縄文後期の男性土偶?避難解除の被災地で発見
河北新報 12月4日(金)11時29分配信
と言うネットニュースを見た。
男性の土偶の可能性がある人形が出土したらしい。
考古学に疎いワテも、今まで出土した土偶は女性を模したものばかりだと思っていた。
ところが、男性を模した土偶も数例見つかっているらしい。
今回見つかったものは、
- 全長6センチ
- 幅4.3センチ
小型で、右脚と両腕が欠けた状態で見つかったらしい。
で、
その脚の付け根部分に、男性器を模した長さ8ミリ、太さ3ミリの突起が付いている。
ということで写真も載っていた。確かに男性を模しているように見える。
さて、ワテは常々思うのだが、
土偶って凄い。縄文人は凄い。
と思う。
こんな独創的なデザインをどうやったら思いつくのだろうか?
まあ、縄文人の人が(さかなクンさん状態だな)、斬新なデザインの土偶を作って何らかの展覧会で優勝したいとか思って土偶を作ったとは思えないので、ごく普通の日常生活の中で、ごく普通に人型の焼き物を作ったのだと思う。
それが、現代人からするとこんなに独創的なスタイル。
つまり、それは、
縄文人の目には、人間の姿が実際にこのように見えていたのでは無いのかなあと思う。
ワテの好きな土偶
東京国立博物館に有る。
土偶 群馬県吾妻郡東吾妻町郷原出土(個人蔵、東京国立博物館寄託)通称ハート形土偶 
“Dogu (clay figurine) with heart-shaped face, Jomon period, 2000-1000 BC, from Gobara, Higashi Agatsuma-machi, Gunma – Tokyo National Museum – DSC06322” by Daderot – 投稿者自身による作品. Licensed under CC0 via ウィキメディア・コモンズ.
重要文化財 ハート形土偶
群馬県東吾妻町郷原出土
縄文時代(後期)・前2000~前1000年
個人蔵
土偶 青森県亀ヶ岡遺跡出土(通称:遮光器土偶)
“Periodo jomon, dogu, 2000-1000 a.c. 3” by I, Sailko. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.
東京国立博物館の場所と地図
われこマップ 東京国立博物館
住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館
電話番号:03-3822-1111(代表)
・ JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分
・ 東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分
・ 京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分
・ 台東区循環バス「東西めぐりん」で上野駅・上野公園バス停から乗車し、1つ目のバス停が東京国立博物館前(2分)。
こんなのもある。
木造駅(きづくりえき)
青森県つがる市木造房松にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)五能線の駅
http://goo.gl/f1q5lT
圧倒的な存在感だ。
一度見に行きたいと思っている。
追記(2016/2/5)
国宝 合掌土偶(青森県風張1遺跡から出土)
By PHGCOM (Own work, photographed at British Museum) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) or GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons
【大きさ 】高さ19.8cm、幅14.2cm、奥行き15.2cm
【所有者】八戸市(青森県八戸市内丸1-1-1)
所蔵
八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館
〒031-0023 青森県八戸市大字是川字横山1
電話 0178-38-9511
FAX 0178-96-5392
五郎丸さんの合掌ポーズに似ているので話題の土偶だ。
ちなみに、「八郎丸いのるん」と言うマスコットキャラクターがある。
八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館 マスコットキャラクター 「いのるん」
まあ、確かに指の組み方や腕の湾曲の具合がそっくりだ。
でも、それ以上に、顔が似ていると思うのだが。
皆さんの感想はいかがでしょうか?
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