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【ワレコのDIY】超強力LED照明、テスター固定台の自作【電子工作工作机】

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写真 沖縄平和通り商店街でかりゆしウェアを買った記憶があるワテ

当記事では、ワテの工作机の作業環境を向上させるべく、幾つかの自作機器を作成したので皆さんに紹介したい。

具体的には、表題の通り、

  • 超強力LED照明
  • テスター固定台

を自作したのだ。

では、本題に入ろう。

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超強力LED照明装置

ワテの工作机の照明を強化した。

それまでは室内照明と工作机の棚下に取り付けていたアイリスオーヤマの90cmバー型LED照明のみであった。

これらの照明の組み合わせは、わりと明るくて使い易かったのだが、その後製作したチューブ式工具収納器具を机の上に置いた結果、LEDバーライトの光が遮られてしまい、机の上が暗くなってしまった。

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そこで、新たに照明を追加する事にしたのだ。

リサイクルショップで見付けたLED照明(下写真)を12ミリ針葉樹合板に穴を開けて取り付けただけの簡単な照明だ。

写真 棚の上に設置したワテ自作のLED照明

モザイクを掛けている理由は、整理整頓が疎かで雑然とした背景を見えたくないから。

強力LED照明の製作過程

製作は簡単だ。

まず針葉樹合板12ミリ厚に直径150ミリの穴を開けた。

穴開け作業にはジグソーを使った。

板の後方には直径18ミリ、深さ3ミリの穴を二個開けた。磁石を埋め込む予定だ。

写真 18ミリの木工用ドリル(兼用ビット)

ちなみに、木工用のドリル刃をネット検索していると、「兼用ビット」と言う名称が時々目に付く。

兼用ビットとは何か?

何と何が兼用なのか気になったので調べてみた。

Yahoo!不動産 >教えて! 住まいの先生 >質問一覧 >質問詳細

にまさにそのQ&Aが有ったので以下に一部抜粋して引用させて頂く。

Q木工用ドリルビットで、ショートビットとドリルビットの中間の長さで とある、兼用ビットとはミドルビットと何が違うのですか、3から13mmは六角軸6.35mmは同じではないですか。「兼用」とは何が兼用なのでしょうか。よろしくお願いします。現在の3〜13mmの兼用とミドルは違いが有るのでしょうか。

ベストアンサーに選ばれた回答
販売店です。

その昔、丸軸を挟むチャックで挟む爪がT型タップハンドルのようなクリックボールと言う道具が使われていました。

二つ爪は正方形の角を包むように挟むため、軸の断面が六角や三角よりも正方形の方が滑りにくいため兼用ビットは軸部分が六角軸のさらに上部分に四角軸になっていて普通の電気ドリルのような3つ爪もクリックボールの二つ爪もとちらでも兼用できるために「兼用ビット」と言います。
補足に付いて
ミドルはインパクトドライバー向けに六角軸を折れにくい構造にしたインパクトビットの中間長さサイズのことを言いますが兼用ビットと長さが同じものです。
現在製造の兼用ビットにはクリックボール用の四角部分はありません。
しかし、大昔から中間サイズの呼称とされているため、兼用ではなくなりましたが、現在も慣れ親しんだ名称を変えていません。

引用元 https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/14118308634/

上のQ&Aを要約するなら、「クリックボール」と呼ばれるハンドドリル(下写真)のチャック爪は四角形のドリル軸を挟む構造らしい。

 

確かに上写真を見ると、二個の爪があり、四角い軸を挟み込む構造だ。

本来の兼用ビットは、六角軸タイプのドリル刃の軸の上の部分に四角軸が付いていたらしい。そうする事で、「クリックボール」タイプのドリルチャックで四角軸を掴めるし、その後普及した三本爪の六角軸用チャックでも掴めるのだ。だから兼用。なるほど。

本来の兼用ビットの寸法はミドルサイズの物が多かったそうだ。つまりまあ、ロングサイズだと上写真のような「クリックボール」タイプのハンドドリルで穴開けするには安定性が悪いのでドリル刃を曲げてしまう危険性があるだろう。

ところが、「クリックボール」は電動工具が普及するにつれてあまり使われなくなって来たので、兼用ビットの四角軸の部分は廃止されて六角軸のみになったのだ。

それにもかかわらず、上記のような理由で、現在でもミドルサイズの六角軸ドリルは兼用ビットと呼ばれているのだ。

そう言う事か!

木工ドリルメーカーのスターエム(1923年創業)さんのサイトにも説明あり

「兼用」という名前だけど、何が兼用なのですか?
兼用ビットは発売当初「電気ドリル」と「クリックハンドル」の2つで使用できる兼用軸となっていました。それが「兼用」といわれる由来です。しかしながら時代は流れ、「電気ドリル」や「インパクトドリル」が主流となってきたことで、クリックハンドルで使用される方が少なくなってきました。そこで、電動工具での使用に重点をおき、ドリル軸を6.35mm・10mm・12mm六角軸に改良し、馴染みのある「兼用ビット」の名前はそのままにして販売しています。

引用元 https://www.starminfo.com/jp/product/gimune/6.html

と言う事で、現在ではミドルサイズの六角軸ドリルは兼用ビットと呼ぶようだ。

さて、兼用ビットの意味が分かったので、LED照明の製作過程の続きを紹介しよう。

Φ18ミリ、深さ3ミリに掘った穴に強力ネオジュム磁石をネジで固定した。

直径3ミリの穴が開いているので、M3X16の皿ネジで固定した。

完成したLED照明

写真 自作LED照明

あとはスチール製の棚の上に載せれば良い。

強力ネオジュム磁石で吸い付くので安定性は良い。ただ、その後、この板の上にパソコンを載せたので、磁石は無くても良かったかも。

ワテの場合、パソコンは棚の最上部に載せているのだ。理由は足元だと邪魔だから。天井にパソコンを設置すると、埃を吸い込みにくくなるのでフィルターの清掃回数が減った。ただし、うっかりフィルター清掃を忘れる危険性もあるので、一ケ月に一回くらいの頻度で定期的にフィルターをチェックすると良い。

早速LED照明を使ってみる

早速使ってみた。

ワテが使った照明は東芝製のダウンライト本体とLEDライトエンジンで、2080ルーメンの明るさがある。

ダウンライト本体の仕様は以下の通り。

形名 LEDD-16901M-LD9 生産完了品
希望小売価格 15,000 円(33,300 円)(税別)※()は推奨ランプ組み合わせ価格
推奨ランプ LECF/18N-W20GH5070
品名 ライトエンジンDL軒下Ф150   
品種名 LED光源交換形ダウンライト
発売日 2013年10月15日
商品コード 15200346
JAN 4974550466059
在庫区分 ※(在庫限り品(生産完了品) )

表 自作LED照明に用いた東芝ダウンライト本体の仕様

そのダウンライトに嵌めたLEDライトエンジンの仕様は以下の通り。

形名 東芝LECF/18N-W20GH5070
品名 LEDライトエンジン2000
品種名 LEDユニット
定格電圧 100V〜242V
光⾊(相関⾊温度、平均演⾊評価数) 昼⽩⾊(5000KRa:70)
器具光束 2080 lm
消費電⼒ 18.5W(100V) 18.2W(200V) 18.2W(242V)
最⼤光度 1,015cd
ビームの開き 85゜
全光束 2080lm
定格寿命 40,000h
光源⾊ 昼⽩⾊

表 自作LED照明に用いた東芝LEDライトエンジン仕様

この記事で紹介したが、

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2700ルーメンだと四畳半の部屋に最適な光量らしい。なのでワテ使用のLED照明なら2080ルーメンなので机の上を照らすのには十分過ぎる明るさだ。

一方、色温度は5000K(昼白色)なので、すこし黄色掛かっているが電球色(3000K)程では無い。6500K(昼光色)なら青白い感じなので、本当はそっちのほうがワテは好きなのだが、まあそんなに都合よくワテ好みの照明が手に入る訳ではないので妥協した。

写真 LED照明を使う前(左)と使った場合(右)

上写真のようにLED照明を使うと、物体の影が出来るくらいに明るくなった。影を消すには1000ルーメンくらいの照明を二個使って左右から照らせば良かったかもしれない。

まあ、暫くこの状態で使ってみるかな。

SSOPサイズのオペアンプをDIP化する基板を秋月電子で買ったので、半田付けしたものだ。その基板に8ピン端子を半田付けしてDIP8サイズのオペアンプ化したのだ。この8ピン端子はどこで買ったのか忘れた。

ちなみに、このLED照明は沢山売っていたのだが安かったので数個買っている。

なので、照明を増やす事は可能なのだ。でも一個2000ルーメンなので二個も使うと明るすぎる。その場合にはPWM制御などの方式で調光回路を作ってみようかなとも思ったが、ワテが買ったライトエンジンは調光非対応だった。残念。

安定性抜群のテスター固定台

皆さんはテスターの設置場所を決めているだろうか?

特定の置き場所を決めずに、使うたびに机の上の好きな場所に置く人もいる。昔のワテやがな。

でもそれだと何かと不便。

やはりテスターはデフォルトの置き場所が必要なのだ。

通常はその設置台に載せておけば、据え置き型のデジタルマルチメータのような感覚で利用出来る。

と言う事で、即席でテスター設置台を作成した。

先日、ホームセンターで大安売りしているのを見付けて思い切って買ったHiKOKIの卓上スライド丸ノコ(FC7FSB)を使って斜めカットした。

上写真では鋸刃は直立しているが、奥にあるロックレバーを緩めると左側に傾斜させる事が可能だ。

かつ、上写真のようにテーブルの上に木材を斜めに置くと、斜めに切断すると同時に切断面も斜めに出来るのだ(下写真)。

写真 日立スライド丸ノコで斜めカットした2x4材、節が多くて硬い木材もスパッと切断出来る

まあ普通の手引き鋸や電気丸ノコを使っても同じような斜め斬りは出来なくはないが、スライトマルノコだと一発で切断出来るので便利だ。このスライト丸ノコはその後、ちょっとした木材加工には大活躍している。

趣味の木工DIYする人は、電気丸ノコを買うなら、先にスライド丸ノコを買う方が良いかも知れない。なぜなら丸ノコで真っ直ぐ切るには何らかの直線定規を当てる必要があるので煩わしい。それがスライド丸ノコだと何の苦労も無く直線にスパッと切れるからだ。

ワテが買ったHiKOKIの卓上スライド丸ノコ(FC7FSB)は305ミリのスライド距離なので、それ以上の直線は切れない。そう言う場合には、事前にホームセンターのパネルソーでカットして貰っておけば良いのだ。ワテの場合、サブロク板(1820X910X12)の針葉樹合板をホームセンターのパネルソーで縦に300ミリ幅で三等分して貰った材料を数枚くらい常備している。

あとは自宅でちょっとした小物を作るには、305ミリの距離を直線カット出来れば十分なのだ。300ミリ幅があれば、棚を作ったりするのにも使えるので便利なのだ。

なので、お勧めは305ミリ幅がカット出来るDIY用のHiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 卓上スライド丸のこ FC7FSBだ。レーザー光線の刃位置ガイドなどはもちろん付いていないが、そんなものは全く必要ない。鉛筆で描いた線に事前に鋸刃を当ててみればどこをカットするか分かるから。

さて、テスター固定台の製作過程の続きを紹介しよう。

テスターを載せる部分も作成した。板を組み合わせて箱状にした。

写真 ワテ自作の工作台にF型クランプで固定して木工用ボンドの乾燥を待つ

組み立ては木工用ボンドを使い、一部、木ネジを使った。

下写真のようにテスター保持部分を木で作成した。この手のちょっとした木材カットには、スライド丸ノコが大活躍だ。

写真 完成したテスター固定台

上写真のように少し右向きにした。これは設置予定場所がワテが椅子に座った場合に、対面する棚の少し左寄りに設置する予定なので。

 

下写真のように、支柱の奥には、ネオジュム磁石をネジで固定した。表面は養生テープで養生しておいた。

結果的には、磁石一個だと磁力が少なかった。まあ磁石と棚板鉄板の間に隙間が無い場合には引き剥がすには強力な力が必要だが、磁石の取り付け精度が悪くて磁石が斜めになっていると、磁石と棚板鉄板の間に少し隙間があく。そうなると吸着力は大幅に落ちるようだ。

取り敢えず使ってみる(下写真)。

写真 ワテ自作のテスター固定台の使用例

丁度目の高さくらいにデジタル表示が来るので見易い。

また、机の上にテスターを置くと、それだけで作業領域が減ってしまうが、空中に設置したので作業環境が見違えるようにスッキリした。

テスターの左隣りには実体顕微鏡の木製支持棒がある。これもワテの自作だ。実体顕微鏡の支持棒は引き出しに使うスライドレールを使って引き出しのように伸縮する機構になっている。そのおかげで、使わない時には奥に仕舞っておく事が可能だ。

【ワレコのDIY】実体顕微鏡のスタンドを作った【レールで前後に伸長】
写真 実体顕微鏡のスタンドを作る計画を立てている人(イメージ) 電子工作をする場合に、実体顕微鏡があると便利だ。 最近のワテは老眼気味なので、近いところは良く見える。 しかしながら、半田付け作業をしている時には半田ごての先端に目を近づけると...

今回作成したテスター支持台も同様のレール機構を採用する事も検討したのだが、まあ、テスターを使う頻度は高いので固定位置にした。それと、テスターは実体顕微鏡よりも上空に設置したのでテスターの下には広い空間が空いている。従ってテスター位置固定でも机での作業には支障をきたさないと判断したのだ。

テスター棒の先端に取り付ける小物パーツ(ミノムシクリップアタッチメント等)は、今後改良してテスター台に引っ掛けて保管できる構造にしたいと思っている。

 

なお、磁石をネジ止めで固定したが、取り付け精度が悪くて磁石が鉄板に真っ直ぐに吸い付いていないようで、少し強い力でテスター台を下に押すと支持棒が浮き上がってしまう。その対策としては、厚めの発泡スチロール片が有ったので、支持棒と棚板の間に詰め込んで浮き上がり防止する事が出来た。

なので磁石は無くても良い。

まとめ

当記事では、ワテ自作の超強力LED照明、テスター固定台の製作過程を紹介した。

LED照明はリサイクルショップで安く売っていたのを見付けて買って来た。あとは安い針葉樹合板をホームセンターで買って来て穴を開ければ良い。

ワテの場合には、自宅に針葉樹合板を大小何枚か常備しているので、ちょっとした工作を思い立った時には直ぐに取り掛かれるメリットがある。

同じくテスター固定台も自宅に常備している2X4材を使って製作した。

HiKOKIの卓上スライド丸ノコを使うとスパスパと気持ちいいくらいに直線カットが出来るのでDIYにはお勧めの電動工具だ。

テスター固定台を使う事によって、テスターが作業机の上を占有しないので作業性が非常によくなる。

皆さんにもお勧めしたい。

 

半田付け作業便利ツールの自作記事はこちら

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