【ワレコの電子工作】ぺるけ式ミニワッターをPCBWay製ケースに移植完了【後半】

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ワレコ

今日は寒いなあ。

温度計を見ると20℃前後だ。

さて、ぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)のシャーシリニューアルプロジェクトであるが遂に完了したのだ!

PCBWayさんに発注していたアルミパネル(レーザー切断加工)が届いたので、そのアルミパネルを使ってシャーシを自作した過程はこちら↴

旧型木製シャーシの中身をこの新型シャーシに移植する作業の前編記事はこちら↴

当記事は移植作業の後編記事であり、無事に移植作業が完了した。

その完成写真を紹介しよう。

写真 新型シャーシに移植完了したぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)

どう!?

いい感じでしょ!!

では、本題に入ろう。

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スイッチング電源を新型シャーシに取り付ける

下写真のスイッチング電源はジャンク品として数百円で購入したやつだ。

写真 このアンプに使っているスイッチング電源(出力DC24V/4.5A、±20%程度出力電圧可変)

このスイッチング電源は、新型シャーシには両面テープで貼り付けているw。

まあ底板にネジ穴を開けてM3皿ネジなどで強固に固定しても良いのだが、穴開け作業は面倒だし底板に穴が開くと見た目が悪いので不採用。

最近のワテのオーディオ機器自作では、接着剤・両面テープ・貼り付けボスが大活躍している。

ワテお勧めの三点セットはこれだ↴

これらの接着剤・両面テープ・貼り付けボスを使うとネジ穴など開けなくてもオーディオ機器を簡単に自作出来るのだ。

 

下写真のようにACインレットやヒューズホルダーをスイッチング電源のAC100V入力端子に配線した。

写真 スイッチング電源や電源コネクタ周りの配線を完了

スイッチング電源のAC100V入力端子は5ピンのVHオスだ。5ピンだが、一つ置きに使われているので実質3ピンだ。

下写真はフロントパネル側に取り付けた電源スイッチ(照光ロッカースイッチ)周りの配線だ。

写真 フロントパネルのロッカースイッチ周りの配線

上写真において、右端に見えているアルミパイプの中を、リアパネルから来たAC100Vの二本の電線を通している。

アルミパイプを使った理由は、見た目がスッキリするから。それとACケーブル由来のハムノイズを遮蔽する効果も少しは期待したのだが、効果は不明だ。

入力RCA端子や出力スピコン端子の配線作業

下写真は、旧型木製シャーシで使っていた入力端子のXLR5ピンメスと基板側の接続コネクタだ。

写真 旧型木製シャーシで使っていた入力端子のXLR5ピンメスと基板側の接続コネクタ

新型シャーシではこのXLR5メスキャノンコネクタは使わないが、ピンヘッダを利用して自作している基板側コネクタは再利用する事にした。

ただし、このモガミ四芯シールド線の寸法が少し短かったので下写真のように延長した。

写真 モガミ 2799 4芯コンソール配線用ケーブルを継ぎ足す(超貧乏性か)

まあ継ぎ足したりせずに新たに作り直し案も検討したのだが、ピンヘッダを使って自作しているコネクタ部分を新規に作り直す手間を考えると継ぎ足すほうが簡単かなと言う判断だ。

このシールド線は、モガミ 2799 4芯コンソール配線用ケーブルだ。

ワテがこのモガミ 2799 シールド線を気に入っている理由は以下の通り。

  • メーター当たり200円前後なので、そんなには高く無い
  • 四芯シールド線なので、XLR5(1:GND, 2:L+, 3:L-, 4:R+, 5:R-)キャノンコネクターの配線には最適
  • 四本の芯線は青、透明、赤、黒の色なのでワテの場合には青L+、透明L-、赤R+、黒R-に割り当てると分かり易い
  • 四本の芯線は26AWGで素線が物凄く細くて多数の素線があるので電気信号を良く通る気分がする(ワテの場合)
  • 2芯シールド線として使う場合は(透明+赤)と(黒+青)で撚り合わせて2極ケーブルとして使う(スターカッド撚り接続)
  • 芯線の被覆が熱に強いので、半田ゴテを長時間当てても被覆が溶ける事が無い
  • 灰色の外側被覆はカッターで軽く切り込みを入れると、綺麗に抜き取れる
  • 灰色の外側被覆を剥がしたら露出するシールド線が網目構造では無くて、細かい多数の素線が巻き付いている構造なので、シールド線が不要なら簡単に切り取れる。
  • 切り取ったシールド線は金田式の7本撚りなどの加工をすれば再利用可能
  • 直径がΦ3.2と細いので扱い易い
  • 適度に硬いので、配線後にはフニャフニャとはグラつかない
  • やっぱり最上電線(MOGAMI)と言うブランドに痺れる(プロの音楽関係者の定番ケーブルなので)

などかな。

自作オーディオ機器の内部配線材には最適だと思う。

下写真のように熱収縮チューブを被せて無事に延長できた。

写真 MOGAMI 2799 4芯コンソール配線用 ケーブルを延長した

なお、4芯は上写真のように左ch(青白)、右ch(赤黒)と割り当てて、2ピンピンヘッダコネクタに配線している。念のためにシールド線も黒色熱収縮チューブを被せて同じくピンヘッダコネクタに取り出している。

このMOGAMI 2799 4芯コンソール配線用 ケーブルを使って紅白2個の入力RCAジャックに下写真のように半田付けした。

写真 入力紅白RCAジャックの配線や出力スピコン端子の配線の様子

上写真のように紅白二つのRCAジャックの二枚のアース電極と、左右のアース電線はまとめて半田付けした。

シールド線はどこにも接続していない。それで良いのかどうか分からないw

と言う事で、下写真のように移植作業がほぼ完了した。

写真 新型シャーシにほぼ移植完了したぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)

なお上写真では、BASS BOOST回路切り替えトグルスイッチと基板までの配線が短いのでトグルスイッチはフロントパネルには取り付けていない。

その部分はこの後でリレー式に改良する。

白光HAKKO 半田付けステーションFM-206は便利

なお、シールド線の延長作業や配線作業では多数の熱収縮チューブを使った。

これらの作業には、今年の正月に思い切って購入したHAKKO FM-206半田付けステーションが活躍した。

写真 ハンダゴテ(左)とホットエアー(右)

このHAKKO FM-206半田付けステーションは、三本のコテ先が付いている。

HAKKO FM-206には標準では、

  • 半田ごて(別売りT12シリーズコテ先が取り付け可能。数十種類ある。)
  • ホットエアー
  • リワーク用ホットツイーザー

が付いている。

この半田付けステーションを購入する前は、熱収縮チューブを収縮させる時には100円ライターで炙っていたのだが、ピンポイントで目的の箇所を炙るのは難しい。その結果、ケーブル被覆を溶かすとか焦がすなどの失敗も多い。

それがこのHAKKO FM-206半田付けステーション付属のホットエアーノズルを使えばピンポイントで狙って熱する事が出来るので、作業性が格段に向上したのだ。

少々高い買い物では有ったが、電子工作を長く趣味としてやるならお勧めしたい製品だ。

例えばある程度良いトランスや真空管を使って真空管アンプを一台自作するとなると、部品代だけでも10万円を超えるだろう。ワテはそんな高額な機器は自作したことは無いが。

そんな高級オーディオ機器を自作している人ですら、使っている半田ごては何十年も昔に購入したgootやHAKKOの1000円のニクロム線式半田ごて!なんて言う人も多いだろう。

電子工作をやるなら最低でも温調式のセラミックヒータータイプの半田ごてを使うほうが、作業性は良くなると思う。

下写真がワテが電子工作用の作業机の上で使っているHAKKO FM-206だ。

写真 HAKKO FM-206の半田ごて(左)、ホットエアー(右)、リワーク用ホットツイーザー(奥)

HAKKO FM-206の半田ごてマルチステーションの本体を下写真に示す。

写真 HAKKO FM-206の半田ごてマルチステーションの本体

このHAKKO FM-206の半田ごてマルチステーションは、電源投入後にわずか10秒程度で設定の350度に達する。

使いたい時に直ぐに半田付け出来るのだ。

アンプ試験ワークベンチで動作確認する

BASS BOOSTスイッチ部分は未完成だが、それ以外の部分は移植完了した。

そこで早速アンプの性能を計測してみた。

使うのは先日自作したぺるけ式の「アンプ試験ワークベンチ」だ。

写真 実体顕微鏡左横にある白い機器が「ぺるけ式アンプ試験ワークベンチ」

左右チャンネルの波形には大きな違いは無かったので、以下の波形は左右どっちか忘れたw。

まあそんな杜撰な測定は失敗の元だがw

1KHz方形波入力

写真 1KHz方形波入力(上)、スピーカー出力(下)、負荷無し(Open)

2VP-Pの入力信号に対して、出力は14VP-Pくらいかな。

下写真はBASS BOOSTを入れてみた。

写真 1KHz方形波入力(上)、スピーカー出力(下)、負荷無し(Open)、BASS BOOST有

10KHz方形波入力

アンプ試験ワークベンチでは、下写真にあるLoad/Open切り替えスイッチでアンプの負荷の有無を切り替えられる。かつワテの場合には負荷は5Ω/10Ωを切り替えられるようにしている。

写真 ワテ自作のアンプ試験ワークベンチで負荷切り替えスイッチの部分拡大

このアンプ試験ワークベンチで使っているアンプ負荷用メタルクラッド抵抗はオーディオ用無誘導型のタイプを使っている。たまたまジャンク屋で入手したやつだ。

入力信号を10KHzに変更した。

下写真は負荷無しの場合のスピーカー出力波形だ(写真下)。

写真 10KHz方形波入力(上)、スピーカー出力(下)、負荷無し(Open)、BASS BOOST無し

次に、負荷(Load)を 5Ωにしてみた。

写真 10KHz方形波入力(上)、スピーカー出力(下)、負荷5Ω(Load)、BASS BOOST無し

上写真を見ると、立ち上がりと立下りで角が丸まっている。まあこんなもんか。

100KHz方形波入力

次は100KHzのパルス応答だ。

下写真は負荷無しの場合。

写真 100KHz方形波入力(上)、スピーカー出力(下)、負荷無し(Open)、BASS BOOST無し

上写真を見ると、モニターしている入力波形自体が既にオーバーシュート気味だ。あかんがな。

たぶんアンプ試験ワークベンチ内の多数の配線が銅単線剥き出しで空中配線で互いに立体交差しているなどの影響かもしれない。

出力波形は立ち上がり、立下り共に1µsくらいの遅れがあるぞ。

アンプのスピーカー出力からアンプ試験ワークベンチまでの配線は写真には撮っていないが、自作のスピコンスピーカーケーブルで接続している。

 

写真 スピーカー出力端子にスピコンを接続している様子

左右チャンネル共に定番スピーカーケーブルCANARE 4S6を約3メートルくらい使っているのだが、もう少し短いケーブルで測定すれば測定結果がどうなるか気になるが測定しなかった。

単なる手抜きだw

まあ必要なら再測定すれば良いし。

下写真は5Ω負荷を入れてみた。

写真 100KHz方形波入力(上)、スピーカー出力(下)、負荷5Ω(Load)、BASS BOOST無し

上写真を見ると、出力波形はかなり鈍って(なまって)いる。まあ100KHzなんて領域はワテには聞こえないのでこの辺りの特性はあまり意味はないかなと思う。

出力DCオフセット電圧を測定する

無信号時にスピーカー出力端子部分のDCオフセット電圧を測定してみた。

写真がピンボケ気味だが、まずは左チャンネル出力を測定。

写真 左スピーカー出力端子のDCオフセット電圧を測定中

その結果、172μVとなったのだが、ほんまかいな。そんなに小さな値になるか?

写真 左スピーカー出力端子のDCオフセット電圧が 172μV

良くても10ミリボルト前後くらい、悪ければ数百ミリボルト程度のDCオフセットはあると思ったのだが、172マイクロボルトは小さすぎる気がする。

測定間違いかな。

次は右チャンネルの計測結果。

 

写真 右スピーカー出力端子のDCオフセット電圧が 716μV

716μVなので左の172μVよりは大きいがそれでも1mV以下だ。

何だかおかしい。

まあ、暫く使ってみて時間が有る時に再計測してみたい。

と言う事で、大きな問題も無く動いている感じ。

写真 BASS BOOST機能以外は正常動作が確認出来た

BASS BOOST機能をリレーで改良する

さて、残す作業はBASS BOOST機能だ。

今流行りのBIG BOSSとの関係性は不明だ。

まあワテの場合は、通常はBASS BOOSTは無効化しているのでこの機能は無くても良いのだ。でもまあぺるけさん製作例に忠実に作成したかったのと、どんな音になるのか確認する為の実験的な意味合いも込めてBASS BOOST機能も付けてみたのだ。

下写真がリレーを使って改良したBASS BOOST制御回路だ。

写真 リレーを使って改良したBASS BOOST制御回路

2極双投のNKK製トグルスイッチはそのまま流用する。

上写真で左端の赤黒ケーブルにはVH電極を付けて、それはスイッチング電源のVH8ピンの空いているDC19.5Vコネクタとアースに接続する。

トグルスイッチはその電源の両切りに使う。

リレーは2C接点を持つDC9Vリレーで、電源を切っている時にはBASS BOOSTを無効化したいので、リレーのB接点側つまりノーマリークローズ(NC)接点側にアンプ基板から出ているBASS BOOST2芯電線を接続する。

トグルスイッチを上に倒すとリレーコイルが通電するので、B接点はオープンとなり、BASS BOOSTが有効化される。

この時同時にトグルスイッチ部分から表示用緑LEDにも通電するように配線しているので、BASS BOOST有効化時には緑LEDが発光するのだ。

完璧だ!

なお、使ったリレーはこのぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)の電源回路にも使われている941H-2C-9Dと言うタイプで秋月電子で売っている。

9V小型リレー 接点容量:2A 2回路C接点 941H-2C-9D
[941H-2C-9D]
発売日 2007/08/28
メーカーカテゴリ HSIN DA PRECISION CO., LTD.
HSIN DA(シンダ)プレシジョン製 高感度小型リレー

■主な仕様
・コイル電圧:9V
・コイル電流:16.7mA
・コイル抵抗:540Ω
・感動電圧:7.2V
・開放電圧:0.45V
・接点構成:2C

引用元 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-02004/

このリレーを予備に買っていたのでBASS BOOST制御基板にはそれを使った。

ただしリレーはDC9Vで駆動する必要があるが、アンプの電源出力はDC19.5Vなので困った困ったこまどり姉妹。

そこで幾つかの案を検討した。

  • 三端子レギュレータで19.5Vから9Vを作る案(無駄な電力を消費するが)
  • 降圧型DC-DCコンバーターを自作して19.5Vから9Vを作る案(即席で自作して動くか疑問)
  • ジャンク屋でDC9VのACアダプターを100円くらいで買ってくる案(ケース内に入らない)
  • 9Vリレーではなくて20Vリレーを探して買う案(24Vならあるが20Vは殆ど無い)
  • 6Vリレーを3直列にして使う案(悪くはないが無駄にリレーを使いたくない)
  • 19.5V電圧をツェナーダイオードで10.5V電圧降下させて9.0Vを作る(これにした)

と言う事で、ヘンテコな案しか浮かばなかったが最後の案(ツェナーダイオード式)を採用した。

そこで手持ちのツェナーダイオードの中から5.1Vと6.8V(ともに1Wタイプ)のやつがあったので直列に接続してリレーコイルに実験用定電圧電源で19.5Vを通電してみた。

写真 ツェナーダイオード5.1Vと6.8Vを直列接続してリレーコイルに19.5Vを通電実験中

その結果、無事に動作したのでこの方式でリレー式制御基板を作成したのだ。

完成したリレー式BASS BOOST回路制御基板は下写真のサイドウッド内側に貼り付けている。ここでも貼り付けボスが大活躍。

写真 リレー式BASS BOOST回路制御基板を貼り付けボスでサイドウッドに固定した

貼り付けボスは強力なので、これくらいの小型基板なら一個の貼り付けボスだけで十分に支える事が可能だ。

その拡大写真を下に示す。

写真 リレー式BASS BOOST回路制御基板を貼り付けボスでサイドウッドに固定(拡大)

この基板と各部との配線もコネクタ式にしているので、将来的に分解する作業も簡単に出来るのだ。

やはりオーディオ機器はコネクタを使って分解可能にしておくのが良いと思う。

オーディオ自作マニアの中には接点を嫌って殆ど全ての配線を半田付けで行う人もいる。

まあ人それぞれなのでそう言う方向を目指す人に対してはワテは何とも思わないが。

と言う事で下写真のようにフロントパネルのBASS BOOST部分が完成した。

写真 フロントパネルのBASS BOOST切り替えスイッチ(OFFの状態)

BASS BOOST切り替えトグルスイッチを上に倒すとブースト機能が有効化されると同時に緑LEDが光るのだ。

写真 フロントパネルのBASS BOOST切り替えスイッチ(ONの状態)

完璧や。

寛平や。

アヘアヘアヘアヘ

 

下写真のようにワテ自作のサイドウッドには、知らないうちに傷が付いた。

写真 サイドウッドの角が剥がれた

まあ測定作業中に何かぶつけたようだ。

この修理の為にだけ塗装するのは面倒なので、次回何か作品を塗装する時に一緒に塗るかな。

新型シャーシに移植したトランジスタミニワッターPart5(19V版)の紹介

大きなトラブルもなく、無事に移植作業が完了した。

写真 新型シャーシに移植完了したぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)フロント内側

今回の移植作業を振り返ってみると、アルミヒートシンクを金切り鋸で切断する作業が最も苦労した作業かな。

ワテの場合、金属加工が嫌いなのだ。切り屑が出るし、手作業でヤスリ掛けしても真っ直ぐに仕上げるのは難しいし、時間を掛けて作業しても結局は見栄えの悪い物しか出来ないので。

その次に苦労したのがBASS BOOST回路のリレー式制御基板の作成かな。この部分は移植作業の最後までどの方式でやるか決まらなかったのだが、ツェナーダイオード式に決定したら1時間くらいで完成した。

写真 新型シャーシに移植完了したぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)リア

 

写真 新型シャーシに移植完了したぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)リア内側

そして下写真がゴールドアルマイト加工の297x210x2tのアルミ天板を載せた状態だ。

写真 ゴールドアルマイト加工の297x210x2tのアルミ天板を載せた完成形

天板はネジ固定していない。まあ自作機器なので自分しか使わないし、ちょっと何か計測したい場合にはドライバーが無くても天板を外せるほうが便利なのでそうしている。

新型シャーシに移植したトランジスタミニワッターPart5(19V版)を設置する

いよいよリニューアルしたぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)をワテのPCオーディオ環境に組み込む。

下写真のように平衡差動型プリアンプ(XLR5ピンオス出力)と接続する為のケーブルを自作した。

写真 平衡差動プリ出力(XLR5オス)と接続する為のケーブルを自作した

この接続ケーブルは上写真のようにXLR5オス出力端子を備えた平衡差動プリと接続する為に一端はXLR5メスになっている。

反対側は紅白のRCAプラグだ。

ケーブルの分岐部分を綺麗に仕上げる為に、3Dプリンタでカバーを印刷してM3ネジで固定してみた。

即席で作ったのだが、案外いい感じに仕上がったと思う。

なお、使ったケーブルはXLR5ピンから分岐部分までは4芯シールドのMOGAMI(モガミ)2534 Blackだ。

RCAプラグから分岐部分までの10cmほどの短いケーブルは同じく1芯シールドのMOGAMI(モガミ)の2510か2511だと思うのだがどっちか分からないw

手持ちに10cmほどの短いのが有ったのでそれを使ったのだ。物凄く硬いので曲げ辛い。

モガミのケーブルは似たような番号のやつが沢山あるので訳分からん。

まあワテの場合は、自作オーディオの製作で配線材はRCA端子から基板まで20cmくらいしか使わないのでたぶんどんな電線で配線しても音に対する影響は殆ど違わないと思うのだが。

 

下写真のように今回製作したアンプは片手でも持てるくらいの重さと大きさなので、左手でアンプ筐体を持って右手でリアパネルに配線出来る。

写真 リアパネルに刺さるコネクタは脱着やり易いタイプを選んでいる

上写真のようにリアパネルに刺さるコネクタは、2極ACメガネインレット、4極スピコン、RCAプラグなど簡単に脱着できるタイプを選んでいる。

特にスピーカーケーブルは、一般的なネジ止めするやつだとケーブルの脱着がやりにくいのでワテは嫌い。その点、NEUTRIKのスピコンならロック解除して45度ほどひねるだけで簡単に脱着出来るのが嬉しい。

下写真のようにPC作業机の奥に設置しているスチールラックの棚の上にぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)を設置した。

写真 PC作業机奥のスチールラック棚上にぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)設置

なお、元々その位置にはラッチングリレー式スピーカーセレクターを設置していた。

そのスピーカーセレクターはネオジュウム磁石を付けているので、上写真のように棚板裏に貼り付けたのだ。完璧な設計と言っても良いだろう。

下写真が設置完了した完成形だ。

写真 PCオーディオ環境に組み込んだぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)

上写真では電源スイッチ(照光ロッカースイッチ)を投入して、BASS BOOSTスイッチもONしている。

照光ロッカースイッチの緑LEDとBASS BOOST表示用緑LEDも電流を少な目に制限しているので、控え目な光量だ。

アンプのアルミヒートシンクの温度を計測する

このアンプの唯一の懸案事項が発熱だ。

ぺるけさんオリジナルの通りに作成すると、ヒートシンク温度は70度以上にもなった。

そこでワテはアルミ素材を利用して大型ヒートシンクを自作したのだ。

その結果、天板無しで40度後半、天板有りでも50度前後まで温度を下げる事に成功した。

今回の新型シャーシでも発熱は気になるので早速デジタル温度計を使ってヒートシンクの表面温度を計測してみた。

写真 温度センサーはアルミヒートシンクに貼り付けて温度計測中

その結果、下写真のように天板を付けてもヒートシンク表面温度は50度くらいで安定している。

写真 無事にワテのPCオーディオ環境に組み込んだぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)with 新型シャーシ

天板付きで50度程度なので、これなら30x30mmDCブラシレスファンを取り付け無くても良さそうだ。

ただし今日は寒いので、暑い夏場なら60度を超える可能性はある。まあその時はその時だ。

ゴム足を付けた

その後、シャーシの底板にゴム足を付けた。

下写真のようなゴールドのやつがオーディオ機器のインシュレータとして良く使われている。

ワテの場合は、下写真のような防振ジェルマットを底板の四隅に貼り付けた。

このジェルは素材自体が粘着質なので、保護シートを剥がしてそのまま貼り付ければくっ付くし、必要なら剥がせる。

なお、ジェルのもう一方の側の保護フィルムも剥がしてしまうと設置した棚板にもジェルが貼り付いてしまう。

なので、ワテの場合は片側の保護シートのみ剥がしてアンプ底板に貼り付けて、反対側の保護シートはそのまま剥がさずに付けたままにしている。

まとめ

ワレコ

無事に新型シャーシへの移植が完了した。

PCBWay製の黒色アルマイト加工パネルにはレーザー刻印加工で文字入れもしてある。

その結果、超一流オーディオメーカー製に勝るとも劣らない素晴らしいパワーアンプが完成したのだ!

当記事は、Fusion360で設計してPCBWayさんに発注したアルミパネルを使って自作したオーディオシャーシにぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)の中身を移植する記事の後編だ。

無事に移植作業が完了した。

なお、PCオーディオ環境で使っているのでワテの耳からスピーカーまでは60cmくらい。

旧型木製シャーシの時と比較して、新型アルミシャーシに入れたこのアンプの方が若干ではあるが、残留ノイズが大きいような気がする。

でも計測器で測定して比較した訳では無いので真偽のほどは不明だ。

あるいは新型アルミシャーシに組み込んだ直後なので、ノイズが気になるので単にワテがノイズに敏感になっているだけなのかもしれない。

もう少し使ってみて、気になるようであれば再度アンプ試験ワークベンチなどで計測してみたい。

2021年11月20日(土)
その後の調査で、ノイズの原因は前段のぺるけ式平衡差動プリアンプから来ている事が判明。ぺるけ式トランジスタミニワッターPart5(19V版)の入力端子をショートするとノイズは消えたので。
一方、ミニワッターと平衡差動プリ接続状態で、プリ内蔵の秋月USB-DACに接続しているUSBケーブルを抜くとノイズは消えた。と言う事はノイズの原因はパソコンからUSBケーブルを伝わってデジタルなノイズが来ている感じ。要調査だ。

さらにその後の調査で原因が判明した。
新型シャーシをアンプ基板のアースと接続していなかったのが原因だった。

プリント基板や金属加工の外注がお勧め

オーディオ機器の自作は楽しい。過去には自作途中で上手く行かずに断念した機器も幾つかある。

最近ではPCBWayさんに専用基板を発注して自作するので、配線間違い、半田付け不良などは皆無だ。

その結果、ほぼ確実に目的とする電子機器を自作出来るようになった。基板の外注は最低でも三千円弱は掛かるが、費用対効果を考えれば専用基板を使うとほぼ失敗せずに回路を完成出来ると思えば三千円くらいの投資は高くはないと思う。

そして、金属加工もアルミパネル一枚に穴開け加工、アルマイト色付け加工、レーザー刻印加工やシルクスクリーン印刷で文字入れまでやって貰っても五千円前後で可能だ。

これらの便利なサービスを組み合わせる事によって、個人利用者ですら完成度の高い電子機器を完成させられる時代になったのだ。

今後はAVR・PICマイコン系の比率を増やしたい

なお、ワテの場合はミニマリストを目指しているので、オーディオ機器を沢山作っても使わないのは勿体ない。なので今後は気に入ったオーディオ機器のみ残して使わない物は処分するなど予定している。オーディオ系自作に関しては今まで一度も作った事が無い真空管アンプの製作を来年辺りには挑戦してみたい。

その後は電子工作はオーディオ系は減らして、AVRやPICマイコン系の比率を増やしたいと思っている。

いずれにしてもプリント基板やシャーシ加工の外注はとっても便利なので皆さんにもお勧めしたい。

PCBWay公式サイトはこちら

(完)

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