【ワレコのレビュー】車中泊用にポータブル充電器を買った【小型コンパクト】

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写真 これから久米島まで車中泊に出掛ける車中泊女子、久米仙を飲むぞ!

ワテもいよいよ車中泊に出掛けたいと思っている。

車中泊をやるなら最低限必要な物は、以下の品物だろう。

  • 車、網戸
  • 布団、寝袋など
  • サブバッテリーなどの電源
  • 下着、衣類を数日分
  • 歯ブラシ、石鹸、T字カミソリ、爪切り、手拭い、ティッシュペーパー
  • 耳かき

ワテの場合、まあこれくらい有れば何泊でも大丈夫だ。

当記事では、車中泊初心者のワテが車に搭載する電源を入念に検討して、最終的に選択したポータブル充電器を紹介したい。

車中泊用の電源に関してネット検索すると、サブバッテリーや充電器を使って走行充電システムを自作するなどのブログ記事やYouTube動画も沢山ヒットする。

当初はワテもその手の方式も検討したのだが、結局は、一台のポータブル充電器を購入して使う案を採用した。

その辺りの理由も説明しながら、ワテ推薦のポータブル充電器など紹介したい。

ワテが買ったポータブル充電器はスアオキ社のG500だ。

では、本題に入ろう。

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車中泊では電源が必須

車の中で寝泊まりする場合には、電源が必要になる。

例えば、冬場なら電気毛布を使いたい場合もある。夏場なら扇風機も使いたい。

あるいは季節を問わず炊飯器で御飯を炊くとか、ノートパソコンを使いたい場合もある。

自分に必要な電力(ワット数)を考える

まず、車中泊に出掛けるとして、自分にとってどれくらいの電力が必要になるのか見積もっておくと良い。

三つのタイプに分類してみた。

ミニマリスト車中泊 アウトドアを楽しむ普通の車中泊 車の中で暮らすヘビーな車中泊

車内照明

小型扇風機

ラジオ

スマホ、タブレット

電気カミソリなど、小型家電

左同 左同
 

湯沸しポット

コーヒーメーカー

ノートパソコン

左同
   

ガスコンロ

換気扇

炊飯器

冷蔵庫

テレビ

DVDプレイヤー

ヘアドライヤー

表 車中泊のタイプに応じて必要な生活家電など

ワテの場合は、上表の左端の「ミニマリスト車中泊」タイプだ。つまりまあ、車内では自炊は一切せずに、睡眠場所を確保するのが一番の目的だ。あとは小型の家電が有れば足りる。食事はコンビニ、ファミレスなど利用するのだ。この場合、小型のポータブルバッテリー(後述)が有れば十分足りるだろう。

次に、上表中央は「アウトドアを楽しむ普通の車中泊」タイプだ。本格的な自炊はしないが、朝起きてホットコーヒーを入れてアウトドア気分を楽しむのだ。食事はやはり外食が基本となる。この場合、電気ポットを使うとなると1000ワットは必要になるが、使う時間は数分程度だから、この場合でも小型あるいは中型くらいのポータブルバッテリーが有れば良いだろう。

最後に、上表右端が「車の中で暮らすヘビーな車中泊」タイプだ。つまりまあ、車が自宅のような感じ。自炊すれば自分の好きな物を食べられるし、食費の節約にもなる。このタイプの場合、本格的なキャンピングカーを使うのがベストだろう。でも世の中には、ワンボックスカーや軽自動車のバン(エブリバン、ハイゼットカーゴなど)でも、自炊しているツワモノもいる。このタイプの場合、冷蔵庫は24時間電源オンする必要があるし、炊飯器やヘアドライヤーなどの数百ワット級の消費電力の電化製品を複数同時に使う場合も想定すれば、大掛かりなサブバッテリーシステムか大型のポータブルバッテリーが必要になるだろう。

なので、まずは、自分がどんなスタイルの車中泊をやりたいのかを事前にイメージしておくと良い。

いずれにしても、そう言う場合に車のメインバッテリーの電気を使うのはお勧めしない。

その理由は言うまでもなく、メインバッテリーの電気を使ってしまうとバッテリーが上がってしまい、エンジンを始動出来なくなるからだ。

でもまあ、少しの時間だけノートパソコンを使う程度で有ればメインバッテリーの電気を使う人もいるだろ。

そう言う場合には、以下のような接続が一般的だ。

メインバッテリーの電力をインバーターで100Vに変換して家電を使う方法

車のメインバッテリーの電気を使って家電を動かす場合の例を図解してみた。

図 バッテリー出力をインバーターで100V化して家電を使う例

車のシガーソケットの電圧はエンジン動作中なら14.5V程度、エンジン停止中なら12.5V程度が一般的だ。

ちなみにシガーソケットは、中央部分がプラス極、周囲の筒状になっている部分がマイナス極だ。

さて、インバーターとはこんな製品だ。

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なお、もしインバーターを買うなら「正弦波インバーター」をお勧めする。文字通り正弦波のAC100Vを生成出来る高性能な製品だ。安いインバーターの場合、正弦波ではなくてカクカクと角の尖った正弦波モドキの波形を描く。電化製品の中には、正弦波でなければ動かないものもあるので、安いインバーターを使うと電化製品が動かないトラブルもあるのだ。

と言う事で、上図のようなインバーターを使えばバッテリーのDC12VからAC100Vを作り出す事が可能だ。

ただし、炊飯器のような消費電力の大きな機器を使うと短時間でバッテリーが上がってしまうので、その場合には、車のエンジンを掛けたまま御飯を炊くなどの工夫が必要だ。

でも、御飯を炊くたびに毎回エンジンを掛けるのも面倒。

そう言う場合には、サブバッテリーを搭載する手法も多くの人が実践している。

次章では、サブバッテリーを使った車中泊用の電源を紹介する。

サブバッテリー、アイソレーター、インバーターの三点セット、

ワテも当初は、このサブバッテリー作戦を採用する予定であった(下図)。

走行中にシガープラグの電圧を利用して独自に追加したサブバッテリーを充電するのだ。

図 サブバッテリーを使って車内で家電を使う一般的手法

上図に示すように、この方式では走行中にサブバッテリーに充電しておいて、エンジン停止後には充電しておいた電気をインバーターでAC100Vに変換して電化製品を使う。従って、メインバッテリーの残量を全く気にせずにサブバッテリーの電力を使う事が出来るのだ。

サブバッテリーへの充電は車の走行中にシガープラグを通して行う。

その場合に必要になるのがアイソレーターと言う装置だ。

上図をもう少し詳しく書くとこんな感じか(下図)。

図 市販のアイソレーターを使ってサブバッテリーを充電する接続図の例

つまりまあ、アイソレーターはメイン側で余った電気をサブ側に供給するが、サブ側からメイン側には流れないようにしているのだ(逆流防止)。

走行中はオルタネーターで常時発電しているので、メインだけでなくサブバッテリーもどんどん充電している。

エンジンを停止するとオルタネーターは動かないがメインバッテリーが十分充電されている場合にはその電力を使ってサブバッテリーを充電する。

ただし、メインバッテリーの容量の余裕がなくなると、バッテリー上がりを避けるためにサブへの充電を停止する。

そう言う便利機能を持つ装置がアイソレーターだ。

アイソレーターを使わずにメインとサブを直結するとなぜ駄目なのか?

例えば下図のようにアイソレーターを使わずにメインとサブをスイッチONにすれば並列に直結出来るように配線したとする。

図 アイソレーターを使わずにメインとサブを直結するとなぜ駄目なのか?

 

スイッチONの状態で走行すればメインとサブの両方に充電できる。

その後、エンジン停止して、インバーターに接続した何らかの電気機器を使いたい場合には、まずスイッチOFFにしてメインとサブを切り離す。

その状態でサブから電力を取り出してインバーターに接続した電気機器を使う。サブの電気が消費されていくとサブの電圧も12Vよりも小さい値になる。

そして再び走行充電したい場合にはスイッチONにしてメインとサブを接続する事になるが、その瞬間に12V以上の電圧を持っているメインから12Vよりも低い電圧のサブに何十アンペアと言う大電流が流れる。

その結果、車のヒューズが切れたり、スイッチの接点が溶着したり、メインバッテリーの性能が劣化するなど、色んな問題が起こる。

と言う事で、上図のようにアイソレーターを使わずにメインとサブをスイッチ一つでON・OFFするような接続はお勧めでは無い。

ディープサイクルバッテリー

なお、この手の走行充電システムで使うサブバッテリーは、普通の車用バッテリー(スターターバッテリー)ではなくて、ディープサイクルバッテリーを使う必要がある。

スターターバッテリーは、エンジン始動時に瞬間的に大電流を供給することが目的であり、走行中はオルタネーターで満充電状態に維持される。つまり、スターターバッテリーは電力を使い切って充電がゼロになるような使い方はしないし、そう言う使い方を繰り返すとバッテリー性能が劣化して蓄電能力が低下するのだ。そうなってしまうと、再充電をしても回復できなくなる。

一方、ディープサイクルバッテリーは、少電流を長時間供給する能力に優れていて、繰り返し放充電が可能なバッテリーなのだ。車中泊などの用途では、日中に走行充電したサブバッテリー電力を、夜から朝にかけて使い切る事が多い。調理家電を使って夕食を作るとか、就寝中の暖房あるいは扇風機などの運転、あるいはパソコンの利用などで。

キャンピングカー、車中泊、ヨット、ボート、マリンスポーツなどを趣味としている人の間で人気のディープサイクルパッテリーがこれだ。

ワテも今回、色々と調査したのだが、このACDelcoのM27MFかM31MFがディープサイクルバッテリーの定番らしい。

ちなみに、ACDelcoのバッテリーは、故 大瀧詠一さんがこのバッテリーを使うとカーオーディオの音が良くなるとラジオで言っているのを聴いた事がある。

TBSラジオの「久米宏ラジオなんですけど」に大瀧さんが出演された時(2011年09月24日)に、乗っている車はキャデラックなのだが、その理由は、バッテリーの質が国産車とは違うと言う説明であった。つまり、Delcoのバッテリーで鳴らすカーオーディオの音楽はパワフルで音質が良いとの事だった。

2014.2.1久米宏ラジオなんですけど・追悼大瀧詠一さん(2011年9月24日ゲスト:大瀧詠一さん音源と2014.2.1久米さんと萩原 健太さんの話)

数多くの名曲を作詞作曲された大瀧詠一さんがそう言うのなら間違いないだろう。と言う事で、バッテリー買うならACDelcoの製品がお勧めだ。

アマゾンで全てのディープサイクルバッテリーを見る>>>

mAhとは何か?

バッテリーの性能を示す単位として、mAhと言うのがある。

mAhとは、何ミリアンペアの電流を1時間連続で流すことができるかを示す単位だ。ミリアンペアアワーと読む。例えば、1000mAhのバッテリーなら、1000mAの電流を1時間流す事が出来る。

ミリアンペア単位ではなくて、アンペア単位で表記するなら1Ahとなる。

例えば消費電力100V/50Wの電化製品を1000mAhバッテリーで駆動した場合には、何時間利用出来るのか計算してみる。

消費電流 = 50W ÷ 100V = 0.5A = 500mA

となるので、1000mAhバッテリーなら

利用可能時間[Hour] = 1000mAh / 500mA = 2h

となり、理論上では二時間使える計算になる。

アイソレーターの構造はどうなっているのか?

市販の簡易型アイソレーターは、ダイオードを使って逆流防止回路を組んでいるものが多いようだ(下図)。

メインとサブの電位差によって発生する大電流を制御する回路などは入っていなくて、ヒューズ(10A)とブレーカーの保護回路と言う簡単な構成が一般的らしい。

図 市販の簡易型アイソレーターの回路図例

まあ確かにこんな回路で簡易的なアイソレーターを作る事はワテにも出来る。

ただし、ダイオードを使う簡易的なアイソレーターには一つ問題がある。

それは、ダイオードが一個入ると約0.7V程度の電圧降下が発生するので、サブバッテリーの充電に使える電圧はメインバッテリーよりも0.7V低い電圧になるのだ。

上図において、走行中であればオルタネーターで発生する電圧は12V車の場合なら、14.5V程度の電圧になる(ワテのハイゼットカーゴの場合は14.3Vだった)。

メインバッテリーはこの14.5Vで充電されるのでフル充電が可能だ。

一方、サブバッテリーに関してはダイオードを通すと0.7Vの電圧降下が起こるので、サブバッテリー充電電圧は13.8V程度となる。

その結果、サブバッテリーはフル充電が出来ない。

ちなみに、上図ではアイソレーターはメインバッテリーに直結して電源を取り出しているが、運転席のシガープラグにアイソレーター接続して電源を取り出す場合にも同様にサブバッテリーはフル充電出来ない。

つまり、ダイオードを通す事で電圧降下するが、それを何らかの手法(電気回路)を使って電圧を上げてやる必要があるのだ。そのような回路を昇圧回路と言うが、この後で説明する。

簡易型アイソレーターの例

逆流防止ダイオードは大電流が流れるので、発熱も大きい。それゆえに上写真のようにケース全体に放熱フィンを付けて発熱効果を高めているのだ。

もしダイオードを使った簡易型のアイソレーターを自作するなら、例えばこんなダイオードを使えば良いと思う(あくまでワテの推測だが)。

このブリッジ整流器の場合、6個のダイオードが入っているが、各ダイオード当たり100A/1600Vまで行けるので、一つのダイオードを使って上で説明した簡易型アイソレーターを作れば良い。未使用のダイオードはそのまま放置しておけば良いのだ。

なお、電子工作で定番の小型ダイオードにこんなのがある(下図)。

1A/1000Vの最大定格なので、例えばこのダイオードを100本並列にして使えば上で紹介した最大定格100Aの巨大ブリッジダイオードと同じ働きをしてくれるのか?と言うとそれは間違い。

ダイオードを並列で使うのはお勧めではない。

例えば東芝さんのサイトの説明を引用すると以下の通り。

同一品名のダイオードを並列接続で使用可能でしょうか?
同一品名のダイオードでも若干順方向電圧のバラツキがあり、並列接続の場合、どちらかのダイオードに電流集中が起きる可能性がありますので推奨できません。ご使用電流が高く定格上問題が発生しそうな状況では、定格電流の大きなダイオードをご使用ください。

引用元 https://toshiba.semicon-storage.com/jp/design-support/faq/diode/is-it-ok-to-connect-multiple-diodes-with-the-same-part-number.html

つまりまあ、100本並列にしたとしても、大電流が流れた場合には100本に均等に電流が分散するのではなくて、どこかのダイオードに集中して流れる。その結果、定格1Aのダイオードに数アンペアとか数十アンペアの電流が流れて、そのダイオードは破損する。

そんな感じで並列接続したダイオード群は、大電流が流れるたびに、ダイオードが一本、二本、・・・と故障して行くのだ。そして最後には全部のダイオードが破損してしまう。

と言う事で、ダイオードは並列使用は不可。

昇圧型アイソレーターがお勧め

ダイオードを通すとサブバッテリーがフル充電出来ない問題を解決するために、市販の高性能アイソレーターの中には昇圧回路を内蔵しているタイプもある。

あるいは、ダイオード式の簡易型アイソレーター出力を昇圧回路に通してからサブバッテリーに接続するように自作している人もいる(下図)。

図 市販の簡易型アイソレーター出力を昇圧してサブバッテリー充電する例

例えば、多くの人が使っている昇圧回路はこの手の製品だ。

  • 【昇圧型モジュール・簡単にDIY】本商品は昇圧型DC-DCコンバータを搭載した昇圧モジュールです。10-32Vの電源を簡単に調整可能の出力になれます。
  • 入力電圧 DC 10V-32V 出力電圧 DC12V-35V(調整可能)。
  • 入力電流:16A(最大)出力電流:10A(最大)。
  • 効率 94%(参考;入力19V、電流2.5Aの場合、出力16V)。
  • 便利で60W、90Wなどの150W以下のラップトップを充電でき、工業グレードの動作温度(-40℃から+80度)、ACアダプター、電源などに適用しています。

 

引用元 アマゾンの商品説明

この製品はいわゆるDCDCコンバータと言う電子回路であり、入力電圧(DC)を高い電圧に昇圧して出力(DC)するのだ。

俗にデコデコなどとも呼ばれる。DCDCコンバータは昇圧型以外にも、降圧型もある。サブバッテリー充電で使うのは昇圧型だ。

市販の昇圧型アイソレーターの例

上で紹介したような「簡易型アイソレーター」+「昇圧回路」を自分で組んでも良いが、手っ取り早いのは昇圧型アイソレーターの市販品を購入すれば良い。

ワテの調査の結果では、現在市販されている昇圧型アイソレーターは以下の二つの製品が有名だ。

昇圧型アイソレーターの実売価格は2万円弱くらい。う~ん、手軽には買えない。

ソーラーチャージャーコントローラーを使った走行充電システム

さらに以下のようなソーラーチャージャーコントローラーを組み合わせる人も多い。

このコントローラーは大きさ的には、横幅が10数センチくらいのコンパクトな筐体だ。

これをどのように使うかと言うと、下図のような配線を行う。

図 昇圧型アイソレーターとソーラーコントローラーを組み合わせて走行充電装置を自作する例

ソーラーコントローラー(あるいはソーラーチャージャーコントローラーなどと呼ばれる)は、本来は以下のようなソーラーパネルから得られる直流電圧を使ってバッテリーを充電するための機器だ。

この製品の場合、天気が良ければ150Wの電力が得られて、出力電圧は20V前後らしい。

本来の使い方としては、ソーラーパネルから得られる電圧をソーラーコントローラーに入力する。一方、ソーラーコントローラーの出力端子にはサブバッテリーを接続する。

そうすると、ソーラーコントローラーは内部で電圧を調整して、バッテリー充電に最適な電圧を生成してバッテリーを充電してくれるのだ。

そのソーラーコントローラーへの入力をソーラーパネル出力電圧の代わりに、車のオルタネーター出力電圧を入れてやれば、車のサブバッテリー充電にもソーラーコントローラーを利用出来ると言うアイデアだ。

で、ネット検索してみるとこの方式でサブバッテリー走行充電システムを自作している人も多い。

複数台のサブバッテリーを並列接続して車に搭載すれば、本格的な大容量サブバッテリー走行充電システムをDIYで自作出来る。

まあ、確かにここまでやれば本格的な走行充電システムが完成する。

サブバッテリーの充電は、昇圧型アイソレーターを使う事によってフル充電に必要な電圧も得られる。

上図システムは、理想的なサブバッテリー充電システムと言えるだろう。

難点としては、自分でここまでのシステムを組める人は少ない。その代替として、車を持ち込めばこのような走行充電システムを車に取り付けサービスを行っている会社もあるようだ。キャンピングカーなどでは、この手の走行充電システムが一般的なようなので、そう言う会社に依頼すれば良いだろう。

また、上図のシステムに加えて、ソーラーパネルを車の屋根に取り付けて、その電力もサブバッテリー充電に利用するシステムさえもある。あるいは、自作でそんなシステムを構築しているDIY好きな人もいる。

サブバッテリー走行充電システムの自作は中止

さて、ワテもこんなサブバッテリー走行充電システムの自作を考えたのだが、結局中止した。

その理由は以下の通り。

  • 作るのが面倒。失敗の可能性もある。
  • バッテリーは12V程度の低電圧だが、電流は何十アンペアも流れるので素人自作は危険
  • バッテリーが重い(大容量バッテリーなら30キロくらいある)
  • 費用の総額は6万円以上になる
  • 多数の製品を組み合わせるので車内にある程度の設置面積が必要。
  • 配電盤、ブレーカー、ヒューズソケット、端子台、大型圧着端子、太い電線など必要なので益々費用が掛かる

などか。

つまりまあ、時間と費用を掛けてコツコツと自作すれば、電気の知識がある程度ある人なら上図に示すサブバッテリー走行充電システムの自作は可能だろう。

でも、素人が自作するにはリスクが多過ぎるのだ(電気工事士などの資格がある人なら出来るかも)。

それに費用も掛かり過ぎる。

例えばサブバッテリーから500Wの電力を取り出すとすると、電流は

500W ÷ 12V = 41.66A(アンペア)

が流れる。

公称断面積3.5(mm2)スケアの電線の許容電流は約47Aだ。

まあ余裕を見て、その三倍の許容電流150Aの電線を使うとすると、22スケアくらいの電線が必要になる。

かなり太っとい電線なので、メーター当たり単価は数百円くらいの価格だ。またそんな太い電線に付ける圧着端子も大型になるので一個100円くらいする。

既製品でそんな電線を買う事も出来るが、三千円近い値段だ。

 

さらに、そんな大型の圧着端子を圧着する為には、大型の圧着工具が必要になるが、普通の人はそんな物を持っていないので、もし買うとなると1~2万円くらいはするだろう。

このマーベル社の大型圧着工具の場合、適用サイズ:8、14、22、38だ。

つまりまあ、物凄く費用が掛かるのだ。上図の走行充電システムの部品代だけで6万円くらい、そこに電線、圧着端子、圧着工具など色々買っていたら10万円あっても足りないかも知れない。

 

このような理由でワテは自作を中止した。

その代替としてワテが採用したのがこれだ。

ポータブル充電器は車中泊に最適

ポータブル充電器とは、上図に示したような全ての機器がコンパクトな筐体に内蔵されているのだ。

ポータブル充電器は数年前くらいから車中泊で利用する人に人気があり、その当時は十万円以上の製品も多かった。最近では、数万円台でも大容量バッテリーを搭載している製品も各社から登場しているのだ。

この中にバッテリーも内蔵している。重い鉛バッテリーではなくて、小型大容量のリチュウムイオン電池などを採用した製品が一般的だ。

リチュウムイオンバッテリーを採用したポータブル充電器の中には、過去に発火事故を起こした会社もあるのだが、このスアオキの製品は幾つかのバージョンを経て現在に至るので、様々な改良がなされている。アマゾンでのレビュー評価も高いので、ワテの場合はこの製品を購入したのだ。

suaoki ポータブル電源 G500 の使い方は簡単で、以下のようにすれば良い。

充電方法

以下の三通りの充電方法がある。

  • 付属のACアダプター(出力DC29.4V/3A)で100Vコンセントから充電する
  • 車のシガープラグ12Vに接続して充電する
  • ソーラーパネル(別売り)を接続して充電する

だから例えば、車中泊に出掛ける前に部屋のコンセントからACアダプターを使ってフル充電する。

あるいは、シガープラグから走行充電しても良い。

なお、付属ACアダプターで充電するとフル充電(満充電)が可能だが、シガープラグ電圧(DC14V前後)で充電してもフル充電は出来ない。何パーセントくらいまで充電できるのかは、今後実際に使ってみて詳細をここに報告したい。

でもまあ、シガープラグからの走行充電でフル充電出来なくても、80パーセント程度は充電出来るはずなので、ノートパソコンなどの消費電力の少ない機器を使う程度なら、それでも十分だろう。

或いは、昇圧型DCDCコンバータを買ってシガープラグ出力電圧14V前後を30Vくらいに昇圧してからこのsuaoki G500ポータブル充電器に入力すればフル充電を行う事が出来る。

ポータブル充電器のメリット

ワテが考えるポータブル充電器のメリット(長所)は以下の通り。

  • なんと言っても小型でコンパクト、しかも軽量で持ち運び自由だ。
  • AC100V出力、DC12V出力(シガーソケット)、USB5V出力などを標準装備しているので非常に便利
  • デジタル表示が充実していて、残り容量、接続機器の消費電力などがモニター出来る
  • 必要ならソーラーパネルも接続出来る(別売り、あるいは他社製もコネクタが合えば可能)
  • デザイン的にも美しい
  • 価格も貯蔵電力容量に応じて1万円台~数十万円程度の様々な製品があるので自分に合ったヤツを買えば良い。

などか。

ワテの場合は、このsuaoki ポータブル電源 G500 を買ったのだが、137,700mAhの容量がある。サイズ:280mm(L)x 190mm(W)x 210mm(H), 重量6.8kg。

一方、上で紹介したACDelco社のディープサイクルバッテリー ボイジャーM27MFの場合は、105Ah(=105,000mAh)だ。サイズ:320mm(L)x 172mm(W)x 227mm(H), 重量23.6kg。

suaoki G500の方が小型軽量で、電流容量はsuaokiのほうが30パーセント程度大きいのだ。

 

まあ、suaoki ポータブル電源 G500は二年間保証で、6万円弱の実売価格で、PSE認証済みで、 純正弦波100V出力が出来て、 液晶大画面表示があり、 三つの充電方法(ソーラー充電、ACコンセント、シガープラグ)が可能で、300W(瞬間最大600W)の家電が使えて、 DC12V/USB/Type-Cなど出力があるので、車中泊には最適だ。それにファンレスなので動作中でも全く音はしない。

家族数名で大型の本格的なキャンピングカーで使うには容量が足りないとは思うが、車中泊の一人旅あるいは二人旅くらいなら、十分な性能だと思う。

ただし、300W出力なので、大電力を必要とするIH調理器とか、ドライヤーとか、1000Wくらいの電子レンジなどを使う事は出来ないと思う。でも消費電力50W程度のノートパソコンを使うくらいの用途なら数時間は利用出来るだろう。今後、その辺りの使い勝手など、実際に車中泊に出掛けて実測してレビューしたいと思っている。

まとめ

車中泊初心者のワテであるが、このところ、ハイゼットカーゴの荷台をフラット化、虫よけ網戸の製作、ドライブレコーダー取り付けなど、本格的な車中泊に向けて着々と車に装備を充実させている。

そのワテが、数週間に渡り入念な調査を行い、車中泊に最適な走行充電システムとして採用したのが、SUAOKI社のポータブル充電器G500だ。

このポータブル充電器一つあれば、走行充電も可能で、AC100V正弦波出力も可能なので、当初自作を考えていたシステムが全て一つにまとまっていると言っても良い。

つまり、もし走行充電システムを自作するなら、サブバッテリー(鉛の重いディープサイクルバッテリー)、アイソレーター(昇圧型が望ましい)、ソーラーコントローラー、インバーター(正弦波出力が望ましい)を別々に購入して自分で配線する必要がある。

そんな大掛かりな装置を自作出来る人は少ないだろう。それに、成功するとは限らないし、作ったとしても数十アンペアもの大電流を扱うので発火事故などの可能性もある。

一方、ポータブル充電器ならば、小型軽量で持ち運び自由、PSE認証済みで、 純正弦波100V出力、二年保証付きなので、ネットで購入して開封した直後から直ぐにでも車中泊に利用出来るのだ。

こんなに手軽で便利なポータブル充電器を買えば、冒頭で紹介したような自作走行充電システムを作る必要など全くないのだ。

本格的なキャンピングカーを自作するならともかく、手軽に車中泊の旅に出掛けるならそんな大掛かりな物を作っても時間の無駄、車内スペースの無駄、なんらメリットは無い。

と言う事で、結論としては、車中泊を始めるならポータブル充電器以外の選択肢は無いと言っても良いだろう。

アマゾンで「ポータブル電源・蓄電池」の最新売れ筋ランキング人気上位の3位まで表示している。

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SUAOKI、Anker、LACITAなどがポータブル充電器の定番だ。

車中泊関連本

ワテもこの手の本をニ、三冊買って車中泊に出掛けるぞ。

まずは、関東方面に温泉の旅に出掛けたい。

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