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【ワレコのDIY】サンハヤトはんだシュッ太郎の置台を自作した【コード巻き取り機構付き、半田ゴテにも使える】

この記事は約14分で読めます。
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ワレコ

この所、木工DIYばかりやっている。

万力を台座に固定したり、小型グラインダーを台座に固定したり。

主に木工DIYの作業環境を改善するのが目的だ。

でも電子工作もやりたいので、電子工作関連のDIYもやった。

それが今回紹介する「サンハヤトはんだシュッ太郎の置台」製作プロジェクトだ。

作業時間は延べ一時間くらい、費用ほぼゼロ円で良い作品が完成した。

では本題に入ろう。

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サンハヤトはんだシュッ太郎や世の中の半田除去ツール

ワテが電子工作する際に、プリント基板の半田除去に使っているのが下写真のサンハヤトはんだシュッ太郎だ。

このはんだシュッ太郎の使い方としては、手動式のポンプを手で押し込む。

そして、先端が筒状になっている金属製の吸い込み口を半田除去したい箇所に押し当てると半田が融ける。

その瞬間にボディにあるボタンを指で押すと、押し込んでいるポンプがバネの力で押し戻されて吸い込み口から溶けた半田がポンプの中に吸い取られるのだ。

単純な構造だけれど、半田除去ツールとしてはなかなか使い易いと思っている。

まあ要するにサンハヤトはんだシュッ太郎は、下写真の手動ポンプ式のスッポンと

下写真の45Wクラスの半田ゴテを合体したような製品だ。

ただし、半田ゴテのコテ先が筒状になっているのが半田シュッ太郎だ。

 

本当なら下写真のような本格的な電動ポンプ式の半田除去ツールが欲しいところではあるが。

あるいは本格的なステーション型の半田除去ツールなら下写真のようなのもある。

まあ、ワテの場合は現状では半田シュッ太郎があるのでこんな高級半田除去ツールは無くてもやっていける。

だいたいワテが半田シュッ太郎を買ったのが数年前。それまでは、下写真の吸い取り線を使っていた訳だし。

ワテの場合は幅3mmの吸い取り線が好みだ。下写真のやつは3mm幅x1.5mだ。

この手の消耗品はどうせ定期的に購入するわけなので、それなら長いやつを買っておく方が結果的には割安だ。下写真のやつは3mm幅x20mだ。

ワテは今でも半田シュッ太郎も使うし吸い取り線も使う。

サンハヤトはんだシュッ太郎の置台製作

さて、前置きが長くなってしまったが、はんだシュッ太郎は大型の半田ゴテくらいの大きさがあるのでしっかりとした台に固定しておかないと火傷や火災の危険性すらある。

それにもかかわらず、ワテの場合は現状では、はんだシュッ太郎はちゃんとした台に載せて使うのではなくて、作業台の上に小板を置いてその上に仮置きするなどの危なっかしいやり方をしている。

あるいは、スチールラックにマグネットフックを貼り付けて、はんだシュッ太郎のケーブルを引っ掛けて吊るすなどする事もある。

こんなやり方では全く駄目だ。

と言う事で、木工DIYではんだシュッ太郎の置台を自作する事にしたのだ。

まず最初に完成写真を紹介しよう。

写真 ワテ自作の「はんだシュッ太郎の置台」完成写真

この置台の特徴としては以下の通り。

  • 端材利用なので材料費はほぼゼロ円
  • タイトボンド接着のみで作成、ネジ・釘類は未使用
  • ACコード巻き取り収納が可能

などか。

さっそくその作成過程を写真で紹介しよう。

まず、2×4端材を台座に使うので手頃なやつを端材を溜め込んでいるプラスチックコンテナボックスから探してきた(下写真)。

写真 はんだシュッ太郎置台の台座に使う2×4材端材(少しペンキが付いている)

この端材は以前に何かの作品を塗装した時に台に用いたやつなので、ウォルナット色の塗料が付着している。

そこで、手押しカンナ盤を使って表面を削ることにした。

ワテの作業部屋は狭いのでRYOBI手押しカンナ盤は作業台の上には常設出来ない。

下写真のようにキャスター付き台座に載せて普段は作業部屋の奥に仕舞っているのだ。

写真 キャスター付き台座に載せて作業部屋の奥に仕舞っている手押しカンナ盤

残念ながらこのリョービの手押しカンナ盤(HL-6A)は最近廃版になってしまった。

なので、下写真のイリイの手押しカンナ盤がお勧めだ。

 

さて、そのRYOBI手押しカンナ盤を下写真のように作業台に載せて、2×4材端材を削る。

写真 手押しカンナ盤を下写真のように作業台に載せて2×4材端材を削る前

上写真のように、ワテは材を直接手で押すのではなくて、付属のプッシュブロックを使って押すようにしている。手押しカンナ盤はたまにしか使わないので怖いからだ。

下写真が削る前。

写真 削る前の表面は塗装の汚れがある

下写真がニ~三回削った表面だ。

写真 ニ~三回削ったら綺麗な表面が出て来た

ワテの場合はRYOBI HL-6A手押しカンナ盤の刃の切り込み深さ(0~2.5mm範囲で調整可能)は0.2ミリくらいに設定している。

なので一回の削り量が少ないので、数回削ると綺麗な表面になった。

RYOBI手押しカンナ盤には集塵ポートが付いているので、ワテ自作のサイクロン集塵システムに接続して作業した。

多少は削りカスが飛散するが、90パーセント以上くらいはサイクロン集塵機で回収出来ていると思う。

下写真のように手押しカンナ盤を片付けて作業台の上を掃除。

写真 手押しカンナ盤を片付けて作業台の上を掃除

ワテはこのトラスコのダスター刷毛を作業部屋の数箇所に釘を打って引っ掛けている。

スライド丸ノコで切断作業をした場合にも本体を手軽にダスター刷毛で掃除できるのだ。何気ない小道具だがとっても便利なダスター刷毛。

下写真のように卓上スライド丸ノコを使って2×4材の角を45度にカットする。

下に敷いているMDFボード製の台座は先日自作したもので、別記事で紹介している。

写真 卓上スライド丸ノコを使って2×4材の角を45度にカット

卓上スライド丸ノコのターンベースを45度に回転するのが面倒なので上写真のような45度板を使って材を45度カットする。

このような角度板を何種類か用意している。30度、45度、60度など。

下写真のように四隅を45度カット出来た。

写真 四隅を45度カット出来た

卓上スライド丸ノコは丸ノコよりも便利なので、木工DIYをやるなら最初に買うのが良いと思う。

さて、2×4の台座が完成したので、幾つかの端材をタイトボンドを使って貼り合わせる(下写真)。

写真 2×4の台座に幾つかの端材をタイトボンドで貼る

はんだシュッ太郎を二個の木片で挟み込んで固定する構造にしたので、上写真のように最適な隙間をはんだシュッ太郎を現物合わせして決めている。

狭すぎるとはんだシュッ太郎を抜き差しし辛いし、広すぎると安定性が悪いので、現物合わせをやるのが最良だ。

あとは上写真のようにクランプを使って固定。このクランプはBESSEYのやつだ。値段は高いけれど、それだけの価値は十分ある。

なお、今まで使っていた木工用ボンドだと、接着後に最低でも2時間以上くらいはクランプ固定する必要がある。もしそれまでにクランプを外すと最悪、位置がずれたり剥がれたりするからだ。

一方、最近使い始めたタイトボンド3の場合、接着後に1時間も放置するとかなりしっかりくっ付いている。

もう木工用ボンドは使う気がしないくらい便利なタイトボンド3だ。

 

下写真のように針葉樹合板12ミリ端材を長方形にカットして使うので卓上スライド丸ノコを使う。

上写真のMDFボード製の台座はワテ自作だ。卓上スライド丸ノコの青色樹脂の刃口板部分は金属本体から段差になっているので小さな部材はガタついて水平に置けない問題がある。

そこでMDFボードなど使って台座を先日自作したのだ。

その台座に針葉樹合板を載せて、さらにワテ自作の押さえ治具で針葉樹合板をしっかりと押さえてカットした(下写真)。

写真 ワテ自作MDFボード台座と押さえ治具を使って端の数ミリを綺麗にカット成功

その結果、上写真のように綺麗に切り取る事が出来た。

その後、この針葉樹合板を長方形にカットしておいた。

 

接着して三時間後くらいにタイトボンド3が十分に乾いたのでクランプを外した(下写真)。

写真 接着して三時間後くらいにタイトボンド3が十分に乾いたのでクランプを外した

上写真のようにタイトボンド3で貼り付けてほぼ完成形になったはんだシュッ太郎固定台座。

でも貼り合わせた幾つかの木材の側面が面一(つらいち)ではないので、手押しカンナ盤で削ってみる事にした。

再び作業台の上に手押しカンナ盤をセットして、集塵ホース、電源ケーブルなどを接続した。

写真 手押しカンナ盤ではんだシュッ太郎固定台座の側面を削る前

一回の削り量が約0.2~0.3mm程度なので、段差が無くなるまで数回削ったのが下写真だ。

写真 側面の段差が無くなるまで数回削った

上写真のように日本産の杉の赤身、2×4材端材はSPF材などの綺麗な木肌になった。

このRYOBI HL-6A手押しカンナ盤はホームセンターで市販価格の半額くらいで展示品を衝動買いしたのだが、やっぱり手押しカンナ盤は買って良かった。

さて、下写真のように全ての部材が揃った。

あとはこれらをタイトボンド3で貼り合わせる。

写真 半田シュッ太郎置台の部材が揃ったのでタイトボンド3で貼り合わせる前

これらの部材をタイトボンド3で貼り合わせる前に、手触りを良くする為に面取りをしておく事にした。

手押しカンナ盤で削ったままだとエッジの部分が直角に鋭いエッジになているのだ。そう言うのは見た目は綺麗だが、手に持つと尖ったエッジで手が痛いのでワテは嫌い。

まず、小型の手鉋を使って2×4材などの面取りをした。

上写真のようなミニ鉋を使うと小回りが利くので面取り作業などがやり易い。

あとは、下写真のようにベルトディスクサンダーを使ってエッジを削って面取りを行う。

写真 ベルトディスクサンダーを使ってエッジを削って面取りを行う

このベルトディスクサンダーも最近購入したのだが、前から欲しいと思っていたので思い切って買ったが、買って良かった。

従来なら手作業で紙ヤスリで削ったり、あるいは、仕上げサンダを使って面取り作業をしていたのだが、作業性は良くない。仕上げサンダの場合には平面の研磨作業には適しているが、部材のいろんな箇所の角を削るなどの作業では仕上げサンダを色んな角度に動かす必要があるので非常にやり辛い。

それに比べると、据え置き型ベルトディスクサンダーなら手に持った材を色んな角度に動かしながら自由に面取り作業ができるのだ。

さて、面取り作業が終わったので下写真のようにタイトボンド3を塗布して両者を貼り合わせる。

写真 面取り作業が終わったのでタイトボンド3を塗布して貼り合わせる

上写真のようにタイトボンド3は少しだけ塗った。もっと少なくても良いだろう。要するにそんなに強い力が加わるような箇所ではないので、これくらいでも十分だろう。

それにタイトボンド3は木工用ボンドに比べて高いので、節約の意味もある。要するに貧乏性のワテである。

BESSEYのクランプは抑え部分の面積が広く平坦なので下写真のように作業台の上に安定して直立するのだ。

写真 BESSEYのクランプは安定性が良いので作業し易い

もし下写真のようなクランプを使うと、上写真のように作業台の上に直立させるのは難しい。

あとは、ダイソーF型クランプも使って部材をしっかりとクランプしておいた(下写真)。

写真 手持ちのクランプを総動員して部材を接合する

木工DIYでは沢山のクランプを使う。

もし接着剤を使った接合作業中にクランプが足りないと、必ず失敗すると言っても良いだろう。

部材同士の隙間が開いたり、ずれたりと。

なので、クランプは沢山買っておくのが良い。最初から沢山買うよりも、徐々に買い揃えるのが良い。ワテの場合は最初に買ったのがダイソー200円 F型クランプ、その後E-Valueのクイックバークランプなども買った。

そんな中で、最近買ったBESSEYのユニクランプは物凄く使い易い。ドイツ・ベッセイ社のクランプはクランプの最高峰と言っても良いだろう。

即席のワテお勧めクランプ紹介コーナーはこれくらいにして、完成した置台を紹介しよう。

完成したはんだシュッ太郎置台を使う

この置台製作は、勤労感謝の日の祝日を使って作業した。

タイトボンド3が乾燥するのに2時間程度放置する必要がある。今回は二回接着したので4時間程度は乾燥時間だ。

でも実質の作業時間は一時間くらい。

写真 完成したはんだシュッ太郎置台

下写真のようにサンハヤトはんだシュッ太郎を載せてみた。

現物合わせで決めた隙間にピッタリと収まっていて、安定性も良さそう。

写真 はんだシュッ太郎を載せた状態(隙間にピッタリと収まり安定性も良さそう)

上写真で、先端部分には支えは付けずに空中に浮いている。

はんだシュッ太郎は持ち手の部分にポンプ機構などあるのでそちらに重心がある。なので、上写真の状態でも先端が下がる事はない。

でも、下写真のような普通の半田ごて置台によくある金属製の受け棒を付けても良いかなとも思う。

その辺りは少し使ってみてから必要なら追加したいと思っている。

電源コード巻き取り機構の紹介

はんだシュッ太郎は使わない時には棚に収納しているのだが、電源コードがばらけるので見た目が良くない。

そこで下写真のように電源コードは置台の周りに巻き付けて収納出来るようにしたのだ。

写真 電源コードは置台の周りに巻き付けて収納出来るようにした

使い終わった直後のはんだシュッ太郎の金属部分の温度はまだ数百度もあるが、上写真のように電源コードは木製台座の部分に巻き付けるのでコードが熱い金属部分に接触しないのだ。

完璧な設計と言っても良いだろう。

上写真の置台は半田シュッ太郎だけでなく、一般的な半田ゴテの置台としても使えるので汎用性は高い。

まとめ

ワレコ

三十分くらい横になって瞑想しながら考えたデザインだが、なかなか使い易い置台が完成した。

当記事では2022年11月23日(水)の勤労感謝の日の祝日を利用してワテがはんだシュッ太郎の置台を自作した過程を紹介した。

前々から作りたいなあとは思っていたのだがどんなデザインにするかは全く考えていなかった。

そこで三十分ほど瞑想して閃いたデザインで作ったのだが、良い作品が出来たと思う。

はんだシュッ太郎のボディの部分を二本の木片で挟み込むと言う他に類を見ない構造を採用したので、うっかりボディに手や肘が触れても簡単には脱落しないのだ。

ワテの場合、長年に渡り半田付けで電子工作をやって来たが、半田ゴテが置台から落ちて机が焦げたり、持ち手の部分の樹脂が融けたりと言ったトラブルも何度か経験している。

そう言う経験を元に、ちょっと触ったくらいでは動きにくい保持機構にするにはどんな構造が良いのかなあと考えた結果、左右から挟み込む構造にしたのだ。

なお、コードを台座に巻き付けて収納すると言うアイデアは製作中に閃いた。

そこで2×4台座の下に、一回り大きな針葉樹合板12ミリを貼り付けたのだ。

行き当たりばったりのように見えて、実は緻密に計算しながら最適解を出しながらDIYをやるのがワテのスタイルなのだ。

その結果、完璧な作品が完成したのである。

ほんまかいな!?

話変わるが、ワテが最近買って良かった物を一つ紹介しよう。

この携帯用ハンドソープは30ミリリットル入りの小型だ。

ワテの場合、ハードオフなどのリサイクル屋に行く事がある。ジャンクのオーディオ機器、工具、電動工具などを漁るのだ。

その結果、手が汚れる。でもお店によってはトイレの洗面所に石鹸を置いていない店もある。

手が汚れてベト付く感じのまま自動車のハンドルを握ると、ハンドル自体もベト付く感触があり気持ち悪い。

なので携帯用ハンドソープを車に積んでいるのだ。

30ミリリットルだと高さ10cmくらいの小型だが、車に積んでいるだけなのでもう少しサイズが大きな下写真のやつでも良いだろう。

似たような携帯用ハンドソープは沢山ある。

皆さんにもお勧めしたい。

(続く)

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DIYHobby半田付け木工電動工具
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