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【ワレコ解説】FOSTEX T50RPmk3nイヤーパッドをSHURE HPAEC840へ交換手順

この記事は約24分で読めます。
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自称オーディオマニアの人は世の中に多いが、ワテの場合にはどちらかと言えば自作マニアだ。

趣味で過去に沢山の電子機器を自作した。

ラジオ、パワーアンプ、プリアンプ、ヘッドホンアンプ、USB接続可能なDAC、定電圧電源などなど、その他いろいろ。

最近は多忙に付き、少し自作から遠ざかっているのだが、今年あたり再開したいと思っている。

 

さて、ワテの場合、最近ではヘッドホンを使って音楽やラジオを聴く事が多い。

スピーカーで大音量で聴くようなオーディオルームが無いし、それと、ラジオやYouTubeの動画などを見る機会も多いので、音楽だけでなく人の音声が聞き取り易いのが望ましい。

そう言う点で、ヘッドホンがお気に入りだ。

当記事では、そのお気に入りのヘッドホンの耳あて(イヤーパッド)をクッションの良い他社製に交換して使い易くしたのでその手順を紹介したい。

では本題に入ろう。

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オーディオテクニカ社製のヘッドホンが故障した

先日まで使っていたオーディオテクニカ社製のヘッドホンが故障した。

ケーブルが断線したようだ。

別の記事にも書いているように、オーディオテクニカのヘッドホンは他のヘッドフォンと同じくケーブルが聴診器のようにY字分離して、左右のユニットに接続されている(下図左)。

図1. ヘッドホンのケーブルには二種類ある

注意:上図右の片出しタイプヘッドホンは、ワテが想像で描いたのでR側からケーブルが出ているが、市販品の多くは左側から出ているとの指摘を、熱烈な読者の方からコメントで頂きました。

 

そのY字のケーブルが分岐している部分に下図のようにプラスチックの部品があるのだが、それが机の角に引っかかり、その結果ケーブルが引っ張られる問題がある。

図2. Y字タイプの場合にケーブル結合部分の部品が机の角に引っ掛かる問題あり

 

そう言う引っ張り事故が繰り返されると、ケーブルに負荷か掛かり、最終的に断線してしまったようだ。

オーディオテクニカに修理代金の見積をお願いした所、かなり高い。

耳あての部分もかなり劣化して、革(人工皮革かな?)にひび割れや亀裂なども出ている。

ケーブルとイヤーパッドを交換すると1万円以上になるようだ。

でもまあ、このAT社製のヘッドホンはクッションが良くて耳に優しい装着感と低音も良く出るので音質的にも気に入っている。

なので、近々修理を依頼する予定である。

=>その後、自分で修理した。同時にケーブルをバランス化改造した。

【ワレコオーディオ】ヘッドホンをバランス化改造する【簡単】
写真 ヘッドホンをバランス化改造する為にワレコのサイトを見ているオーディオマニアな人ワテが使っているヘッドホンの一つが、ケーブルが断線していてしばらく使っていなかった。断線した理由はこの記事で説明しているように、ケーブルが引っ掛かって引っ張...

新しいヘッドホンを買うぞ!

さて、それとは別に新しいヘッドホンを買ってみる事にした。

今度買うならケーブルが片出しヘッドホンを買いたいと思っている。

ワテがヘッドホンに求める条件は以下の通り。

  • ケーブルは片出しに限る
  • ケーブルが脱着出来る(断線しても交換が楽なので)
  • Y字聴診器型のケーブルの場合、胸の前でケーブルが引っ掛かるのでそれが嫌い。
  • また、ケーブル片出しの場合には左右の見分けが簡単なので、その点も都合が良い。
  • 耳の装着感はクッションが良く効いて耳に優しいのが良い。
  • 長時間装着しても耳が痛くならない事
  • 音質的には、まあ、どんなメーカーのやつでも聴いていれば慣れるので特にこだわりは無い。

である。

 

なお、余談であるが、ヘッドフォンは両耳に装着するので正式には headphones と複数形で使うのが正しいらしい。なので正式には、

a set of headphones

となるらしい。

でも、日常的には s は有っても無くても良いみたいだ。

実際に、

「Wateはヘッドホンを一つ持っています。」をGoogle翻訳に掛けてみたら

「Wate has one headphone.」と s 無しに翻訳された。まあGoogle翻訳が言うのだから s 無しでも正しいのだろう。

さて、ワンポイント英語教室はこれくらいにして、新たに買う予定のヘッドホンの機種選定をした。

機種選定

ケーブル片出しと言う条件で選択すると機種が限られる。

片出しタイプで機種選定をすると、いわゆるモニターヘッドホンと言うのが多い。

主なものは以下の通り。

モニターヘッドホンの定番中の定番だ。このSONYの製品を買おうかなあと思ったのだが、迷いに迷って今回は見送り。

オーディオテクニカのヘッドホンは好きなのだが一台使っているから今回は見送り。

まあ例えて言えば、日清食品どん兵衛を食べたら次はメーカーを変えて東洋水産マルちゃん赤いきつねを食べたいみたいな感じか。

違うか。ちなみにワテはカップ麺を良く食う。どん兵衛の出汁は美味いよなあ。

 

シュアーも有名だよなあ。以前、どこかのヘッドホン専門店で試聴したが、耳の装着感も良くて、音もワテ好みのナチュラルな感じだった。今でも記憶に残っているので印象深かったのだと思う。

アーカーゲーだ。赤毛のアンとは関係ないと思う。いかにもドイツ製と言う雰囲気があるなあ。

マニアな人は、AKGのヘッドホンを使うんなら、テレフンケン(Telefunken)CCa とかシーメンス(SIEMENS) ECC83などの真空管アンプを使うのかも知れない。

マニアな人のコメントを募集しています。

 

フォスター電機のオーディオブランドがフォステクスだ。

このゼンハイザーHD25が右側片出しタイプらしいがワテは実物は見た事が無い。

 

さて、SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900STも有名だが、ここはフォステクス T50RP mk3n に決めた。

理由は、何と言ってもフォステクスだからだ。

つまりまあ、フォステクスと言うとマイナーなオーディオメーカーだと勘違いしている人も多いかもしれないが、各社のヘッドホンをOEM生産している知る人ぞ知るヘッドホンの有名メーカーなのだ。

例えばフォステクスのTH900とデノンの AH-D7000(メーカー希望小売価格 ¥120,000税別 現在は販売中止)はソックリであるが、ネット情報によると製造元はフォステクスらしい。

 

と言う事でFOSTEX ヘッドホン T50RP mk3nを買う事にした。

さて、FOSTEX ヘッドホンでモニタータイプと言うと、

  • T20RP mk3n 開放型
  • T40RP mk3n 密閉型
  • T50RP mk3n セミオープン型

と三つもある。

一般には型番の数字が増えるほど上位機種になるが、この三製品の場合にはそうではなくて、スピーカーの構造が異なる。

出来れば三種類の音を聴き比べてみたいところだが、三機種を展示しているお店に行けば可能だが、今すぐ試すのは難しい。

なので、ここは、ネット情報を頼りに最も一般的なT50RP mk3nを選んだ。

購入先はアマゾン。

理由は、安かったから。

配達はヤマト運輸さんだ。

注文して数日で自宅に届くのだから、こんなに有難い事は無い。アマゾン配送センターの人やヤマト運輸さんには感謝したい。

かなり安値でヘッドホンを買う

2017年のゴールデンウイークを利用して便利なWEBサイトを作ってみた。

 

名付けて、

最安価格サーチ

クリックで開く

初回起動時のみ3秒くらい掛かりますがご了承下さい。

 

何が出来るかと言いますと、

Amazon.co.jp

楽天市場

ヤフーショッピング

の三つのショッピングサイトを同時検索して、商品を価格の安い順に表示出来ると言う、お買い物支援サイトです。

「最安価格サーチ」で、

「SONY   MDR-CD900ST」をかなり安値で探したい人は こちらから>

「FOSTEX T50RP mk3n」をかなり安値で探したい人は こちらから>

もしお使い頂きまして何かご不明な点、改善案などありましたらお知らせ下さい。

 

FOSTEX T50RP mk3nを買った

FOSTEX T50RP mk3nの仕様

特徴 同社独自開発のRP(Regular Phase)振動版を搭載したリファレンス用ダイナミック型ヘッドホン。
最大入力 3000mW
重量 315g(コード含まず)
振動板 高耐熱ポリイミドフィルムをベース材に、銅箔エッチングを施した。
再生周波数帯域 15Hz~35kHz
感度 92dB/mW
インピーダンス 50Ω
その他 低反発イヤーパッドを採用し、ソフトな掛け心地で長時間使用でも快適なモニタリングが可能。
  ケーブルは着脱可能な片出し式
  6.3mm径ステレオケーブル(3m)に加えて、スマートフォンなどでの利用に便利な3.5mm径ステレオミニケーブル(1.2m)の2種類が付属する。

引用元 フォステクスのサイト

一つ気になるのは、感度が低い点だ。

ワテが使っていたオーディオテクニカのヘッドホンは103db/mWもある。

11dbの差がある訳だが、と言う事はアンプの出力を約4倍しないと今までと同じ大きさの音にならないのかな?

Y(dB)= 20 log10X(倍)

デシベル計算式 引用元 http://www.op316.com/tubes/tips/b060.htm

 

まあ、アンプのボリュームを少し回せば良いので大丈夫だと思うが。

ちなみに今使っているヘッドホンアンプは、ペルケさん設計のやつだ。

ワテも自作してみたが、安定性も良く音も素直でとっても良い。それに安く作れるし。

 

FOSTEX T50RP mk3nを早速使う

今回、ヘッドホンのカバーも買ってみた。

写真に写っている紫色のカバーだ。

なお、最初はカバー無しで数日使ってみた。

カバーを付けると音が変わる可能性もあるし、装着感も変わるかも知れないので、まずは、ノーマルの音を確認する為にカバー無しで試した。

注意事項1

ケーブル接続

写真1. 左のユニットにミニジャックの穴がある。

図3. ジャックの穴の左右に溝がある。

一方、ヘッドホンケーブルのプラグの先端にはこの二カ所の溝に嵌(はま)るように、二カ所の突起がある。

下図のように差し込んで、図の矢印に従って90度回転させるとロックされて抜けなくなる。

写真2. ジャック穴とプラグピンの二カ所の突起を合わせて差し込む

 

写真3. ケーブルが垂直に垂れ下がる方向に回せばロック完了だ。

 

しかしながら、ワテの場合、ウッカリしていて、

写真4. ミニプラグピンを180度逆に刺してしまうのは間違い

 

逆の位置に差し込んでしまい、ここから90度回すとケーブルが上に向いてしまう。

で、抜こうとしたのだが、新品の場合には溝の隙間と突起の幅がピッタリで摩耗していないので、なかなか抜けない。

悪戦苦闘してグリグリやっていると抜けたけれど、皆さんはこんな失敗をしないように注意して下さい。

FOSTEX T50RP mk3nの音質の感想

音質的には、フラットな感じ。

良く言えば癖が無いモニター向け。

悪く言えば、味気ない感じ。

まあ、それをモニターヘッドホンと言うんだろうなあ。

逆に、妙な音色に味付けされていると、モニターには向かないだろうし。

 

FOSTEX T50RP mk3nの装着感

はっきり言って悪い。

具体的に言えば、耳が痛い。

イヤーパッドのクッション性が悪いので1時間も装着するともう我慢できないくらいに耳の肉が痛い。

まあ、あくまでワテの個人的感想であるが、フォステクスさんには申し訳ないのだが、最悪と言っても良いくらいに痛い。

まあ例えて言えばフルフェイスのヘルメットを数時間被っている感じ。

ヘッドホンを外すと耳がペタンコに押し潰されていて、まるで餃子。

もちろん写真に写っている紫色のカバーを無しのノーマルな状態で使っている。

ワテの場合、耳はそんなには大きくないのだが、T50RP mk3nのイヤーパッドの窪みの穴が小さいのでその中に耳がスッポリとは収まらない。

その為に、はみ出した部分が硬めのイヤーパッドで押し潰されるのだ。

まあ、例えて言えば今まで使っていたオーディオテクニカのヘッドホンがクッションの良い羽毛布団なら、このフォステクスのT50RP mk3nの場合には煎餅布団と比喩してもいいくらいに硬い。

困った。

どうやっても我慢出来ない。

それで、フォステクスさんに問い合わせてみたら、このT50RP mk3nの場合には、イヤーパッドはオンイヤー・タイプと言うらしい。

つまり穴の中に耳を収めるのではなくて、もともとパッドで耳を押し付ける構造なのだ。

ワテが今まで使っていたオーディオテクニカの大型ヘッドホンの場合にはイヤパッドの中に耳を全部入れてしまうアラウンドイヤー・タイプと言うらしい。

と言う事で、イヤーパッドの構造を事前に調査しなかったワテが悪いのだ。

左右のユニットを結合している板バネが強すぎる可能性もあるのだが、対策としては板バネを手で引き延ばすなどの荒療法はしたくないし、メーカーとしてもお勧め出来ないとの事だった。

ちなみに、ワテの使ってるヘッドホンの板バネの強度が規格外に強すぎる可能性もあるので、送り返せば強度が許容範囲に入っているのか計測するとの親切な提案もFOSTEXさんからあった。

つまり、板バネに使っている鋼材(鉄?)の厚みが規格外に分厚くて両耳を強く押さえ付けていると言う可能性かな。

非常に有難い申し出なのだが、わざわざ送り返して計測して貰うのもお互い面倒だ。

それに、FOSTEXさんほどの有名大手メーカーの製品で、そんな規格外品が市場に出回る確率なんてほぼ無いだろう。いや全く無いと思う。

 

兎に角、このフォステクスのT50RP mk3nの場合には、海外でも人気のあるヘッドホンらしいが、耳のデカい欧米人ならなおさら耳が痛いのでは無いかなあと思う。

さて、ワテが選んだ対策は、イヤーパッドを交換するという事にした。

FOSTEX T50RP mk3nのイヤーパッドをSHURE HPAEC840に交換する

ネットを見ると、ヘッドホンのイヤーパッドを純正品以外のものに交換している人も多い。

そんなのが簡単に出来るのかなあと疑問に思ったのだが、実際にやってみるととっても簡単だった。

簡単に手で交換できる。10分も掛からない。

必要なら元に戻せるので、改造にはならないと思う。なので、純正品に戻せばメーカー保証も受けられるだろう。

なお、最近では新型が出ている。

FOSTEX T50RP mk3n ワテが買ったやつ

FOSTEX T50RP mk3g その後継機

以下で紹介するSHURE HPAEC840イヤーパッドはどちらの機種でも使える。

 

以下、その手順。

SHURE HPAEC840イヤーパッドを買う

フォステクスのT50RP mk3nには、SHURE HPAEC840と言う型番のイヤーパッドが合うらしい。

もちろんこれ以外でも合うものは沢山あると思うが、このシュアーのヘッドホン用の交換部品がフォステクスのT50RP mk3nには合うようだ。

で、早速注文した。

これだ!

アマゾンには何でも売っているなあ。

写真5. 左がフォステクスのT50RP mk3n純正品 右がSHURE HPAEC840

シュアーのほうが穴が一回り大きい。

こうやって見ていると、何だか鮑(アワビ)を連想するよね。

まあ、そんな事はどうでも良いが。

 

あるいは楽器や音響機器などの激安通販サイトのサウンドハウスさんにも多数のイヤーパッドを売っている。知る人ぞ知る激安サイトだ。

下写真クリックでサウンドハウスさんのサイトが開く。

SHURE ( シュアー ) / HPAEC840イヤーパッド

サウンドハウスさんは2000円以上で送料無料なのでお勧めだ。

実はオーディオ関連パーツ購入では、ワテも良く利用している。

サウンドハウス

 

写真6. 左がフォステクスのT50RP mk3n純正品 右がSHURE HPAEC840(裏側)

取り付け径もほぼ同じなので互いに交換可能だろう。

 

写真7. 左がフォステクスのT50RP mk3n純正品 右がSHURE HPAEC840

クッションの厚みの比較

シュアーのほうが1.5倍くらい分厚くて、クッションも良い。フワフワ。

 

写真8. 左がフォステクスのT50RP mk3n純正品 右がSHURE HPAEC840

厚みを計測してみた。5ミリ前後の違いがある。

ちなみに、最近見付けたのだが以下の製品は互換品のようだ。

ワテは使った事は無いのでこの互換品でもフォステクスのT50RP mk3n使えるのかどうかは未確認だが、レビューコメントは高評価が多い。

耳が痛いフォステクスT50RP mk3n純正イヤーパッドを外す

写真9.  フォステクスのT50RP mk3n純正イヤーパッドの外し方

耳あての内部に指を差し込んで引っ張るように伸ばすと外せる。

注意事項としては、スピーカーユニットに触らないようにする事。

 

 

写真10. L側の純正イヤーパッド外した状態

スピーカーユニットは四角い平面形状をしているようだ。

 

 

新しいイヤーパッドSHURE HPAEC840を取り付ける作業

写真11. シュアーのイヤーパッドSHURE HPAEC840被せる

上写真のように、イヤーパッドの淵をスピーカーユニットの隙間にはめ込んで行く。

写真12. 下半分をはめ込んで、あとは少しずつ引っ張りながら隙間にはめ込んで行く

 

 

写真13. 少しずつ引っ張りながら隙間にはめ込んで行く

コツとしては、素材は多少は伸縮性があるので、はめ込みにくい場合には上写真のように指を差し込んでグイグイっと引き延ばせば伸びる。

それを繰り返しながら徐々に嵌め込めば良い。

まあ、例えて言えば自転車のリムにタイヤ嵌め込む作業を連想すれば良い。ちなみにタイヤ交換の場合には専用の金具を売っているのでそれを使ってタイヤをリムに嵌めこむと作業が楽ちんだ。

ヘッドホンのイヤーパッド交換でもそう言う専用工具を販売すれば売れるかもしれない。既にあるのかな?

例えばこんなヤツ

この商品は自転車・バイク用だと思うのでヘッドホンに使うにはちょっと先端部分が大きすぎるかもしれないが、こんな工具の一回り小さいのがあると作業し易いかもしれない。

でもヘッドホンの場合には自転車のリムに相当する部分が金属ではなくてプラスチックなので、こういう金属の工具だと傷付けてしまうかも知れないな。

と言う事で、手で慎重にやるのが良いだろう。

だが、あまり強く引っ張ると破れるかも知れないので要注意だ。

慌てず、焦らず、諦めずにじわじわと確実に被せて行くと良い。

FOSTEX T50RP mk3nのイヤーパッド交換完了

写真14. 左右のイヤーパッドをシュアーSHURE HPAEC840に交換した

上写真でも分るように、分厚いイヤーパッドに変身したワテのフォステクスのT50RP mk3n。

mimimamoヘッドホンカバーの紹介

ちなみに、今回、一緒に買ってみたのがこのヘッドホンカバー

外すとベレー帽みたい。

写真15. mimimamo スーパーストレッチヘッドホンカバー L (パープル)

よく伸びる素材なので引っ張って被せるだけで良い。

汚れたら洗えるし、清潔だ。

カバーの有り無しで音質の差はあるかも知れないが、ワテの耳では大して差は無い。

 

被せるとこんな感じ。

写真15. mimimamo スーパーストレッチヘッドホンカバー L (パープル)

 

今の季節ならそんなに問題は無いが、これから夏場になると、汗もかくのでカバー無しで直接ヘッドホンを装着すると汗でベタ付く。

気が付いたら耳あての革に脂や埃が混じった汚れがベットリ付いているなんて言う場合もある。

でもこのカバーを付けておくとそんな心配は無いし、汚れが気になったらすぐに洗えるのが嬉しい。

注意事項としては、使ったカメラが安物なので画質が悪く色も悪い。その結果、新品のヘッドホンカバーであるにもかかわらず何だか使い込んで薄汚れているように見える。

でも心配無用だ。実物のヘッドホンカバーは肌触りも良く高級感ある素材で見た目も美しい。

写真15. mimimamo スーパーストレッチヘッドホンカバー L (パープル)

なお、この写真ではしっかりと被せているが、ここまで深く被せるとヘッドホンカバーが張り詰めた状態になり耳が穴に入りにくい。

 

製造元のフィフティスクエア株式会社さんのサイトにある四通りの装着方法の写真を引用すると以下の通り。

上の写真15の方法は「ノーマル装着」になるのかな。

それを、浅めに被せる「サイド装着」に変更すると生地にゆとりが出来るので耳が穴に収まり易い。

写真16. mimimamo スーパーストレッチヘッドホンカバーの四通りの装着方法

それ以外にもステルス装着とかロール装着なんてい言うのがあるらしいが、まあ、要するに被せ方の違いだけだろう。良く分からないのでワテの場合は普通に少し浅めに被せるだけにした。

ちなみに色は数色ある。ワテの場合には紫を選んだ。何故かと言うと冠位十二階で最も位の高い人が付けるのが紫色だからと言う訳ではなくて、黒か紫で迷ったのだが、黒だと味気ないので紫にしてみたのだ。

要するに適当に選んだだけだ。

シュアーSHURE HPAEC840に交換後の使用感

さて、シュアーSHURE HPAEC840に交換後の使用感であるが、まずは、ノーマルの使用感を試したいので、mimimamo スーパーストレッチヘッドホンカバーは無しで使用している。

ワテの耳は小さめなので、このシュアーSHURE HPAEC840にはスッポリと収まる。

なお、シュアーSHURE HPAEC840自体が、オンイヤー・タイプなのかアラウンドイヤー・タイプなのかは未確認だが、ワテの耳の場合にはシュアーSHURE HPAEC840はアラウンドイヤー・タイプとして使用可能だ。

シュアーSHURE HPAEC840への交換は大正解!!

フォステクス T50RP mk3n + シュアー HPAEC840 のレビューをしてみたい。

まあ、レビューと言うほど大袈裟では無いが。

  • クッションはフカフカ
  • 耳が穴にスッポリ収まるので、耳たぶがパッドに押し付けられる痛さが無い。餃子にもならない。
  • クッションが耳全体を隙間なく覆うので、遮音性が良いような気がする。
  • つまり外部の音が入りにくいように思うが正確に計測した訳では無い。セミオープン型なので単に気分的なものかも知れないが。密閉型のT40RP mk3nならその効果が出るかも知れない。

約2,000円の追加出費でこんなに快適になるんなら、

  • フォステクスのT50RP mk3n
  • シュアーSHURE HPAEC840
  • mimimamo スーパーストレッチヘッドホンカバー L (パープル)

の組み合わせは最高だ。

ちなみに、他の二機種もアマゾンにはある。

T20RP mk3n 開放型
T40RP mk3n 密閉型

ワテが買ったのはT50RP mk3n セミオープン型であるが、是非とも他の機種の音も聴いてみたいもんだ。

ワテの疑問

ヘッドホンのイヤーパッドの感触評論家(自称)のワテとしては、大きな疑問がある。

ネットを見てもこのフォステクスのT50RP mk3nは音質に関しては評価は高いのだが、イヤーパッドに関しては悪い評価が多い。

今回初めて知ったのだが、このフォステクスのT50RP mk3nはオンイヤー・タイプなので耳を押し付ける構造だ。

でもなあ、モニターヘッドホンとして販売しているんなら、それは使う人はプロのミュージシャンや音響エンジニアの人などだろう。つまり音楽制作現場で長時間使う事を前提としている。

連続で10時間とか、下手すると一日中付けているかもしれない。

そんな長時間、耳たぶを押し付ける構造のヘッドホンをしていると、耳の血行も悪くなるだろう。

耳は東洋医学とか鍼灸の世界でも良く知られているように、多数のツボがある重要な器官だ。

こんなに沢山のツボが耳にある。耳のツボは経穴(けいけつ)とか経絡(けいらく)と呼ばれている。

それを長時間押し付けていると、体に悪いと思うんだがなあ。

ちなみに、「あたたたたたた」と言いながらケンシロウが突いたのが経絡秘孔(けいらくひこう)だ。

ワテの場合、T50RP mk3nを1時間装着すると耳の経絡が圧迫されて「あっ痛たたたたた」となる。

さて、下らない冗談はさて置き、ワテがフォステクスの人ならモニターヘッドホンにはオンイヤー・タイプのイヤーパッドは使わない。

アラウンドイヤー・タイプにすべきだろう。イヤーパッドの穴の窪みの中で耳が押し潰される事無く自然な状態で音を聴く。それがナチュラルサウンドを再現するために必要な条件の一つだと思うし。

耳に変な刺激を与えるような構造のイヤーパッドを使うメリットは何も無いと思う。

強いて言えば小型のヘッドホンを設計する必要があるなら、イヤーパッドの径を大きく出来ないので、押し付けタイプにせざるを得ないと思うが、音楽スタジオで使うんなら小型にする必要も無いし。

と言う事で、ヘッドホンのイヤーパッドの感触評論家(自称)であるワテのこの見解に対するフォステクス社さんの公式回答を出来れば是非とも聞いてみたい。

 

さあ、皆さんもヘッドホンの耳あてが痛い人は、自分で交換してみると良いだろう。

ヘッドホンの最大入力について

FOSTEX T50RP mk3nのインピーダンスは50オームだ。

ワテの場合、自作のヘッドホンアンプ(ペルケさん設計のFET式差動ヘッドホンアンプ Version 3)を使っている。

このアンプの電源電圧は 0V、+15Vだ。

なのでまあ大雑把に計算して、± 7.5V の電源と見なせば、 

最大出力 = 電圧 x 電流 = 電圧 x (電圧÷抵抗) = 電圧2 ÷ 抵抗 = 7.52 ÷ 50 = 1.125W

となる。

実際には、500mW程度だと思う。

一方、このフォステクスのヘッドホンの場合には、最大入力 3000mW なのでまだまだ余裕がある。

つまり、ペルケさんのアンプをフルボリュームで鳴らしてもFOSTEX T50RP mk3nは十分耐えられるという計算だ。

試しにやってみたら、机の上に置いたヘッドホンから出る音が数メートル離れた地点でも聴きとれた。

まるでスピーカーだ。

まあ、壊れる事は無いとしても、気分的には良くないのであまりこんな実験はしないほうが良いかも知れない。でもあるいは逆に買ったばかりのヘッドホンをエージングする目的で大音量で鳴らす人もいるかもしれないが未確認だ。

 

ワテの場合には、ヘッドホンアンプを使っているが、パソコンのヘッドホン端子に接続している人の場合には、一般的にはパソコンのヘッドホンアンプ回路の電源はUSBバスのパワーと同等な5V電源を使用している場合が多い。

仮に±5Vの電源だとすると、T50RP mk3n(50Ω)を接続した場合には、上と同じ計算によって、最大出力は 0.5W(500mW)となる。

市販されている普通のヘッドホンなら0.5W程度の耐圧は十分あると思うので、ボリュウームマックスでも何ら問題無い。

以上、豆知識でした。

追記(2017/4/1)最大入力 3,000mW に関して

ワテの場合、ヘッドホンで音楽を聴いていても、耳掃除をしたくなる事がある。。

でもヘッドホンをしたままではそれは無理。

その場合には、音楽も聴きたいし、耳掃除もしたい。

なので、アンプのボリュームを回して外して机の上に置いたヘッドホンの音量を大き目にしてスピーカー代わりにして聴くのだ。

さて、T50RPMK3nの最大入力はカタログ記載の仕様では3,000mWではあるが、それは3,000mW出力のアンプを繋いで大音量で何時間も鳴らし続けても良いと言う訳では無い。

と言うのは、ワテのようにスピーカー代わりにヘッドホンを使うような無茶な使い方をしても壊れないのかどうか心配だったのでフォステクスさんに問い合わせたところ、以下のような主旨の回答を頂いた。

つまり、T50RPMK3nの最大入力は3,000mWと記載されているけれど、継続的に長時間
3,000mW相当の入力を加えると、破損する場合が有るとの事である。

まあ、そうだろうなあ。

そんな無茶苦茶な使い方をしてはいけない。

と言う事で、使い始めて約1ケ月になるが、イヤーパッドも交換して装着感も良くなり、音質的にも良い感じで気に入っている。

まとめ

当記事では、FOSTEX T50RPmk3nヘッドホンのイヤーパッドをSHUREのHPAEC840へ交換する手順を紹介した。

実際にやってみた感想としては、物凄く簡単。

イヤーパッドの交換作業は20分も有れば完了する。

SHUREのHPAEC840イヤーパッドはクッションもふかふかで物凄くいい感じ。

交換して大正解だった。

mimimamo スーパーストレッチヘッドホンカバーは買って正解だった

また、少々高かったが、今回ヘッドホンと一緒に購入したmimimamo スーパーストレッチヘッドホンカバーがとても良い。

何が良いかと言うと、長時間ヘッドホンを装着しても耳が蒸れないのでべた付くような不快感が無くなったのだ。とっても爽やかな感じ。サラッとしていて肌触りがとても良いのだ。

そして、イヤーパッドに汚れも付着しにくいので、イヤーパッドが長持ちする。

皆さんにもお勧めしたい。

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