
今日はワテお勧めの小型卓上ボール盤を紹介したい。
有限会社サカイマシンツールの卓上ボール盤 MD-1 標準型だ。
MD-1 標準価格¥49,000
なので安くは無い。
と言うか、ホームセンターなどではボール盤の安いやつなら一万円以下でも売っているのでかなり高い価格だ。
では本題に入ろう。
サカイマシンツール 卓上ボール盤 MD-1 標準型
実は、ワテも過去に一台使っていた。
確かもう二十年くらい前の事だ。
同じ価格で標準型とハイスピード型の二種類がある。
ワテは標準型を持っていた。
MD-1標準型とMD-1Hハイスピード型の比較
MD-1標準型とMD-1Hハイスピード型の比較をしてみる。
MD-1 標準型 | MD-1H 回転数ハイスピード型 | |
取付ドリル径 | φ0.5mm~φ6.5mm | 左同 |
振り | φ220mm | 左同 |
主軸上下移動量 | 45mm | 25mm |
テーブル作業面の大きさ | 170mm×170mm | 左同 |
主軸端面よりテーブル上面 までの最大距離 |
215mm(ドリルチャック端面からテーブル上面までの最大距離は180m m) | 左同 |
主軸端テーパー | ジャコブスNo.1 | 左同 |
主軸回転数 | 約850、1150、1550,1700、2300、3100rpm 変速方法はベルト掛け替え6段 |
約8000、12000rpm 変速方法はベルト掛け替え2段 |
モーター | 単相100V 入力110W | 左同 |
外寸 | 170mm×315mm×435mm | 170mm×315mm× 395mm |
重量 | 約5.4Kg | 約5.3Kg |
標準価格 | ¥49,000 | ¥49,000 |
表 MD-1標準型とMD-1Hハイスピード型の比較
引用元 サカイマシンツールさんのサイト
両機種は回転数の違いだけでなく、主軸上下移動量も違うので少し注意が必要だ。
ハイスピード型の場合、8000回転あるいは12000回転もの高速なので、まさに高速型なのだが、普通の用途には標準型のほうが使い易いだろう。
こんなハイスピード型のボール盤は何に使うのだろうか?
興味深々だ。
ワテが実際にMD-1標準型を使った感想
サカイマシンツール 卓上ボール盤 MD-1 標準型は、一見、とってもコンパクトで頼りなさそうな印象を受けるのだが、実際に使ってみるとモーターのパワーも十分強く、厚い金属板にも軽々と穴を開ける事が可能だ。
ワテの場合、オーディオアンプ製作でアルミシャーシの穴あけ加工にこのサカイマシンツール卓上ボール盤MD-1標準型を使うことが多かった。
シャーシ加工では、M3ネジ用にΦ3.2の穴開けや、あるいはスイッチやボリューム取り付けならΦ8~10くらいの穴開け作業が多い。
あるいは、放熱のためにアルミシャーシ底面に通気孔を開けたい場合もある。その場合には、直径10ミリ~50ミリくらいの大穴を開けたい場合もある。
このMD-1のドリルチャックは最大でΦ6.5までしかチャック出来ないので、それより大きな穴を開けたい場合にはタケノコドリルを装着して使っていた(あまり良い使い方では無いかもしれないが)。
そう言う場合でも、パワフルなモーターの力で軽々と穴が開くのだが、あまり無理して一気にやると、ゴムベルトが外れる事もある。
まあ、そんな荒っぽい使い方は皆さんはやらない方が良いと思うが、そんな風に酷使しても全く問題なく正常に動作する頼もしい奴だった。
ちなみにワテがこのサカイマシンツール卓上ボール盤MD-1標準型を使って作成したのが、金田式A級30WステレオDCパワーアンプだ。
この記事で紹介している。

その後、この金田式A級30Wパワーアンプはレストアして、A級15Wパワーアンプに作り変えた。
現在ではワテのオーディオ環境で主役として日常使いしている。
A級アンプなのでスイッチングノイズやクロスオーバー歪が無く、良い音で鳴っている。
非常にクリアーで変な色付けの無いワテお気に入りのアンプだ。
MD-1はネット通販でも入手可能
サカイマシンツールなどのボール盤をネット通販で購入したい人の為に、便利なショッピングサイトを作成した。
何が出来るかと言いますと、
Amazon.co.jp
楽天市場
ヤフーショッピング
の三つのショッピングサイトを同時検索して、商品を価格の安い順に表示出来ると言う、お買い物支援サイトです。
「最安価格サーチ」で、
「卓上 ボール盤 」をかなり安値で探したい人は こちらから>
「卓上 フライス 」をかなり安値で探したい人は こちらから>
「卓上 旋盤 」をかなり安値で探したい人は こちらから>
もしお使い頂きまして何かご不明な点、改善案などありましたらお知らせ下さい。
MD-1Hをネットで買う
もし高速型を買いたい場合は、もちろん高速型MD-1Hも同じく売っている。
「サカイマシンツール MD-1H 」をかなり安値で探したい人は こちらから>
MD-1 標準型とMD-1H 回転数ハイスピード型は見た目も殆ど同じだが、標準型の場合には上部の黒いカバーに大きな突起がある。
コピー商品には要注意
このサカイマシンツールの卓上ボール盤 (MD-1, MD-1H) の写真をネット検索すると、サカイマシンツール純正品の本体が緑色の写真と、少し黄緑色っぽい写真との二種類がヒットすると思う。
ワテが実際に買った経験で言うと、実物の色はどちらかと言えば冒頭の写真のような緑色に近いと思う。
あくまで根拠の無いワテの推測だが、たぶん昔は黄色が強めの黄緑色の塗装をしていたのかもしれない。
それが、いつからか緑色の塗装に変わったのかもしれない。
まあ、ボール盤としての性能が良ければ緑でも黄緑でもどっちでもいい。
なお、注意事項としてはサカイマシンツールのボール盤によく似た海外製コピー商品もあるので要注意だ。
ワテの経験では、サカイマシンツールのボール盤は少々値段は高いが値段に見合った高性能なボール盤だと思う。モーター回転も静かで安定していてトルクもあり、ドリルの軸ブレも非常に少なく加工精度も良い。
狭い部屋に一台置くなら、このくらいの小型コンパクトなボール盤がお勧めだと思う。
まとめ

ワテのMD-1はその後、事情があって手放した。
当記事ではサカイマシンツールさんの有名な小型卓上ボール盤MD-1標準型に関して紹介した。
実売価格で4万円前後なので安くはないが、小型で精度も良いのでお勧めだ。
なお、その後、サカイマシンツールさんは2025年1月31日に廃業したとの事だ。
残念。
なので、もし幸運にも流通在庫に巡り合うことが出来れば新品を購入できる可能性はある。
あるいは、ヤフオクなどのオークションサイト、中古工作機器販売のサイトなどを検索すれば中古品として入手できる可能性は高い。
サカイマシンツール小型卓上ボール盤MD-1標準型は有名なボール盤なので、未だに人気が高いので、地道に探せば良品に巡り会える確率は高い。
ワテの場合は、その後アシナのボール盤を購入したのだが、その結果、狭い作業部屋が益々手狭になったので、サカイマシンツール小型卓上ボール盤MD-1標準型は泣く泣く手放したのだ。
良い製品だったので、中古品で良いから再度入手したい気持ちもある。
(続く)
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