ワレコ
多分ワテのDNAは熊さんと共通部分が多いに違いない。
その結果、冬場には眠くて起きられないのだ。
この数週間のスランプの原因はこれだったのか!?
2022年も今日から11月だ。
数週間のスランプもほぼ回復して来た。
これから寒い冬がやって来るが、家の中で刃物を研ぐ環境を整える事にした。
と言うのは、下記事で紹介したように先日数丁の中古鉋を買ったので、それらをレストアして木工DIYに活用したいのだ。
では本題に入ろう。
完成した砥石台の紹介
最初に完成作品を写真で紹介しよう。
ワテの自宅にはごく普通の洗面台がある。
写真 自宅のごく普通の洗面台
その洗面台の上に設置出来る下写真のような簀の子(すのこ)状の砥石台を木工DIYで自作したのだ。
写真 洗面台の上に設置出来る簀の子(すのこ)状の三連砥石台(ニス塗装前)
上写真では非常にシンプルな構造に見えるが、確かに構造はシンプルだが数多くの工夫をしているのだ。それは以下の説明で明らかになる。
以下ではこの製作過程を紹介したい。
手押しカンナ盤で荒材をプレーナー仕上げする
実は一ヶ月ほど前に下写真のリョービ 小型手押カンナ HL-6Aを買ってしまった。
写真 リョービ 小型手押カンナ HL-6Aを買た
このリョービ 小型手押カンナ HL-6Aは何年も前から販売されている有名な手押しカンナだ。
マキタやHiKOKIなどに類似品が無いので、小型手押しカンナを買うならこのリョービHL-6Aが第一の選択肢になる。木工DIY系のYouTube動画などでも使っている人は多い。
リョービの電動工具は数年前に京セラブランドに変わった。
その後もこのHL-6Aは京セラブランドで販売されていたが、数カ月前くらいに販売中止(メーカー廃番)になったのだ。
まあ実売価格で7万円くらいの高額の電動工具なので、ワテの場合も数年前から欲しいなあとは思いながらも手軽には買えない。
その代わりに3000円くらいで入手した中古電気鉋を使って手押しカンナを自作しようかなあなどと考えていた。
でも中々行動に移さずに一年くらい作業は放置。
そんな時に、ホームセンターでリョービHL-6Aの展示品が格安で販売されているのを発見。市販価格の半額くらいの値段だったので思わず買ってしまったのだ。
写真 リョービ 小型手押カンナ HL-6Aを即席で集塵機に接続
貯め込んでいる荒材を手押しカンナを使ってプレーナー仕上げして砥石台を作るのだ。
初めて手押しカンナを使うのだが、モーター音が五月蠅いのと、大量の削りカスが飛び散るのはネット情報で知っている。
そこで上写真のように塩ビ異径継手を使って集塵ホースに即席で接続した。隙間は養生テープでぐるぐる巻き作戦だ。
ちなみに下写真の専用の継手も販売されている。
このリョービ純正ホースアダプタは買えば千円以上するので、代替案として100円くらいの塩ビ継手を使って自作するかなと検討中だ。隙間は3Dプリンタでスペーサーを印刷して埋めれば良いので。
初の手押しカンナ作業
リョービHL-6Aの電源を入れると物凄い音を立てながらモーターが回転する。
ワテの自宅は隣近所の家屋とはそんなには密着してはいないので、大音量で音楽を聴いても何ら問題は無い。
ところが、リョービHL-6Aのモーター音はそんなワテですら近所迷惑になるのでは?と心配になるくらい大音量だ。
なので、とりあえず窓は閉めてモーター音がなるべく外に漏れないように注意してプレーナー作業を行った。
とりあえず何か削ってみよう。
米松荒材の端材が有ったのでそれを削ってみる。なお、この米松は今回の砥石台には使わない。重くて長いので。
写真 米松荒材を手押しカンナに掛けた(右側面)
どう!
上写真のように米松荒材の端材が見違えるように綺麗にプレーナー仕上げする事が出来た。
リョービHL-6Aは刃の上下はツマミを回して行える。可動範囲は0~2mmまでだが、一気に沢山削ると失敗する可能性もあるので、ほぼ目盛0の辺りにして削ったのだ。多分、0.3mm前後の削り量だと思う。
下写真のように荒材は歪んでいるので、凹んでいる面は削り残しがある。
写真 削り深さ0.3mm程度に設定し米松荒材を削った
下写真のように数回削ると、綺麗な鉋仕上げの米松材が出来上がった。
写真 手押しカンナで数回削ると綺麗な米松材に仕上げできた
リョービHL-6Aはちょっと高い買い物ではあったが、中々良い買い物だった。
これが有ればホームセンターで安売りしている端材、荒材を買って来て削れば良いのだ。
なお、リョービHL-6Aは廃番になってしまったので、もし類似の小型手押しカンナを買いたい人は下写真のイリイの製品が良いだろう。
手押しカンナHL-6Aの集塵に関しては、ワテが使っている電動工具連動式のサイクロン集塵システムに接続して使ったので非常に使い易かった。
つまり、手押しカンナの電源に連動して集塵機が自動でON・OFFされるので作業性が非常に良い。
それとワテのサイクロン集塵機は集塵能力が非常に高いので、手押しカンナから大量に発生する削りカスは95パーセント以上くらいを回収出来たと思う。
床に飛び散った削りカスはホンの少しだけだった。
古い砥石台座を再利用する
さて、下写真がワテが屋外の水場で使っていた砥石台だ。
写真 数年前に即席DIYで自作した砥石台
キング砥石1200番、6000番の二本を載せて包丁研ぎをやりたかったので数年前に自作したのだ。
使ったのは1×4の端材で、それらをコーススレッドでネジ止めしただけの簡単な構造だ。
風雨に晒されているので上写真のように非常に状態は悪い。
捨てようかなとも考えたのだが、せっかく手押しカンナを買ったので表面を削って再利用してみる事にした。
この砥石台は木工用ボンドは使わずにコーススレッドで組み立てていたので下写真のように簡単に分解出来る。
写真 解体した砥石台の二枚の板と新しい板(全て1×4材)
これら三枚の板を手押しカンナで削ったのが下写真だ。
写真 三枚の板を手押しカンナで削ったら綺麗な板に復活
下写真のように側面部分も汚れている。
写真 側面部分を削る前
三枚の1×4材の側面を同時に削ったのが下写真だ。
写真 側面部分も削って蘇った1×4材
いや~!
素晴らしい。
手押しカンナ盤があると、どんな古材でも復活させられるぞ!
ただし古材には釘やネジが打ち込まれている場合もあるので要注意だ。釘があると一発で鉋の刃が欠けるので。
このあと、45ミリ角で430mmくらいの杉材が二本あったので、その四面も手押しカンナに掛けた。
これらの部材を使って新しい砥石台の組み立て作業に取り掛かる前に、下写真のように作業場を掃除して精神統一を図る。
写真 DIYで重要なのは所々で掃除して精神統一を図る事
上写真はワテ自作のサイクロン集塵機1号機から来ているホースだ。先端にはRYOBI伸縮ホースを付けている。
単品状態時は約60cmで引き延ばすことにより約220cmまで伸び取り回しが向上。
収納時にスッキリまとまります。
引用元 モノタロウ
狭い作業場を有効活用するために、色んな工夫をしているのだ。
砥石台座の製作開始
三枚の1×4材を同じ長さに切り揃える。
写真 卓上スライド丸ノコは木工DIYで大活躍
卓上スライド丸ノコは、木工DIYには絶対にお勧めしたい。
ワテの場合以下の順番に電動工具を購入した。
- マキタ(Makita) 電気マルノコ 165mm M565 最初に購入
- マキタ 充電式ドライバドリル 12V M655DWX 次に購入
- ハイコーキ卓上スライド丸ノコFC7FSB 三番目に購入
- マキタ インパクトドライバMTD001 14.4Vバッテリ MTD001DSX
- マキタ 仕上げサンダ M931
- マキタ 低速用ドリル 鉄工13mm 木工38mm 6304LR 正転・逆転
- リョービ 電気カンナ ML-83S
- マキタ トリマ M373
- BOSCH ジグソー
- 京セラ(Kyocera) 旧リョービ 小型手押カンナ HL-6A 690123A
つまり、世間の皆さんと同じく、電気丸ノコやドリルドライバーを最初に購入した。
この二つがあれば取り敢えず木工DIYを開始出来る。
そして三番目に購入したのが卓上スライド丸ノコなのだ。これは買って大正解だった。
何と言っても木材や板を手軽にスパスパとカット出来るのだ。卓上スライド丸ノコを買ったおかげで木工DIYの作業効率や加工精度は大幅に向上したのだ。
例えば今回のような簡単な木工作品を作る場合でも、三枚の1×4材を同じ長さに切り揃える為には合計六カ所の切断作業が必要になる。もしそれを手鋸でやるとなると出来なくは無いが、同じ寸法に揃えるのは難しい。
あるいは電気丸ノコにタジマ 丸鋸ガイドを組み合わせれば直線カットは可能だが、長さ30cm以下くらいの短い板材を丸ノコで切断するのはクランプがやり辛いので難しい。
と言う事で、卓上スライド丸ノコは木工DIYをやるなら、なるべく早く買う事をお勧めする。
ちなみに、ワテが買った電動工具の半分くらいは中古品・店頭展示品を安く買ったやつだ。
かつ、着ている服もリサイクルショップで五百円以下くらいで買ったやつばかりだ。
DIY業界のリサイクルマスターと呼ばれているワテである。
何のこっちゃ。
コーススレッドで砥石台を組み立てる
三枚の1×4材を45ミリの杉角材に張り付けて砥石台を組み立てる。
組み立て作業は木工用ボンドは使わずにコーススレッドだけで行った。
写真 組み立て作業は木工用ボンドは使わずにコーススレッドだけで行う
その理由は、完成した砥石台を使ってみてもし何か使い勝手が悪いとか、あるいは何らかの改良点が見つかった場合に対処出来るように、分解出来る構造を採用したのだ。
つまり、もし第二作を作る場合にはこの第一作目の部材も再利用出来るようにコーススレッドのみで組んだのだ。木工用ボンドで貼ると分解するのは不可能に近いので。
手持ちには45ミリの全ネジコーススレッドしか無かったので、妥協してそれを使った。本当なら半ネジタイプのほうが適しているが。
水場で使うので本当ならステンレス製コーススレッドを使いたかったが手持ちには無かった。
なので普通のユニクロのやつを使った。
ユニクロと言っても衣類のユニクロとは違うぞ。
ユニクロとは、アメリカのUnited Cromium社が開発した
電気亜鉛めっき後のクロメート処理の商品名。Unichrome
上記の処理液を使用した亜鉛めっきをユニクロメッキと
称している。
引用元 https://www.sanwa-p.co.jp/word/detail16766.php
下写真のように簀の子(すのこ)状の砥石台が完成した。
写真 簀の子(すのこ)状の砥石台が完成した
なお、この砥石台は水に濡れる環境で使うので、本当なら耐水性の高いヒノキなどの木材を採用したかったが、そんな高級部材は予算オーバーなので溜め込んでいた杉や1×4材などの端材を使った。
取り敢えず組み立て完了したので、下写真のように洗面台まで持って行って設置してみた。
写真 洗面台まで持って行って設置して安定性を見る
その結果、まあまあいい感じ。
この洗面台は高さが低めなので、45ミリ杉角材は嵩上げも兼ねている。
ただし洗面台の縁の部分は5ミリ程度の段差になっていて、かつ長方形の四隅を丸めたような形状なので、前後二本の45ミリ角杉材の安定性が今一つ良くない感じ。
まあこの事は事前に想定済なので、このあと杉角材の下にクッション材を貼り付ける事にした。
水性ニスを塗る
砥石台は水に濡れる場所で使うので、ニスを塗る事にした。
以前にオーディオラックなど自作した時に使った水性透明アクリルニスの使い残しが缶の底から3cmくらい残っていたのでそれを使った。
写真 水性透明アクリルニスを塗る
なお、ネット情報を見る限りは水性アクリルニスよりも水性ウレタンニスのほうが耐水性や耐久性は良さそう。
ウレタンニスの場合、乾燥すると表面がかなり固く硬化するが、アクリルニスの場合には若干弾力性があり柔らかい感じ(ワテの印象)。
でもまあ、アクリルニスでも塗り重ねして分厚い塗膜を作れば耐水性は向上するだろう。
と言う訳で、二度塗りした(下写真)。
写真 水性アクリルニス透明を二度塗りした砥石台
上写真では分かり辛いが、かなり分厚くニスを塗り重ねたのだ。
ちなみに塗料を塗り重ねる場合には、一回目を塗って乾燥させた後で240から400番手くらいの紙ヤスリで研磨してから二回目を塗るのが一般的だ。
ワテの場合、それは面倒なのでやらなかった。単純にニスを二度塗り重ねただけだ。その結果、乾燥後のニス表面が凸凹したり、小さな気泡が入ったりしているがまあ気にしない。
下写真のように100均ダイソーで売っているフロアマット(厚み1cmくらい)をカットして二本の杉棒に張り付ける。
このフロアマットは以前に軽バン(ハイゼットカーゴ)の荷台に畳を敷いた時に使った余りだ。
下写真のセメダインスーパーXクリアを使う。
写真 セメダインスーパーXクリア(写真下)を使う
この接着剤は何にでも良くくっ付くのでよく利用している。
下写真のようにセメダインスーパーXクリアを木材とクッションの両方に塗布して付属のヘラで塗り広げる。
6分後くらいに接着剤の表面がある程度固まって来たので、下写真のように貼り付けた。
下写真のように端材を溜め込んでいるコンテナボックスを載せて密着させる。
この状態で一晩乾燥させたら翌日にはしっかりと貼り付いていた。
ワテの場合、上写真のように数センチ角くらいの端材ですら捨てられない。
DIY業界の断捨離反対派と呼ばれている。
完成した洗面所用砥石台を使って包丁を研ぐ
下写真のように砥石台を洗面台に載せた。
写真 洗面台に載せた砥石台
二本の横棒台座には茶色のクッション材を貼り付けた事で安定性が良くなった。
さらに上写真のように簀の子板の部分には100均の滑り防止マットを敷いてみた。
まあ砥石を直接板の上に載せても良いとは思うが、滑り止めがあるほうが研ぎ易いかなと考えたので使ってみた。
刃物研ぎ作業中には時々水が必要になるので、下写真のようなJ型の洗浄瓶に水を入れておくと便利だ。
下写真のように杉角材に張り付けたクッション材は洗面台の段差の部分に上手くフィットしているのが分るだろう。
写真 杉角材に張り付けたクッション材は洗面台の段差の部分に上手くフィットしている
上写真のように、茶色のクッション材は段差を埋める目的だけでなく、隙間から水が外に流れ落ちないようにする効果もあるのだ。
完璧な設計だ!
砥石台を使った感想
取り敢えず包丁を研いでみた。
ホームセンターで千円位で買った安いステンレス包丁だ。
包丁は刃の長さ(刃渡り)が16cmから18cmくらいが一般的だ。でもワテの場合、15cmくらいの小型タイプが使い易い。主婦の人で包丁が上手く使えないと感じている人は、短めの包丁に変えると良いかも。
自作の砥石台を使って包丁を研いだ感想を述べてみたい。
三連構造は使い易い
まず、ワテ製作の砥石台は三台の砥石を同時に載せられる三連構造だ。
世間の他の人の製作例、ワテ製作の第一号機、あるいは下写真の市販品の砥石台の場合、一本の砥石を載せる構造が一般的だ。
なぜワテが三連砥石台を作ったのかと言うと、包丁でも鉋刃でもどんな刃物を研ぐ場合でも、荒砥、中砥、仕上砥のように番手を上げて行くが、傷が消えないので粗い砥石で再度研ぎたいなんて場面はよくある(ワテの場合)。
そう言う場合に、三連構造だと自由に三種類の砥石を使い分ける事が出来るのだ。
もし一本構造の砥石台を三台作ったとすると、三台並べれば使い勝手はワテの三連砥石台と同じにはなるが、持ち運びとか収納とかを考えると三台バラバラよりも一体構造のほうが扱いが楽チンかなと言う判断だ。
それに曲面形状が多い洗面台に三台の砥石台を並べて置くのは安定性が悪いし。そう言う理由で三連結砥石台を作ったのだ。
この判断が正しいのかどうかは今後しばらく使ってみて改めてレビューしたい。
クッション材の効果
次に、砥石台の裏にクッション材を貼ったり、あるいは、砥石の下に滑り止め網目シートを敷いたので安定性は良くなった。
しかしながら、厳密に言えばこれらの柔らかいクッション材は刃物研ぎ作業中に力が加わると若干は沈み込んだり、前後や左右にぐら付いたりするだろう。たぶん距離で言うと、数百ミクロンから1ミリ程度は。
なので、そう言う不安定さが嫌いな人は、砥石台の下に弾力性のある部材を貼り付けるなんてのは言語道断!なんて言う人も居るに違いない。
まあワテもその意見には賛成だが、でもしかし、多少の不安定さがあったとしても鋭い切れ味に研ぎあげられる能力が重要なのだ。
つまりまあ弘法筆を選ばずと言うやつか?
あるいは世界のホームラン王である王貞治選手が柔らかい畳の上で、日本刀を振って素振りの練習をしたみたいなものなのだ。
ほんまかいな。
以下では気になる点を説明しておく。
水平構造
砥石台は完全に水平が良いのか、あるいは、前に向かって下がる方向に傾斜するほうが良いのか、意見が分かれると思う。
現状ではワテの砥石台はほぼ水平なので砥石上の水や研ぎ汁は流れ落ちにくい構造だ。
ワテはそれで十分なのだが、もし傾斜させたい場合には何らかの工夫が必要になる。
手っ取り早くやるなら、前後の45ミリ角材に貼った10ミリ厚のクッション材の厚みを前後で変えるなどの案がある。
いずれにしてもワテの砥石台は現状では前後の傾斜角度の変更に関しては何ら考慮せずに作ったので、欠点と言えば欠点かも知れない。
研ぎ汁が床に落ちる可能性あり
あと、もう一つ気になる点としては、研いでいる時に包丁を手前に引くと研ぎ汁がワテの方向に流れるので、量が多い場合には研ぎ汁が流れ落ちて床が汚れる可能性がある。
なので、何らかの堤防のようなものを砥石台の末端に付けて、研ぎ汁が流れ落ちない対策を講じると実用性は高いと思う。
まあこの件も大きな欠点とは思わないので、もし将来、対策が必要なら検討してみる。
ワテお勧めの定規類
話が本題から逸れるがワテがDIYで使っている定規類を以下に示す。
写真 ワテがDIYで使っている定規類
金属製の定規や指金は全てシンワ測定さんの製品を使っている。
定規なんて買い替える事は滅多にないので、定番のシンワ測定さんの製品を使うのが安心だ。
なお、定規の目盛は1ミリ間隔や0.5ミリ間隔などがある。
上写真の300mm定規は片側が0.5ミリ間隔の目盛なので物凄く細かい。
ところがそれが逆に使い辛いのだ。
例えば54ミリを測りたい場合、50ミリの位置は分かるが54ミリはその位置から4目盛では無くて8目盛もあるので、目盛の線が多過ぎて数えにくいのだ。
なので、ワテはそれ以降は全ての定規類は目盛が1ミリ単位のやつを購入するようにしている。
この300mm定規も両側ともに1ミリ間隔の下写真のやつに買い替えたいと思っている。
あと、下写真のストッパー付きの指金もワテのDIY作業では使用頻度が非常に高い。
これは買って正解だった。
そして下写真のツーバイフォー定規は2×4材を使う木工DIYで大活躍するのだ。
皆さんにもお勧めしたい。
まとめ
ワレコ
屋内で刃物を研げる環境が整って来た。
これから冬がやって来るが、自宅でシコシコと刃物を研ぐのだ。
まずは手持ちの鉋や鑿を研ぎたい。
当記事ではワテが自宅の洗面台で砥石作業を行う為の木製の砥石台の製作過程を紹介した。
以前に使っていた自作の砥石台は解体し再利用した。
使った木材は主にホームセンターで入手した安い端材だ。
ワテの場合、ホームセンターに行くと取り敢えず資材売り場の端材コーナーを漁る。
そして安い端材を見付けるとつい買ってしまう。
それらの端材は荒材が多いが、先日入手したリョービ 小型手押カンナ HL-6Aを使えば自宅でもプレーナー仕上げが出来るようになったのだ。
ワテ自作の簀の子式の三連砥石台は、三種類の砥石を同時に使用できる。その結果、荒砥、中砥、仕上げ砥の三種類を好きなように使い分けられるメリットがある。
洗面台は曲面や曲線が多いので、砥石台の台座部分は当初はどのような形状にするか迷った。
最終的には45ミリ角の杉材を二本使ってその裏に10ミリ厚のクッション材を貼る事で洗面台の曲面や段差にフットさせる事が出来た。その結果、クッション材の効果でぐら付く事も滑る事も無く安定性も良い。かつ、クッション材は水が外に流れ落ちるパッキンの効果も兼ねているのだ。
ステンレス流し台や陶器製洗面台に載せるこの手の砥石台の製作例をネットで見ると、砥石台が前後にずれないようにするために、簀の子の二本の足の部分を流し台の凹み部分に嵌め込む構造を採用している人が多い。
確かにそのような構造にすれば砥石台は前後にはずれないし、ワテが使ったようなクッション材なども付けなくても良いが、欠点としてはその流し台でしか使えない。
ワテの場合は今回写真で紹介した洗面台だけでなく、台所の流し台でも刃物研ぎ作業をやる可能性がある。
それらの奥行寸法を測ったところ、台所流し台のほうが3センチほど奥行が短いのだ。
もし嵌め込み式にすると、両方の流しにはピッタリとは収まらないのでので、洗面台や流し台の縁に載せる構造を採用したのだ。
単純な簀の子構造に見えて、実はそこまで入念に設計しているのだ。
もし皆さんが類似の砥石台を作る場合には、その辺りは自由にすると良いだろう。
その後、下写真のような砥石を見付けた。
なかなか興味深いデザインだな。
(続く)
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