記事内に広告が含まれています

【ワレコのDIY】総額1万円でハイゼットカーゴにカーナビを自分で取り付け成功作業編【ダイハツ純正】

この記事は約31分で読めます。
スポンサーリンク

写真 さあお前らもナビくらい自分で取り付けんかい!と関西弁で挑発している指令女子

前編記事では、ワテが中古で7000円くらいで買ったダイハツ純正メーカーオプションナビの取り付けに必要な情報収集(信号線の種類、各コネクタの役割)、必要なコネクタ類・工具類の購入、リアスピーカーを鳴らす為のスピーカケーブルにギボシ取り付けなどの作業を紹介した。

当記事はその後半記事。

無事にカーナビをハイゼットカーゴのオーディオコンソール部分に取り付けて正常動作させる事が出来たのでその作業過程を紹介したい。

では、本題に入ろう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
  1. カーナビへの配線作業を行う
    1. 車の内装部品を外す
      1. まずはダッシュボードパネルを取り外す
      2. Aピラー部分のカバーを取り外す準備
      3. ピラーとは?
      4. Aピラーカバーを引き剥がす
    2. 既存の純正カーラジオを取り外す
      1. バッテリーのマイナス極ケーブルは外さないで作業する
      2. スピーカー内蔵の純正AM/FMカーラジオを外す
      3. 日産、スバル、三菱、ホンダ、スズキなどの他社の場合
      4. 主な自動車メーカーのオーディオ用コネクタの種類
      5. 逆カプラー(=逆ハーネス、逆コネクタ)とは
      6. 着磁したドライバーがお勧め
      7. ドライバーは良い物を使いたい
      8. 取り外したダイハツ純正スピーカー内蔵AM/FMカーラジオ
      9. ラジオを取り外して露出したオーディオコンソール
    3. トヨタ・ダイハツ10Pコネクタ延長&分岐ケーブルを接続する
    4. スピーカーケーブルを配線する
      1. 針金を使ってケーブルを魚釣りする感じ
      2. スピーカケーブルそ針金で釣り上げ成功
      3. ケーブル固定に電気絶縁用ビニルテープはお勧めしない
  2. スピーカーケーブルを天井に這わせる
    1. オーバーヘッドキャビネットを取り外す
      1. サンバイザー(日よけ)固定パーツを取り外す
    2. オーバーヘッドキャビネットの左右にスピーカーケーブルが通る穴を開ける
      1. 端っこを半径1cmくらいに切り取ったオーバーヘッドキャビネット
      2. Aピラーカバーの表面と裏面
      3. オーバーヘッドキャビネットを取り外した状態の天井写真
    3. スピーカーケーブルをオーバーヘッドキャビネットの左右を経由して後方まで配線する
  3. カーナビに必要なケーブルを全て接続する
    1. 5P車速センサー信号などの延長ケーブルを配線する
    2. カーナビに必要な全てのコネクタがオーディオコンソールに準備出来た
    3. 取付金具を純正ラジオからナビへ移植する
    4. いよいよカーナビをオーディオコンソールに取り付ける
      1. アース線は念のためにナビ本体に接続しておいた
    5. GPSアンテナなどの配線を取り回す
      1. グローブボックスの辺りの配線を整理する前
      2. グローブボックスの配線を整理した後
    6. GPSアンテナをダッシュボードの上に貼り付ける
      1. Aピラーカバーや持ち手ハンドルなどを取り付ける
  4. いよいよナビを使う
  5. まとめ
    1. 純正以外のナビ取り付けも簡単
    2. 古いナビの使い勝手は悪くは無い
    3. リアスピーカーから流れるナビ案内音声・ラジオ音声もいい感じ

カーナビへの配線作業を行う

ワテが買ったのは、

Clarion(クラリオン) QY-7058D-W(ダイハツの型番:86100-B2100)

と言うダイハツ純正メーカーオプションナビだ。メーカーオプションなので車の生産時に組み込まれたやつが中古市場に出ていたと言う訳だ。

2011年製なので約十年くらい前の製品になる。

ナビの取り付けをカー用品店に頼むと1万5千円~2万円くらいが相場のようだ。

まあここはワテの自動車DIYの勉強も兼ねて自分で取り付けるのだ。

車の内装部品を外す

まず必要な作業は、車の内装部品を取り外す作業だ。

具体的には、ダッシュボードのパネル(下写真)や、フロントガラスの左右の部分のピラーに嵌めてあるカバーなどだ。

まずはダッシュボードパネルを取り外す

ダッシュボードのパネル(カバー)は下写真のように引っ張れば剥がせる。

ダッシュボードパネルは数箇所の爪で引っ掛かっているので、引っ張れば抜けるのだ。

ただし、ハザードランプの赤いボタンへのコネクタが裏で刺さっているのでそれを抜く必要がある。抜く場合には単に引っ張ってもダメで、良く見ると四角い数ミリくらいの押さえる部分があるので、そこを押さえながらクネクネすると外せる。

初めてこの手の作業をする人は慣れていないので不安があると思うが、気にせずにやれば良い。最悪、もし失敗して壊してしまっても、数千円程度で純正の新品パーツを車のディラーで購入出来るし。

Aピラー部分のカバーを取り外す準備

次は、ピラー部分のカバーを取り外す。

ワテの場合には、荷室に設置したスピーカーへの配線をこのピラー部分を通す為に、ピラーを外した。皆さんの場合には、フロントガラスに貼り付けるシール式の地デジアンテナの配線を通す為にこのピラーを外す必要があるだろう。

フロントガラス左右にある斜めの支柱は一般に「Aピラー」と呼ばれている。その裏側(運転席側)にある樹脂製のピラーカバーを捲って引っ張れば剥がせる。ただし事前に持ち手グリップハンドルのネジをプラスドライバーで外した(下写真)。

ピラーとは?

ピラーとは英語ではpillarと綴られる。日本語だととか支柱などと訳される。

「Aピラー」はフロントガラスの左右の支柱部分を指す。じゃあ、「Bピラー」、「Cピラー」もあるのか?気になる。

ネットで調べた結果、ABCD、、、と続き、大型バスなどではJピラー辺りまであるらしい。

写真 A~Dピラーの例

引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/ステーションワゴン#/media/ファイル:Volvo-850-wagon-front.jpg

Aピラーカバーを引き剥がす

あとは、ピラーカバーの隙間にマイナスドライバーなどを入れて端っこをめくって、引っ張れば剥がれる。その写真はこの後で紹介する。

もし専用工具を買うなら、「内装はがし」、「内張剥がし」などで検索すると良いだろう。

例えばこんな製品だ。

既存の純正カーラジオを取り外す

バッテリーのマイナス極ケーブルは外さないで作業する

ネット情報によれば、ナビ取り付けなどの電気系の作業を行う場合には、安全の為には本当はバッテリーのマイナス端子(黒いケーブル)を外して全ての電源系統を切断状態にしておくのが良いらしい。

バッテリーを繋いだまま作業をすると、配線ミスが有った場合にヒューズが飛ぶ場合があるからだ。

でもまあ、ワテの場合は事前に十分に調査しているので配線間違いの可能性は無いと断言できるからだ。でもプロの人なら、本当はそう言う場合でも、バッテリーは外すのかな?

兎に角、ワテの場合には自己責任で手抜きしてバッテリーは繋いだまま作業した。

それに、バッテリーのケーブルなんて素人DIYでは滅多に外さないし、素人が外して、再び取り付けるとしても、トルクレンチなど持っていないので適切なトルクで締め付けているかどうか確認も出来ない。

バッテリーターミナルの素材は柔らかい合金なので、素人がやっすいオープンレンチで堅く締め付けてしまうとナットをなめてしまう失敗も多いし。少なくともメガネレンチを使うべきだと思うが、それなら、バッテリーの接続は触らないほうが安全かも知れないと言う判断を下したのだ。

スピーカー内蔵の純正AM/FMカーラジオを外す

ハイゼットカーゴに付いているスピーカー内蔵の純正AM/FMカーラジオは前面から見ると左右の三カ所のプラスネジで固定されているので、それらを外すと簡単に抜き取れる(下写真)。

写真 ダイハツ純正スピーカー内蔵AM/FMカーラジオの背面

二本のケーブルが見えるが、上側のやつがラジオのアンテナ線、下側の数本の電線が見えているケーブルがトヨタ・ダイハツ10Pコネクタだ。車体側ケーブルからバッテリー電源、アクセサリー電源、アースを供給すると同時に、フロントスピーカー出力信号が出力されるケーブルだ。

アンテナケーブルは引っ張れば抜ける。

一方、10Pコネクタは引っ張っても抜けない。コネクタ背面に爪が出ているのでそれを押さえながら引っ張る。爪が引っ掛かったままだと引っ張っても抜けないのだ。

かつ、爪を押さえて引っ張る場合でも真っ直ぐに引っ張っても抜けにくいので左右にクネクネしながら引っ張ると良い。このようにコネクタをクネクネしながら引っ張ると言うのは、とっても嫌な操作性だ。でもまあ自動車業界で使われるコネクタの殆ど全てはこんな感じのコネクタのようなので、慣れるしかない。もう少し使い易いコネクタにすればいいのにと思うワテである。

日産、スバル、三菱、ホンダ、スズキなどの他社の場合

このトヨタ・ダイハツ10Pコネクタは、トヨタやダイハツの車が標準で採用しているオーディオ機器用のコネクタらしい。大昔の車だと異なるコネクタが使われているが、最近の車ならこのコネクタが付いている。

一方、日産、スバル、三菱、ホンダ、スズキなどの他社の場合にも、それぞれの会社が採用しているコネクタがある。

例えば日産の場合も日産10P・6P純正コネクタと言うのを採用しているようだ。

ただし同じ10P・6Pと言っても日産とトヨタ・ダイハツとは異なると思う。

なお、日産車の場合には、日産20P コネクターと言うのもある。上で紹介している日産10P・6Pコネクターとは異なるので要注意だ。

いずれにしても、自分が購入したナビがどの自動車メーカー用なのか調べて、どんなコネクタが付いているのかを確認すると良い。

主な自動車メーカーのオーディオ用コネクタの種類

G1T トヨタ ダイハツ 10P 6P 逆カプラー
G13TS トヨタ ダイハツ スズキ 5P 車速信号接続用 逆カプラーハーネス G13TS
G2N 日産 10P 6P 純正 コネクター
G9N G9N 純正コネクター 逆カプラ 20P 日産
G11H 逆カプラー ホンダ 17P カーオーディオ カーナビ
G4M 三菱 14P 逆カプラ G4M 純正ステレオコネクター
G3Z 純正ステレオコネクター(逆カプラ) マツダ 12P/8P
G10Z 純正ステレオコネクター(逆カプラ) マツダ 24P
G14Z 純正ステレオコネクター/逆カプラ G14Z
G6F 純正ステレオコネクター(逆カプラ) スバル 14P
G5S スズキ 12P 純正ステレオコネクター 逆カプラス G5S
G7H 純正ステレオコネクター(逆カプラ) ホンダ/スズキ 20P
G12H CatchHunter 純正ステレオコネクター(逆カプラ)ホンダ用 G12H
G15H 純正ステレオアンテナコネクター(逆カプラ) ホンダ車ラジオアンテナジャック取り出し用(丸穴タイプ) G15H G15H
G16TF トヨタ 純正ラジオアンテナ逆変換 G16TF

表 各社のオーディオ用コネクタ(上記参考商品は逆コネクタ、コネクタが混じっているのでご注意下さい)

逆カプラー(=逆ハーネス、逆コネクタ)とは

自動車関連のケーブルに付いてネット検索していると「逆カプラー」あるいは「逆ハーネス」と言う言葉をよく目にする。

何が逆なのか?ワテも最初は気になった。でも簡単だ。

要するに、例えばトヨタ純正カーナビをスバル車に取り付けたい、そんな時に使うのがトヨタ用逆カプラーだ。逆ハーネスとも言う。

トヨタ純正カーナビの背面には、トヨタ・ダイハツ10Pコネクタ(オス)が付いているので、10本の電極端子が出ている。それを他車(例えばスバル車)に取り付けるには、変換コネクタが必要になる。

ところがトヨタコネクタから直接にスバルコネクタに変換できるようなコネクタは市販されていない。

なので、トヨタナビ背面に挿して10本の信号線をギボシ端子で取り出すのが逆コネクタ(=逆カップラー)だ。

一方、スバル車にはスバルナビ用の電線がオーディオコンソールの付近に来ている。そのコネクタはスバル14Pコネクタ(メス)が付いている。

そのコネクタに差し込んで、14本の信号線をギボシ端子で取り出すのが、下写真のようなコネクタだ。

要するに「逆」が付かない普通のコネクタである。「順」コネクタあるいは「正」コネクタなどと呼ぶのが良いかも知れないが、ネット検索する限りはそんな読み方はせずに、単に「コネクタ」と呼ばれているようだ。

あとは、これらのギボシ端子のどの線が何の信号線なのかを調べて、逆コネクタと順コネクタのギボシ端子同士を接続すれば良いのだ。

まあ、どのメーカーの車でも、バッテリー電源、アクセサリー電源、イルミネーション電源、アース、スピーカー出力(左+、左ー、右プラス、右ー)などは出ているので、それらを接続すれば良いのだ。

なお、逆コネクタ、順コネクタのギボシ端子のオスメスが正しく合うのか?と言う疑問が生じるが、ネット記事を見る限り上手く合うようになっているようだ。万一オスオス、メスメスなどで挿せない場合には、ギボシ端子を付け替えても良いし、あるいは端子を切り取って直接半田付けしても良いだろう。DIYなのでその辺りは自由にやれば良い。

着磁したドライバーがお勧め

自動車DIYの場合、ネジをドライバーで取り付けたり取り外したりする場合に、ウッカリしてネジを車内の狭い場所に落としてしまうと、殆どの場合拾うのは困難だ。

そんな失敗をしないようにするには、例えば着磁したドライバーを使うと良い。

でもドライバーを着磁すると細かい鉄粉が吸い付くのが嫌いな人も多い。

そう言う人は、例えば以下の商品のようなビスキャッチドライバーを使うと良いだろう。

ドライバーは良い物を使いたい

ワテお勧めのスイスPB社のドライバーセットだ。

プラスドライバーの四本セットで、型番で言うと以下の四本がセットになっているのだ。カッコ内はワテの体験に基づくコメントだ。

8190-0 物凄く細いネジ用(滅多に使う機会は無いと思う)
8190-1 細目のネジ用(たまに使う事がある)
8190-2 標準的なネジ用(普通の作業では殆どこのドライバーで間に合う)
8190-3 太いネジ用(滅多に使う機会は無いと思うが自動車DIYでは活躍する)

ワテのやつはこんな高級セットでは無いが、プラスの1(細目)とプラスの2(標準)の二種類のサイズのPB製ドライバーを使っているのだ。

良いドライバーを使うと着磁していなくても、ドライバー先端(ビット)がネジの溝に喰い込むので、ネジが脱落しにくいのだ。その結果、ウッカリしてネジが隙間に落ちるトラブルも起きにくいので、長い人生において結果的には時間もお金も節約できるのだ。

例えばウッカリしてネジが隙間に落ちてしまい、代替ネジの手持ちがない。そうなるとホームセンターに似た様なネジを買いに行く。あるいはディラーに純正部品を注文するなどが必要になるが、時給千円だとしても、それらの作業に2時間掛かったら2千円の無駄と考えると、一本2千円くらいのドライバーを10年、20年と長く使うほうが長い目で見るとお得なのだ。

安物のドライバーは先端が直ぐに摩耗してしまうが、PB社辺りの高級品はたまにDIYで使う程度なら20年くらい使っていても殆ど摩耗しない(ワテの場合)。

自称DIYの達人のワテが言うのだから間違い無い。

取り外したダイハツ純正スピーカー内蔵AM/FMカーラジオ

まあ、参考までに取り外したダイハツ純正スピーカー内蔵AM/FMカーラジオの背面写真を紹介しよう。

上写真左にあるのが、トヨタ・ダイハツ10Pコネクタのオスタイプだ。なので電極金属端子が10本出ている。

右端にある丸い穴がアンテナケーブルを差し込む穴だ。イヤホンジャックみたいな感じで抜き差し出来る。

左端に写っている白っぽいやつは、ダイソーの100円マスクだ。コロナウイルス対策として、外出時は必ず着用している。

ワテの場合、この手のマスクは一度も買った事は無いのだが、昨年、このコロナウイルスがニュースになる前にダイソー店頭で山積みされているのをたまたま見掛けて何となく買ってみた。用途としては木工作業中の防塵マスク代わりに使おうかなあと考えたのだ。その後、コロナでマスク転売騒動。ヤフオクではこの30枚入り一箱(定価100円)が3000円くらいで落札されている。

ワテの場合、虫の知らせと言うか、直感と言うか、何かの災害の前にはこの手の経験が何度かある。

ラジオを取り外して露出したオーディオコンソール

まあ、下写真のようにオーディオコンソールの内部はいろんな部品が見えてごちゃごちゃしている。

普通の電子工作しかした事が無い人だと(ワテも)、自動車の内部はなんだかややこしそうという印象を持つだろう。まあ、でもそれは見慣れていないだけで、慣れてしまうと難しくも何でもない。

要するに必要なケーブルを見付けて、ナビに配線すれば良いのだから。

トヨタ・ダイハツ10Pコネクタ延長&分岐ケーブルを接続する

事前に購入していたSTRASSE(シュトラーセ) トヨタ 電源取出しコネクタ 10Pin SE-NC013を使って車側に来ているトヨタ・ダイハツ10Pコネクタを延長する(下写真)。

ところが今日、上のアマゾンの商品の値段を確認したら一万円近くしているぞ。
ワテが買った時には2500円くらいだったのに。なんでやねん!

恐らくこのワテのブログを見た大勢の人がこの電源分岐コネクタを注文したもんだから、メーカーが値上げしたのか!?

ワテのブログ記事もそこまでの社会的影響力を持つようになったのか!?

さて、似た様なコネクタは多数ある。例えば下図。

恐らく上写真のやつも同じ構造だと思うので、代替品として使えるとは思うがワテが実際に試したやつでは無いので皆さん自身でご確認下さい。

作業を続けよう。

上写真のように、STRASSE(シュトラーセ) トヨタ 電源取出しコネクタ 10Pin SE-NC013は両側にトヨタ/ダイハツ10Pコネクタのオスとメスが付いているので、オーディオコンソールに来ている既存の10Pコネクタを10cmくらい延長出来るのだ。

今回は延長は必要無いのだが、まあ10cmくらい延長したほうが作業性は良い。このケーブルを購入した本来の目的はナビ内蔵アンプからのフロントスピーカー出力信号(左⊕、左⊖、右⊕、右⊖、合計四本)の分岐だ。

スピーカーケーブルを配線する

ナビ背面のトヨタ・ダイハツ10Pコネクタから出たフロントスピーカー信号(左⊕、左⊖、右⊕、右⊖、合計四本)は、通常なら左右のドアに埋め込まれているフロントスピーカーに配線されている。

ワテのハイゼットカーゴにはフロントスピーカーは付いていないのだが、ネット情報によると、スピーカーケーブル自体は配線されていて、ドアの内張を外すとスピーカーが取り付けられる付近までは配線済との事だ。

なので、当初はフロントドアの内張を外してフロントスピーカーを取り付ける事も検討したのだが、その案は中止した。理由は、ドアの内張を外す作業が面倒なのと、ドアにスピーカーを取り付けても、デッドニングを十分にやらないと音がスカスカで安っぽい音しか出ないので。

と言うことで、トヨタ・ダイハツ10Pコネクタの分岐ケーブルを買ったのだ。

下写真の赤黒スピーカーケーブル2.0㎟(2平方ミリ=2square millimeters = ニスケ)と呼ばれる)で、荷室に搭載しているJBL Control 1Xtremeまで配線している。

上写真で、赤黒スピーカーケーブル右側は垂れ下がっているが、このあと右側Aピラーを経由して天井まで上げて、そこから後方の荷室まで引っ張るのだ。そうすると、スピーカーケーブルの存在が全く見えないのでスッキリと仕上がる(この後で紹介する)。

一方、スピーカケーブル反対側にはギボシを取り付けているが、それはカーナビまで配線する。

針金を使ってケーブルを魚釣りする感じ

狭い隙間を通してオーディオコンソールのところまでケーブルを引っ張るのはコツがいる。

下写真のように50cmくらいの電線(銅単線の硬いやつ)が有ったので、それをオーディオコンソールのところから挿し込んで、運転席足元のブレーキペダルの辺りに通した。

上写真のように、その針金にスピーカーケーブルを引っ掛けて釣り上げた。必要なら養生テーブを巻くなどしてケーブルが抜け落ちないようにするとより確実だ。

スピーカケーブルそ針金で釣り上げ成功

無事にスピーカケーブルを釣り上げると下写真のようになる。

下写真のように、右側Aピラーに沿って天井までスピーカケーブルを通す。

ケーブル固定に電気絶縁用ビニルテープはお勧めしない

必要なら養生テープなどで仮止めすると良い。

なお、電工用のビニルテープはあまりお勧めしない。なぜなら、粘着物質がベト付くので。特に熱が加わると粘着物質が溶けてべとつき易いが、車のボディは夏場だと80℃くらいにはなるから、もうべとつき捲る。

将来、スピーカケーブルを取り付け直す場合など、粘着物質がベトついて不快な気分になる。

以下の製品なアマゾンでは人気だが、ベト付きの有無は未確認だ。

ワテの場合には、粘着物質が弱い養生テープを少しだけ使った。もしべと付いた場合でも、無水エタノールなどの溶剤で軽く拭き取れば除去出来るので。

スピーカーケーブルを天井に這わせる

さて、ここまででスピーカーケーブルはカーナビから出てAピラーの辺りまでは見えないように配線出来ている。

次はAピラーから天井を経由して荷室まで引っ張る作業だ。

ここで問題が発覚。

つまり、運転席の天井に付いているオーバーヘッドキャビネットの左右とAピラーカバーが隙間なく組み合わされているので、ニスケの太目の赤黒スピーカーケーブルを通す隙間が無いのだ。

もし無理やり通すと、スピーカーケーブルが樹脂製のオーバーヘッドキャビネットで押さえつけられて、最悪電線が切れる可能性もある(直ぐには切れないと思うが、運転中の振動などで徐々に芯線が切れるなど)。

オーバーヘッドキャビネットを取り外す

そこで、天井にあるオーバーヘッドキャビネットを取り外す事にしたのだ。

下写真は取り外す途中の状態。ぶら下がっている三本の電線は自分で取り付けたドラレコの配線だ。今回はこの配線もスッキリと再配線する。

写真 ハイゼットカーゴのオーバーヘッドキャビネットを取り外している様子

オーバーヘッドキャビネットやピラーカバーなど、この手の自動車部品は嵌め込みタイプの爪かネジ止めで固定されている。

具体的には以下の部品を取り外せばオーバーヘッドキャビネットを外せた。

  • 左右にあるサンバイザー(日よけ)(ネジ止めされている)
  • サンバイザー(日よけ)を支えているプラスチックパーツ(上写真の四角の穴に嵌っている、嵌め込み式)
  • 中央のバックミラーと室内灯一体部品(室内灯カバーを引っ張って外すとネジがあるので外す)
  • オーバーヘッドキャビネット左右の部分は車ボディ天井にネジ止めされているので外す

サンバイザー(日よけ)固定パーツを取り外す

下写真のように日よけを支えている樹脂製部品は嵌め込んであるだけなので、マイナスドライバーの大き目のやつを隙間に差し込んでこじ開けながら引っ張ると外せた。

無事に取り外せたオーバーヘッドキャビネット(下写真)。

写真 ダイハツハイゼットカーゴのオーバーヘッドキャビネット

オーバーヘッドキャビネットの左右にスピーカーケーブルが通る穴を開ける

さて、オーバーヘッドキャビネットの左右にスピーカーケーブルが通るように加工する事にした。

下写真のように半径1cmくらいの半円形に切り取るのだ。

写真 スピーカーケーブルを通す為に切り取る予定のオーバーヘッドキャビネットの端

まあ、自動車に傷を付けるのが嫌いな人も多いだろう。

不思議だ。日本人は車に小さな傷が付いたくらいでも、物凄く「あちゃ~」「えらいこっちゃ!」「どないしょ~」と落ち込む。

高が塗装が少し傷ついたくらいでそんなに深刻になるなよと言いたいが、それが日本人の国民性なのだろう。

ワテの場合には、車も単なる工業製品なので、大事に大事に扱うなんて言う神経は全く無い。かと言って、ドロドロに汚れたまま乗るのは気分が悪いので時々洗車したり、フロントガラスを雑巾で拭くが。

今回のオーバーヘッドキャビネットに関しても、切り取って解決するなら切り取れば良いのだ。

まあ3ミリくらいの厚みのある樹脂製部品なので、カッターで切るには厚い。ジグソーだと半径1cmの半円には切り取りにくい。

ワテの手持ちの工具に良い物があった。

糸鋸だ。

普通の糸鋸刃でも良いが、ワテが使った刃は、スパイラス糸鋸刃と言うやつで、例えばこんな製品(下写真)。

つまり、360度どっちの方向にも切れるので、円形でも曲がりくねった曲線でも切り易いのだ。

端っこを半径1cmくらいに切り取ったオーバーヘッドキャビネット

無事にカット出来た。

この後、半円形のヤスリで切断面をヤスリ掛けして綺麗に整形しておいた。

ちなみにオーバーヘッドキャビネット裏側はこんな感じ(下写真)。

上写真で、右が前方だ。左が後方(運転手側)だ。鉄製のバーが入っていて、支える構造だ。

なお、ワテが現在自作中の高性能カーオーディオシステム用に製作したJBLパラゴン風2wayスピーカーをこのオーバーヘッドキャビネット部分に搭載する予定だ。

Aピラーカバーの表面と裏面

オーバーヘッドキャビネットを取り外した状態の天井写真

スピーカーケーブルをオーバーヘッドキャビネットの左右を経由して後方まで配線する

さて、ここからは逆にオーバーヘッドキャビネットを取り付けると同時にスピーカケーブルを通す作業だ。

オーバーヘッドキャビネットは全部固定してしまうとスピーカケーブルを通す時に作業し辛いので、仮固定する感じ。

具体的には、下写真のように、オーバーヘッドキャビネットに日よけを受ける樹脂製のパーツを1個挿し込んでやると、ボディ天井に仮固定出来た。

下写真のように、ナビから右側Aピラーを通って来たスピーカーケーブルを、オーバーヘッドキャビネットを切り取った半円形の部分を通す。完璧や!

同じく左側のオーバーヘッドキャビネットの拡大写真。こちらは左ドアを開けて車外から撮影している。写真には天井に引っ掛ける爪が見えているので、その爪を天井の穴に引っ掛けると安定する。

引っ掛け作業では、必要ならドライバー軸を差し込むなどしてやれば良い。反対側も同じ。

下写真は、助手席前に左側後方スピーカーから来たスピーカーケーブルを、黒い針金で釣り上げている様子。

無事にオーディオコンソールの辺りに釣り上げる事が出来た(下写真)。

 

車体側から来ているトヨタ・ダイハツ10Pコネクタに延長ケーブルを刺した。また、今引っ張って来た左右スピーカーケーブルを延長ケーブルから出ている分岐ケーブルにギボシで接続した(下写真)。

カーナビに必要なケーブルを全て接続する

5P車速センサー信号などの延長ケーブルを配線する

助手席前のダッシュボードで発見した5Pコネクタ。

ここに、前回記事で紹介した自作の5Pコネクタ延長&分岐ケーブルを取り付けた。30cmくらいでも十分だが、余裕を持って約40cm延長した。

上写真のように、分岐した三つの信号(車速センサー信号、リバースギア信号、パーキングブレーキ信号)のケーブル先端にはエーモン工業の「接続コネクター」2825を取り付けた。

三つの信号線は、テプラで信号名を印字して間違え無いようにした。今回のナビ取り付け作業では、この分岐信号は使わないが将来何かに使う為に分岐したのだ。その時に信号を間違えないようにテプラを貼ったのだ。

この辺りは抜かりないワテである。完璧や。

カーナビに必要な全てのコネクタがオーディオコンソールに準備出来た

下写真のように、カーナビに必要な全ての信号線をオーディオコンソールに配線する事が出来た。

写真 左から5Pコネクタ白、GPS灰、ラジオアンテナ、トヨタ・ダイハツ10Pコネクタ

ケーブル類の準備は完了だ。

この後は、以下に示す配線図のように接続する予定だ。

図 カーナビやフロントスピーカーへの配線図

なお上図には、その後取り付けたETC車載器の配線も含まれている。この記事で紹介している。

いよいよナビを取り付けられるぞ。ワクワクする。

取付金具を純正ラジオからナビへ移植する

その前に、取り付け金具を付ける。

純正ラジオの左右側面に取り付けてある金具を取り外してナビに取り付けるのだ。

写真 取り外した純正カーラジオ(左)と新たに取り付ける中古ナビ(Clarion QY-7058D-W、ダイハツ型番:86100-B2100)

なお、上写真左の純正カーラジオはその下には樹脂製の小物入れが付いている。

合計三つのネジで固定されているのが分かるが、それらのネジを外すとそのうちの一個は先端が尖っているタイプのネジだ。下写真左側のやつ。俗にこの手の先端が尖ったネジは「ビス」と呼ばれる。

締め込む相手は金属よりも樹脂などの柔らかい素材の場合が多い。

Wikipediaのビスの項目を参考までに引用しておこう。

ビス
ビスはぶどうの蔓を意味するラテン語vitisがフランス語でねじを表すvisとなり、英語のviseになった[4]。特に「すりわり」や「十字穴」を持つおねじ部品を指すことが多く「小ねじ」とほぼ同義である。

引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/ねじ#ビス

上写真のラジオの場合も、この一本のビスはラジオの樹脂製カバーに締め込んであった。

一方、下写真右側のネジはラジオ本体の金属部分に締め込んであった。

さて、種類の異なるネジとビスが混在していたのでややこしいが、兎に角、ラジオからナビへ金具を移植した(下写真)。片側金具のみ移植した段階。

上写真のように上から両者の金具位置を比べると、どちらも正面位置から同じくらいの距離に金具が付いているので、これで正しい位置だと思われる。

いよいよ伊代はまだ16だから。いやもう60くらいだろ。

いよいよカーナビをオーディオコンソールに取り付ける

自作ケーブルやギボシで全てのケーブルをしっかりと配線出来たので気分爽快だ。

アース線は念のためにナビ本体に接続しておいた

まあ、ボディアース用のアース線なので、ナビ側面に落としたのだが、自動車DIYの素人のワテなのでこれで良いかどうか自信が無い。

少し調べた限りでは、ナビ側面など電子機器に近い場所でアースを追加すると、それが原因でオーディオ機器にノイズが乗るなどのトラブルもあるようだ。実際、先日、この状態で運転してナビのカーラジオを聴いたらAM放送のとある放送局のみ、何だかノイズと言うか、受信状態が悪いと言うか、聴きづらいのだ。このアースと関係しているのか、単に、高圧線の近所を走ったなどの外部要因なのかは未確認なので、引き続きこのボディアース接続は調査する予定だ。

 

あとは、上写真のようにナビをオーディオコンソールに押し込んで左右のネジを止めれば良い。

この時に、ウッカリしてネジをオーディオコンソールの内部に落としてしまった。でも幸いにして、ネジは床まで転げ落ちたので助かった。もしどこかに行ってしまって行方不明になったら3年くらいは気になって落ち込む心配性のワテなのだ。桑原桑原。

ダッシュボードのカバーはここで付けても良いが、全てが完了した時点で取り付けるほうが良いだろう。もし何かやり直す必要が有る場合もあるので。

GPSアンテナなどの配線を取り回す

冒頭でも述べたが、ナビ取り付けなどの電装系の作業を行う場合には、本当はバッテリーのマイナス端子(黒いケーブル)を外して全ての電源系統を切断状態にしておくのが良い。

でもワテの場合には、面倒なのでその作業はせずに配線した。その結果、ナビ背面にトヨタ・ダイハツ10Pコネクタを挿し込んだ瞬間に、バッテリー電源(=常時電源)が供給されるので、下写真のようにナビも電源オンする。

自宅の部屋で安定化電源を使って動作確認した時には、DC12V電圧を供給して、約1.5アンペア程度の電流が流れていた。なのでこのナビは定常状態では約18Wの電力を消費している。

写真 ダイハツ純正カーナビの精悍なオープニング画面

やっぱりナビはダイハツ純正に限る。上写真の赤いダイハツのロゴとDAIHATSUの文字を見よ。カッコイイぞ。大阪発動機。

グローブボックスの辺りの配線を整理する前

上写真では、グローブボックスの下に四連のシガープラグソケットがある。

ワテが使っているのがこれだ。四口もあるが実売価格500円前後なのでやっすいぞ。

四口の内の一つはドラレコの電源に使っている。

グローブボックスの配線を整理した後

下写真のように整理整頓した。

四口シガーソケット分配器は両面テープで車体に貼り付けた。

ワテお勧めの両面テープがこれだ(下写真)。

何がお勧めかと言うと、物凄く強力なのだ。かつ、接着後の使用温度範囲が-20~180℃なのだ。粗面用と言う事で厚さは1.2ミリあるが、滑らかな面同士の接着にももちろん使える。

超強力なので、1cmくらい短い断片を二枚用意して、四口シガーソケット分配器の背面の二箇所に貼るだけで、強固に接着出来る。なので、4メートルもあるテープが中々減らないのだ。お得だ。

なお、接着前に、無水エタノールをティッシュペーパーに少し染み込ませて、接着面をクリーニングしておいた。クリーニングしないと皮脂などの汚れがあるので接着力が低下するからだ。このようにひと手間掛けるだけでDIYは成功する確率が高くなる。自称DIYの達人のワテの経験に基づく。

GPSアンテナをダッシュボードの上に貼り付ける

上写真で、左側のボタン型GPSアンテナはドラレコ用、右側がカーナビ用だ。

なお、現状でも問題無くGPS衛星(準天頂衛星システムみちびき)の位置情報電波を受信出来ているのだが、ネット情報によると、ボタン型GPSアンテナの下に鉄板あるいは銅板を敷くと受信感度が上がるらしい。なので、今度ホームセンターあたりで直径5cmくらいの銅円盤を買って敷いてみる予定だ。

Aピラーカバーや持ち手ハンドルなどを取り付ける

これで、取り外していた内装部品を全て取り付け完了した。

あとは、ナビを使うだけだ。

いよいよナビを使う

さていよいよ伊予柑よりもデコポン好きなワテであるが、いよいよ、ナビを使ってみる。昨日も一個デコポンを食った。

車のキーを一段階回すとアクセサリー電源(ACC電源)が入る。

もう一段階回すとイグニッション電源(IG電源)が入る。

違いは知らない。

もう一段階回すとエンジン始動だ。

キュルキュル。ブオーン。本当はHKSマフラーか藤壺マフラーを付けたいところだが、若くないのでやめておく。

スズキ ハスラー ターボ用なら市販されているのでハイゼットカーゴ用もあるかも。でもやめておく。

で、ナビの画面も正常に表示されて、経路探索なども正常動作する。

ナビ取り付け成功だ。

写真 夜間モードの画面ではボタンのイルミネーションも光る

おお~、いい感じでナビが使えている。

まとめ

当記事では、ワテのハイゼットカーゴデラックスに、中古で買ったダイハツ純正メーカーオプションナビ

Clarion(クラリオン) QY-7058D-W(ダイハツの型番:86100-B2100)

を取り付ける作業過程を紹介した。

自称DIYの達人のワテであるが、自動車DIYは全くの素人だった。

ナビ背面にある多数の接続コネクター端子を見ると、わけわかめ状態であったが、ネット検索して情報を収集してみると意外に簡単だった。

要するに、ナビに必要な電線を接続してやれば良いのだ。

トヨタ、ダイハツ車にはトヨタ、ダイハツ純正ナビなら取り付けやすい。

つまりまあ、トヨタ・ダイハツ10Pコネクタや5P車速センサー信号などのコネクタが標準のようなので、分かり易い。

今回は市販品の10P延長分岐ケーブルや5Pケーブル作成用のハウジング金具セットなど購入したので多少出費が増えたが、それでも中古ナビが七千円くらいだったので総額一万円程度には収まった。

もし市販コネクタを買わずにやるなら、例えば平型圧着端子のメスを使って接続ケーブルを自作しても良いだろう。10Pコネクタ(実際は8信号のみ)なら8個の平型圧着端子メスを8本の電線に圧着して、それぞれの平型圧着端子メスを、相手側(ナビ背面)オス電極に個別に差し込めば良いのだ。

例えば下写真のように平型圧着端子メスを使ってナビに直接12Vとアースを供給して動作確認している様子(前回記事に詳細あり)。

写真 平型圧着端子メスを使ってトヨタ・ダイハツ10Pコネクタオス電極ピンに直接12Vとアースを与える例

それだと、安上がりだし。

当初はワテもその方式で行く予定だったのだが、STRASSE(シュトラーセ)トヨタ 電源取出しコネクタ 10Pin SE-NC013がスピーカー信号分岐ケーブルも付いて千数百円程度だったので買ったのだ。

お勧めのケーブルだ。

純正以外のナビ取り付けも簡単

一方、もしケンウッドとかカロッツェリアとかの市販品のナビを取り付ける場合には、例えばこんなコネクタを別途購入すれば良い。

このコネクタの黒っぽいコネクタやギボシ端子はカロッツェリアナビ背面に差し込む。一方、反対側の多数の白っぽいカップラーはトヨタ・ダイハツ純正ナビ背面にあるコネクタと同じ規格なのだ。

その結果、カロッツェリアナビはトヨタ・ダイハツ車の車側に来ているコネクタと接続出来ると言う訳だ。

と言う事で、ワテの場合には実作業時間は約5時間。その内訳は、

5P接続ケーブル自作、スピーカーケーブルにギボシ圧着(約2時間)

ナビ取り付け作業(3時間)

くらいで無事に中古カーナビを取り付ける事が出来た。

古いナビの使い勝手は悪くは無い

スマホと同じく二本の指先で操作出来るナビは2016年以降に出た製品らしいが、ワテのやつは2011年製なので、地図移動は指先タッチ位置へ、拡大縮小は専用アイコン[詳細][広域]タッチだ。

その操作性であるが、全く問題無い。逆に最近のナビをお店で触ってみたが、確かにスマホと同等の操作性なのだが、例えば地図位置を移動する場合には、人差し指で画面を触ってヒョイっとはじくとその方向に地図は移動する。でも、その移動が長引いてズルズルと動いてなかなか止まらないような不自然な操作性のナビもあった。

其の点、指タッチした場所に確実に移動してくれる古いナビは分かり易い。

拡大縮小も専用アイコンが常に画面の定位置にあるので、それをクリックすれば拡大縮小が出来る訳なので、単純で分かり易いのだ。

追記(2020/3/7)

その後、数日使ってみたがやはりナビがあると迷子にならないので便利だ。ただし、7インチ液晶は老眼のワテには見えづらい。設定で文字を標準から大き目に変更したがそれでも地名が見辛い。9インチとか10インチくらいの大型液晶ナビを付けてみるかな。ハイゼットカーゴは200ミリワイドが標準だが、ダッシュボードのオーディオコンソール部分から多少はみ出してもいいので、10インチくらいの大型ナビも付けられなくは無い。次回やってみるかな。

リアスピーカーから流れるナビ案内音声・ラジオ音声もいい感じ

荷室に設置しているJBL Control 1Xtremeスピーカーからも無事に音が出た。ナビの音声案内もラジオも聴き取り易くていい感じだ。アンプは定格出力 16W×4(10%、4Ω)だが、許容入力75WのJBL Control 1Xtremeを最大音量で鳴らしても、音が潰れる事もなく余裕で鳴っている。

と言う事で、皆さんもナビを自分で取り付けると安上がりなのでお勧めしたい。

誰でもやれば出来る感じだ。

スポンサーリンク
コメント募集

この記事に関して何か質問とか補足など有りましたら、このページ下部にあるコメント欄からお知らせ下さい。

DIYエレクトロニクスオーディオ自動車
スポンサーリンク
シェアする
warekoをフォローする
スポンサーリンク

コメント