ劣化している!

このスピーカーもラバーエッジに交換しようかなあと検討中だ。

A   72くらい  エッジ内径
B   81~84  ロール内径
C  100~104 ロール外径
D  110     エッジ外径

表 CORAL 4F-1Bフルレンジスピーカーユニットのエッジ寸法実測値(ワテの計測)

ラバー好きなワテであるが、ラバーエッジJBL Control 1Xtremeで聴くのはもちろんこれだ!

ラバーソウル(Rubber Soul)

そして履いている靴はこれだ!

Rubber Sole、ゴム底の靴やがな。

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