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【ワレコの解説】情報商材とは何か?詐欺が蔓延する世界【アフィリエイト】

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写真 オイシイ儲け話に騙された人

2019年平成 31 年4月24日の報道によると、消費者庁は国民の皆さんが怪しげな情報商材販売会社に騙されないようにと、注意を呼び掛けていると言うニュースを見た。

当記事では、自称天才アフィリエイターのワテが、アフィリエイト初心者の皆さんに

  • 情報商材とは何か?
  • 情報商材で騙されないコツ

などを紹介したい。

では、本題に入ろう。

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消費者庁発表の情報商材会社に関する注意喚起ニュースとはどんな内容か?

消費者庁のサイトから引用すると以下の通り。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/release/2019/pdf/release_2019_190424_0001.pdf

全5ページのPDFファイルから引用させて頂く。

引用元  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/release/2019/pdf/release_2019_190424_0001.pdf

一体全体どんな作業をすれば月収1万円が180万円になるのだろうか?

消費者庁のニュースリリースを詳しく見て行こう。

「月収1万円 ▶ 月収 180 万円!」などとうたい、多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起

平成 30 年8月以降、「月収1万円 ▶ 月収 180 万円!」などとして、スマートフォン
やパソコンを用いた副業で短期に高額の収入が得られるとうたう事業者に関する相談
が各地の消費生活センター等に数多く寄せられています。
消費者庁、東京都及び島根県が合同で調査を行ったところ、「株式会社アシスト」(以
下「アシスト」といいます。)との取引において、消費者の利益を不当に害するおそれ
のある行為(虚偽・誇大な広告・表示及び不実告知)を確認したため、消費者安全法
(平成 21 年法律第 50 号)第 38 条第1項の規定に基づき、消費者被害の発生又は拡大
の防止に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼びかけます。
また、この情報を都道府県及び市町村に提供し、周知します。

1.事業者の概要(注1)
名 称 株式会社アシスト(法人番号 8011101083537)(注2)
所在地 東京都新宿区北新宿二丁目 12 番 11 号スカイコート新宿 3・502
代表者 武田 哲也
(注1)商業登記されている内容です。
(注2)同名又は類似名の事業者と間違えないようご注意ください。

引用元  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/release/2019/pdf/release_2019_190424_0001.pdf

この株式会社アシストは消費者に対して情報商材の購入を勧めて来ると書いてある。

情報商材とは何か?

まあ情報商材の詳しい説明はウキペディアなどを参考にして頂きたい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/情報商材

ここではワテ流に簡潔に説明するなら、情報商材とは、金儲けのノウハウが書いてある文章であり、その多くは一般人が作成したものである。

要するに、インターネットでいろんなサイトを見ていると、皆さんも目にした事があると思うが、

「一日10分の作業をするだけで、月収50万円も夢ではないですよ。そのノウハウを今なら10人限定で20万円で販売中!」

「パソコンにこのソフトをインストールして実行するだけで後は全自動で稼げますよ!月収300万円を達成した人もいます!ソフトは定価100万円のところを10日間限定のキャンペーン期間中は60万円で販売!」

みたいな派手なタイトルで純情な一般人を騙すのだ。

そうすると、

「ほんまかいな!?そんなに簡単に金儲けが出来るんなら60万円で情報商材とやらを買ってみるかなあ!」

と言う人が出て来る。

まあ、情報商材には数多くの種類があるが、そんなに簡単に稼げるのならわざわざそのノウハウを他人に教える必要は無いでしょ?皆さんそう思わない?

情報商材の多くは、市販のアフィリエイト関連の本に書いてあるような陳腐な内容であったり、あるいは、他の情報商材内容を盗用して書き直したような質の低い物も多い。

まあ要するに素人が作成した文書なので、ろくな物は無いと言っても過言ではない。

それに、もし本当に一日10分の作業で月に50万円も稼げるのなら、自分でその作業を毎日一時間(60分)やれば良いのだ。そうすれば50万円x6倍だから月収300万円!?

一日に一時間の簡単な作業をするだけで月に300万円も稼げるんですよ!

そんなに凄いノウハウを他人に教えてしまったら競争相手が増える事になる訳だから、どんな商売でも競争相手が増えれば増えるほど自分の売り上げは減るよね。

つまりまあ、情報商材屋は、情報商材を高額な金額で他人に売り付ける事でぼろ儲けしていると言うのが正しいのだ。

そして、騙されるのは情報弱者(俗に情弱と呼ばれる)の皆さんなのだ。

では、一体全体この株式会社アシストはどんな情報商材を売っているのだろうか?

株式会社アシストが販売している情報商材とは?

消費者庁の注意喚起リリースから引用すると、以下のような手口で消費者に情報商材を売り付けるらしい。

2.具体的な事例の概要
(1) ウェブサイトを閲覧した消費者に情報商材の購入を勧めてきます。
アシストは、SNS1
等に、「携帯1台あれば稼げます」、「誰でも稼げます」等、消費者
の関心を引くような広告を掲載し、アシストのウェブサイトに消費者を誘導します。

アシストは、ウェブサイトに、
「月収1万円 ▶ 月収 180 万円!目標はあなたの希望の金額で OK!」
「経験・知識不問、顔出し不要、初心者でも OK!在宅でも可能!」
「年収 1500 万円以上の収入アップを目指す!」
などと掲載し、詳細を知りたければ、アシストが運営する LINE の友だち登録をする
よう促します。

アシストは、LINE の友だち登録をした消費者に、
「スマホ/PC/タブレットどれかがあれば大丈夫!」
「弊社が用意した資料をもとにしたデータ入力などのシンプル作業」
「自動補助ツールによるアシストによって、月収 180 万円も十分目指せる内容と
なっています」
「本当に収益が得ることが出来る内容です」
「初心者の方が3日で5万円の収益を確定した実績もあります!」
などといったメッセージを送信し、高額の収益を簡単に得る方法が掲載されているとする情報商材の購入を勧誘します。
1 ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、登録された利用者同士が交流できるウェブサイトの会員制サービス。

この情報商材の代金は、1,000 円から1万 6000 円とされています。

消費者は、この情報商材を購入すれば、簡単に収益が得る方法を知ることができ
ると思い込み、情報商材の購入を申し込みます。

引用元  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/release/2019/pdf/release_2019_190424_0001.pdf

まあ、上の文章を読む限り、「確実に月収180万円稼げます!」などとは書いていない。

あくまで「月収 180 万円も十分目指せる」などと書いて上手く誤魔化しているのが分るだろう。

その続きを見てみよう。

(2) 電話で、高額なシステムの利用契約の締結について勧誘します。
アシストは、代金を支払った消費者に、情報商材を送信します。
情報商材には、ビギナー編、初級者編、中級者編、上級者編の4段階に分けた収益
を得るためのコース紹介や、「自動補助ツール」と称するシステム(以下「自動補助
ツール」といいます。)の紹介、ブログを開設してアフィリエイトにより広告収入を
得るための方法などが記載されていますが、いずれも詳しい内容は記載されておらず、
詳しい内容については、電話予約をした上で、アシストに直接問い合わせるよう促し
ます。
アシストは、消費者と約束した時刻に、消費者が指定した番号に電話をかけますが、
消費者に対し、広告収入を得るための詳しい内容を説明することはなく、新たに、多
額の収益を得るためには自動補助ツールの利用契約を結ぶことが必要だとして、消費
者に対し、この自動補助ツールを使用して、
「1日 30 分記事を書けば、1日5万円は確実に入ってきます。」
「1日5万円なので 20 日で 100 万円稼げます。」
「すぐに、支払った金額は取り返せます。」
などと、執ように自動補助ツールの利用契約の締結について勧誘します。
多くの場合、自動補助ツールの利用代金は、80 万円程度にもなります。
アシストは、自動補助ツールが、消費者が開設したブログへのアクセス数を増加さ
せるためのツールであるとした上で、これを使用し、資料に従って作業さえすれば、
それだけで広告収入を簡単に稼げると説明するため、消費者は、この自動補助ツール
を使用すれば、
「記事を書くだけで簡単に収入が得られる。」
「支払った金額はすぐに取り返せる。」
と思い込み、自動補助ツールの利用契約を結んでしまいます。

引用元 上に同じ

「1日 30 分記事を書けば、1日5万円は確実に入ってきます。」なんてのは絶対に詐欺

まあ、自動補助ツールを使えば

「1日 30 分記事を書けば、1日5万円は確実に入ってきます。」

の辺りが詐欺と言っても良いだろう。

「確実」なんて書いてあるけれど、もしこの情報商材を買った人がその通りに実行して一日30分記事を書いたとして、5万円の収益が得られなかった場合にどう責任を取ってくれるのか?

多くの場合、情報商材会社は、購入者が情報商材に書かれている通りに作業しても、全く収入が得られないなどと言う購入者からの苦情に対しては、

「あなたの文章が悪いので商品が売れない。情報商材で説明している内容をよく読んでもっと良い文章を書く努力をして下さい。」

などと言った精神論・根性論的な説明で責任逃れをする場合が殆どである。

何度も言うように、情報商材会社は皆さんに情報商材を高額な金額で売り付けて儲けている訳であり、決して皆さんに儲けさせたいなどとは思っていない。

そんなに簡単に儲けられるんなら、情報商材会社自身が情報商材の内容を実践するでしょ!!

皆さん、目を覚まして下さいね。

それでもまだ情報商材を買ってみようかなあなどと言うお人好しな世間知らずのお馬鹿さんの為に、さらに詳しく今回報道されている株式会社アシストの手口を見てみよう。

株式会社アシストの手口 – 自動補助ツールの実態について

(3) 自動補助ツールの実態について
アシストは、自動補助ツールの利用契約を結んだ消費者に、自動補助ツールの ID
及びパスワードを付与するとともに、各コースの内容を説明した資料を送付します。
資料には、自動補助ツールの使用方法や、ブログを開設してアフィリエイトにより
広告収入を得るための方法が記載されています。
しかし、そもそも、アフィリエイトによる収入は、当該ブログやウェブサイト等に
設定された広告がクリックされたり、対象の商品等が購入されたりする等、広告会社
が設定した条件が充足されることによって発生するものですので、当該ブログやウェ
ブサイトへのアクセス数が増加したとしても、それだけで直ちに収益につながるわけ
ではなく、したがって、自動補助ツールは、これを使用して作業するだけで簡単に稼
げるような仕組みにはなっていません。
消費者は、アシストの指示に従い、自動補助ツールと自身のブログを連動させ、ア
クセス数を増加させるよう試みますが、これだけで思いどおりに収益を上げることは
できません。

引用元 上に同じ

まあ、自称プログラミングの世界的変人のワテであるが、ほぼ全てのプログラミング言語に精通していると自負している。

株式会社アシスト社が開発した自動補助ツールとやらを使えば、ワテのブログサイトのアクセス数を飛躍的に増やす事が出来ると言うのか?

もしそんな夢のようなツールがあるんなら、ワテが自分で開発するわ!!

ワテに開発出来ないソフトウェアは無い。ほんまかいな!?

ただし気分が乗らない場合には開発しないが…

アフィリエイトの王道はコツコツと役立つ記事を書く事

アフィリエイトで儲ける為には自身のサイトに多くの訪問者さんを呼び込む必要がある。

ウェブサイトのアクセス数を増やす為には、検索エンジンがそのサイトを有益な情報がある良いサイトと認識してくれる必要がある。

アフィリエイトが流行り始めた2000年頃なら、インチキ臭いいろんな方法を使って検索エンジンに自分のウェブサイトを高く評価してもらうテクニックが有ったのは確かだ。

例えば他の多くのサイトから自分のウェブサイトに多くのリンクが張って有れば、それは自分のウェブサイトが他のサイトで記事を引用されるなどしていると言う事になり、自分のウェブサイトには役立つ情報が書いてあると言う風に検索エンジンに思い込ませる事が可能だ。

いわゆる「被リンク」と言う小細工だ。

それ以外にもいろんな小細工的手法を用いて検索エンジンに自分のウェブサイトを高く評価してもらう手法はある。SEO(Search Engine Optimization)と言うやつだ。SEOを専門に請け負う業者も多い。

でも、時代は進み検索エンジンのアルゴリズムも進化している。従来のような小手先だけの小細工的手法で検索エンジンを騙すような手法はもはや通用しない。

検索エンジンに自分のウェブサイトを高く評価してもらう為の王道は、世間の役に立つオリジナリティの高い文章を書く事なのだ。そう言う良い記事を沢山コツコツ書いて行けば、ウエブサイトのアクセス数も徐々に増えて行く。それに応じてアフィリエイト収益も増えるのだ。

それを自動〇〇ツールみたいなインチキなツールを使って自動化するなどは、出来るはずが無い。

強いて言えば人工知能を使ってオリジナリティが有り、かつ有益な記事を自動作成するなどが実現出来れば全自動でアフィリエイト収益を得られる可能性はある。

でもそれは簡単には実現出来るとは思えない。

少なくとも今後十年やそこらでは無理だろうと思う。

なぜなら人工知能は膨大なデータの中から最適値とか最適データを見つけ出すのは得意だ。

例えば、お医者さんに変って患者さんの症状から病気を特定する能力とか、あるいは、囲碁の局面で最適手を見つけ出すなど。

でも、現状の人工知能には人間の作家に匹敵するくらいのオリジナリティのある文章を書いたりする能力はまだ備わっていないとワテは思う。

例えば人工知能に松本清張の「砂の器」が書けるか?

まとめ

自称、天才(いや天災)アフィリエイターのワテであるが、アフィリエイトを始めた当初は皆さんと同じく右も左も分からなかったので、ネット検索していて情報商材販売ページに書いてある刺激的な広告を見て思わず買ってみようかなあと思った事もある。

それも、

A社のページには「1日10分の作業で月収10万円が可能、そのツールを20万円で販売中」

B社のページには「1日10分の作業で月収30万円が可能、そのツールを30万円で販売中」

C社のページには「1日10分の作業で月収100万円が可能、そのツールを50万円で販売中」

などと有れば、一番高いC社のツールを50万円で買えば、毎月100万円以上の月収になりウハウハ状態になれる!!!と本気で信じていた。

自称天災プログラマーのワテですらそんな状況だから、皆さんの場合には、100万円出して既に怪しげな情報商材を買ってしまった人もいるに違いない。

まあ、そんなあなたは必死でアフィリエイトをやってその100万円を取り戻すか、あるいは、裁判でも起こして情報商材を訴えて100万円を取り返すか、などを考えるほうが良いだろう。

まあ兎に角、アフィリエイトでも情報商材でも、「楽して儲けられる訳が無い」と言うのは真実なので、情報商材の類には一切手を出さないのが賢明だ。

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