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【ワレコの電子工作】PWM制御DCファンコントローラ自作して車載完了【PCBWay基板】

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ワレコ

遂に自作の自動車用換気扇が完成し、車に搭載した。

ワテ自作のPWM式DCファン回転コントローラ装置も無事に動作した。

PCBWayさんに発注した専用基板を使ったので電子工作が格段にやり易くなった。

本当なら八月くらいには完成して、真夏の暑い時期に実際に使ってみたかったのだが、もう十月。

でもまあ、今の異常気象の時代、十月と言えどもまた真夏のような暑い日が来るかもしれない。

その時に試してみる予定だ。

前回記事はこちら↴

当記事では、車載したワテ自作のPWM式DCファン回転コントローラ装置や三連ファン装置の試運転の様子を紹介したい。

では、本題に入ろう。

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ワテ自作の自動車用換気扇システムを車載する

イレクターパイプにファンを吊るす

下写真がワテのハイゼットカーゴに搭載した換気扇システムだ。

写真 車に搭載した三連ファン(奥が吸気、手前が排気)

上写真の三連ファンで、奥が吸気、手前が排気だ。

この手のファンは丸い白いラベルが貼ってある側から空気が噴き出すように作られている。

以前に自作した網戸と同じチーク色の水性ニスで換気扇の木枠を塗装したので、統一感があり美しい。

塗料は油性よりも水性が使い易い。使い終わった刷毛や容器は水で洗えるからだ。

アルミシートを丸めているやつは、目隠しシェードだ。

目隠しとして使う場合は、シートを垂らすだけで良い。使わない時には上写真のように巻き上げれば良いのだ。完璧な目隠しシェード!

なお、目隠しシェードを垂らした状態で換気扇を使う場合もあるので、目隠しシェードの換気扇の位置を長方形にくり抜く予定だ。くり抜いた場所は強度不足になるので網戸用網などを貼り付けておく予定だ。

 

下写真のように三連ファンはイレクターパイプで車内に作成している支柱の骨組みに引っ掛けて吊るしている。

写真 運転席後ろの排気ファンとその右にあるのはワテ自作のLED照明

矢崎のイレクターパイプは、Φ28、Φ32、Φ42などあるが一般にはΦ28が良く使われていて、殆どのホームセンターにイレクター専用コーナーがある。

ジョイントも各種あり値段も安いのでお勧めだ。

配線は白のマジックテープバンドでイレクターパイプに固定している。

PWM式DCファン回転コントローラは棚板裏に固定

下写真の棚の裏に貼り付けているのがPWM式DCファン回転コントローラ装置だ。

写真 PWM式DCファン回転コントローラ装置(棚板裏)と昇降圧DCDCコンバータ装置(右側板)

上写真の棚板裏にPWM式DCファン回転コントローラ装置を貼り付けた。

金属フレームに囲まれているのはAC100V入力DC24V(4.5A)出力のスイッチング電源で、これをファンの電源として使っている。

現状ではPWM式制御基板(PCBWay発注の専用基板使用)が剥き出しなので、何かカバーを付ける予定であったが、当面はカバー無しで使用してみる。問題が無ければカバーを付ける予定だ。

ちなみに、右側板に張り付けているのが昇降圧DCDCコンバータ基板を使って自作した走行充電システム(その記事)で、シガー電源からDC12Vを入力して、それを昇圧した電源DC18V(出力電圧範囲0.5V~30Vまで可能)を出力している。

そのDC18V出力で、上写真のSUAOKI G500ポータブル電源を走行充電する事で、フル充電が出来るのだ。

なお、もしワテと同じような走行充電システムを作りたい人は、もう少し出力電流容量が大きな昇圧 DCDCコンバータを使う方がよいだろう。そのほうが充電時間を短く出来るので。ただしワテはこの製品は使ったことは無いが。

ワテは車中泊ではタブレットやLED照明くらいしか使わないので、ポータブル電源を使い切るなんて事は殆どないのだ。

フル回転状態で消費電力は46ワット程度

下写真がスアオキ G500ポータブル電源だ。

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下写真では吸気側ファン(助手席後)をフル回転させている。

写真 フル回転状態の吸気ファン(助手席後)

下写真のように合計六基のSan Ace製DC24Vブラシレスファンをフル回転させた時の消費電力は約46Wだった。

写真 合計六基のSan Ace 24V DCブラシレスファンをフル回転させた時は46W消費

六基のファンをフル回転させると、かなり強い風量を体感出来た。

採用したSan Aceのファンは大きさは12cm、DC24V(0.24A)で風量150m³/hだ。

風量150m³/hなのでこれが三台で風量450m³/hになる。

この風量なら一般台所用換気扇の20cmサイズと同じくらいの性能になる。

給排気の合計六台のファンをフルパワーで動かすと計算上は900m³/hの風量になるので、これは25cmあるいは30cm級の一般台所用換気扇の風量に匹敵するのだ。

車外から見ても目立たないワテ自作の換気扇システム

下写真は荷室のスライドドアにある窓を開けた状態だ。

ワテ自作の網戸を窓枠に貼り付けているので網戸越しに車内のファンを見ている状態だ。

下写真のように、ファンは殆ど目立たないのだ。

写真 荷室スライドドアの窓を開けると網戸越しにファンがみえるが目立たない

下写真は、窓を閉めた状態。

写真 窓を閉めていると車内のファンは殆ど見えない

プラダンにファンを固定して窓に嵌め込む方式で換気扇を作っている人も多い。

でもそれだと見た目が美しく無いし、走行中には脱落の危険性もある。

駐車する度に窓にプラダン換気扇を嵌め込むなんてのは、イラチ(短気)のワテには合わない。

そこで、車内に張り巡らしたイレクターパイプの骨組みに換気扇を吊るす方式を採用したのだ。

安全対策としてファンガードを付ける予定

下写真のように、現状ではファンの羽根が剥き出しなので危険だ。

写真 自作網戸の木枠と同じ色のニスで仕上げたファン固定木枠

フル回転している羽根にうっかり指を突っ込むと、大怪我する危険性がある。

実は、今回、この写真を撮影する為に試運転していて、実際に指を突っ込んでしまったw

幸い怪我はしなかったが、金属製のファンガードなど取り付けたい。あるいは網戸の網でも張るかな。

と言う事で、春くらいに計画した自動車用換気扇自作プロジェクトであるが、ようやく完成したのだ。

その効果は、暑い日がやってくれば実験してみる予定だ。

その実験結果は、別記事で紹介したい。

参考:ワテのカーオーディオシステムのスピーカー

少し話題が逸れるが、今回の撮影で車内の写真を撮ったので、ワテ自作のカーオーディオも紹介しよう。

下写真は、イレクターパイプで組んだ天井棚に載せているJBL Control 1Xtremeだ。

リアスピーカーシステムとして使っている。

写真 破れたエッジをラバーエッジに自分で交換修理したJBL Control 1Xtreme(その記事

このJBL Control 1Xtremeは中々いい音がするのだ。

「高音、中音、低音のバランスが良いと思うよ。」

まるで将棋の豊島 将之(とよしま まさゆき)棋士のようだ。

なんのこっちゃw

一方、フロントスピーカーは下写真のようにオーバーヘッドキャビネットに自作の2Wayスピーカーシステムを搭載している。

写真 オーバーヘッドキャビネットに搭載のJBLパラゴン風スピーカーシステム(フロント)

その製作記事はこちら↴

【ワレコのDIY】JBLパラゴン風カースピーカーを車に搭載した【自作コイルでLCネットワーク作成】
ワレコ 遂にワテのハイゼットカーゴにJBLパラゴン風フロントスピーカーを搭載したのだ。 世界広しと言えども車にJBLパラゴンを搭載した人はいないだろう。 ワテの場合は「パラゴン風」ではあるが、本家JBLパラゴンに勝るとも劣らない完璧なカーオ...

これらのスピーカーを中古のカーナビ(自分で取り付けた)のアンプ(50Wx4)で駆動している。

なかなかいい音がするのだ。流石にJBLパラゴン風スピーカーシステムなのだ。

まとめ

ワレコ

アウトドアブーム、DIYブームが来ている事はホームセンターの賑わいを見ても分る。

自称アウトドア&DIY達人のワテとしては、そう言うブームは歓迎したいが、マナーの悪いキャンパーも出て来るので、そう言うのは困る。

当記事ではワテ自作の自動車用換気扇システムをハイゼットカーゴに搭載して無事に運転成功した過程を紹介した。

自動車用換気扇をパソコン用DCファンで自作する例はYouTube動画にも多数ある。

そのどれもがプラダンを窓の形状にカットして完全に目張りして、そのプラダンにファンを固定する構造を採用している。

ワテの場合は、プラダン式換気扇は見た目が嫌いなので採用しなかった。

ワテが採用したのは、目張りはせずに単にDCファン三連の換気扇を窓の上部に吊るす案だ。

この方式なら窓のサンバイザーの裏側辺りにファンが来るので、ファンは外からも見えにくいから美観を損ねない。

かつ、吸気でも排気でもサンバイザーの曲面が上手い具合に空気の流れを作るので、プラダンなどで目張りしなくても、効率良く給排気が出来ると思われる。

その辺りの換気能力の実験は今後テストしたい。

今回の試運転でも、合計六基のファンがフル回転している状態では、かなり強い風量を体感出来たので、換気能力はかなり高いと期待している。

(続く)

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